「三ツ石森林公園」雲海(もや)に放射状の光芒が降り注ぐ茨城県の絶景スポット

Camera : NIKON D810 | レンズ焦点距離 : 500mm(APS-C : 333mm)

茨城県かすみがうら市にある公園で、秋から冬にかけて靄と光芒の美しい光景を見ることができる。茨城県の雲海スポットとして知られている。

「三ツ石森林公園」の写真ギャラリー

三ツ石森林公園の概要

三ツ石森林公園は茨城県かすみがうら市の筑波山系・浅間山(せんげんやま)中腹にあります。公園内には「もりの小屋」「みかえりの滝」「あづまや」「アスレチック広場」「もみじ谷」などの施設や見所があります。園内には遊歩道があり、季節ごとにツツジ・紫陽花・ヤマユリなどの花々を楽しむことができます。

もりの小屋からは、かすみがうら市・霞ヶ浦・鹿島方面を一望することができます。

三ツ石森林公園の雲海(靄)の概要

三ツ石森林公園の雲海は雲海というよりは靄(もや)になります。写真を見ると分かりますが、靄に朝陽が差し込み、光芒と、木々のシルエットが美しい絶景を創り出します。

ここからの風景は畑、森林、霞ヶ浦、そして遠方の鹿島の工業地帯になります。 もやがないときは田舎の街の風景になりますが、靄が出ると風景が一変。幻想的な世界が目の前に現れます。

モヤがかかった森林に光が差し込むと墨絵のような絶景になります。 木々の間を這うように流れていく靄は本当に美しくこの地ならではの独特の風景を見せてくれます。

正面方向は霞ヶ浦と海になっており、山などの太陽を遮るものはありません。東方向から太陽の光が地上を照らすように降り注ぎます。

三ツ石森林公園 雲海(もや)撮影のアドバイス

[もやの出やすい条件]
・靄(もや)は雲海と条件は似ています。一番狙い目なのは昼と夜の寒暖差が大きい、晩秋から冬でしょう。

・湿度も重要です。霞ヶ浦が近いので水分は比較的多い場所です。しかし、前日、前々日が雨などのほうがもやの出現率は高いと思います。濃霧注意報が出た時が一番の狙い目です。


[太陽]
・11月、12月は正面より左側に太陽が昇ってきます。

・空に全く雲がない状態より、程よく雲があり、雲の間から太陽の光が差し込むような状況の方が良い写真になりそうです。

[風]
・風が強いと靄が消えてしまうので、風は無い方が良いです。

[ブレ注意]
・撮影場所となっているログハウスのテラスは下が板です。人が歩くと少し揺れるのでシャッターを切るタイミングに気をつけましょう。

[機材]
・「三脚」「レリーズ」「ハーフNDフィルター」「防寒具」はあった方が良いです。

[レンズ]
・「標準レンズ」「望遠レンズ」
迫力ある写真を撮るにはフルサイズで500-600mmぐらい欲しいところです。

駐車場情報

「下の駐車スペース」

こちらの写真が三ツ石森林公園の下側の駐車場になります。公園の案内板と3台程度車を停めることができるスペースがあります。

車で撮影場所である「もりの小屋(ログハウス)」前まで行くことができるので、矢印の方向に車で登っていきます。

上の駐車場が混雑している時にはここに車を置き、遊歩道で「もりの小屋」まで歩いて行くことができます。

林の中を歩くので、夜明け前の暗い時は怖いですね。その時は道路を歩いていきましょう。

ここまで来る間も細い道でしたが、ここから小屋までの道も車1台が通れるほどの幅になります。

三ツ石森林公園駐車場

「駐車場入口側」

三ツ石森林公園の駐車場は30台分ほどとなっていますが、もりの小屋の前・横に駐車できるのは15台程度です。

この写真の奥から入ってくるようになります。写真右側がもりの小屋になります。

「駐車場 奥側」

こちらの写真が駐車場の奥側になります。左側がもりの小屋、右側が霞ヶ浦方向になります。

駐車場には自動販売機が設置されています。自動販売機の隣には遊歩道散策用の杖が置かれていました。

この公園は遊歩道が整備されているので、ウォーキングを楽しむ人の姿も見受けられます。

撮影ポイント もりの小屋(ログハウス)


駐車場の上側に「もりの小屋」があります。2階の右側にはトイレがあり、24時間利用できるようになっています。大きなしっかりとした作りの建物になっています。

「テラス」

2回部分はテラスになっており、三脚を立てても、後ろを人が通れるだけのスペースがあります。中央部分はさらに広くなっています。

建物は頑丈に作られているので、思ったほど揺れは酷くありません。

トイレ


こちらがトイレです。(建物2階部分)

大きなトイレのマークが出ているのでわかりやすいです。夜は駐車場からトイレまで行く間の階段が暗いのでヘッドランプや懐中電灯を持って行くようにしましょう。トイレのドアを開けるとライトが着きます。

このトイレは土足禁止で、ドアを開けると、ドアの裏側にスリッパが差さっています。スリッパを利用するようにしましょう。

秋・冬の朝の太陽の位置

11月下旬の撮影時の太陽の位置です。

中央より左側から太陽が昇ってきます。

「三ツ石森林公園からの眺望と太陽の位置」

こちらは靄が出なかった日の写真です。もりの小屋(ログハウス)から見える風景になります。

位置関係がわかりやすいように左下に駐車場の柵を入れました。駐車場の手前は林になっています。その奥に畑・林が広がっています。左奥に光って見えるのが霞ヶ浦です。その奥は太平洋になります。

太陽の昇る位置は中央より左側なので、レンズを左方向に振って撮影するようになります。

「朝焼けと靄」

この日は夜明け前からうっすらと靄が出てきました。

日の出は6時半。

5時半すぎに撮影の準備をしている時には、空は真っ黒い雲に覆われ、今日はダメかな?と思いましたが、徐々に雲が薄くなってきて、良い感じになってきました。

太陽が昇る時はまだ雲が多く、雲の隙間から太陽が少し顔を出す感じでのスタートとなりました。

真っ暗なうちから靄が出ている状態が最高ですが、日の出の30分前ぐらいから徐々に靄が湧いてくるパターンも多い場所なので、日の出まで希望を捨てずに待ちましょう。


太陽が昇ると、太陽の光が強いところはオレンジ色に染まります。

気温が上昇するので、靄が多く湧いてきました。


右方向は街になっていて、建物が多くなっています。

遠くには鹿島工業地帯の工場の煙突・高圧線の鉄塔が立ち並んでいます。右側を撮影すると街に靄が流れ込んだ写真が撮れます。

「モノクロ」

Camera : NIKON D810 | レンズ焦点距離 : 600mm(APS-C : 400mm)

流れ込んだ靄が川のように見えます。

大きなマンションが靄に包まれていきます。

三ツ石森林公園からの風景はモノクロもよく似合います。


この日は雲の隙間から太陽の光が地上に降りてくるような感じになりました。

少しずつ靄のところに光の筋が見えてきました。


太陽が雲に隠れたり現れたりを繰り返します。

太陽の光が弱い時は、光芒は写りませんが、靄が漂う、墨絵のような世界の写真を撮ることができますね。

奥の方には林の中に大きな鉄塔が何本かあり、それが良いアクセントになっています。

「天使の梯子」

この日は真っ黒い雲に埋め尽くされた空が、夜明け近くに変化してきました。

雲の切れ間が見え始め、太陽が昇ってきてしばらくすると、雲間から地上に向けて光芒が現れました。

この写真のように雲の切れ間から太陽の光線が筋状に見える現象を「天使の梯子(はしご)」と言います。この現象は気象用語では「薄明光線」と呼ばれます。

三ツ石森林公園からの眺望は遠方に工場地帯が見え、地平線あたりが赤く染まっていたのでとても格好良い写真になりました。

「スポットライト」

雲の切れ間からの太陽の光は地上を照らすスポットライトのようでした。

靄があるので光のあったた部分が柔らかく光り幻想的です。

遠くには鹿島工業地帯の工場や煙突・高圧線の鉄塔がシルエットで浮かび上がっていました。

「工場地帯」

Camera : NIKON D810 | レンズ焦点距離 : 310mm(APS-C : 207mm)

燃えるような朝の空に浮かび上がる工場地帯のシルエット。

地上と上空の雲のフレームの中に、情熱的な光芒が降り注ぎました。

「オールド現像」

Camera : NIKON D810 | レンズ焦点距離 : 185mm(APS-C : 123mm)

こちらは渋めの色になるようにレタッチしてみました。

遠い過去の記録写真のような雰囲気にしました。鉄塔や所々に昇る煙突の煙が良い味を出してくれます。この日の天使の梯子は光線がとても強く、地上に何かが舞い降りるような光景になりました。

「メタリック現像」

Camera : NIKON D810 | レンズ焦点距離 : 240mm(APS-C : 160mm)

こちらは現像時に彩度を低くしてメタリック風に仕上げてみました。

「光芒」

Camera : NIKON D810 | レンズ焦点距離 : 500mm(APS-C : 333mm)

三ツ石森林公園の靄といえばやはりこの光景でしょう。

太陽が昇ってからどんどんと靄が湧き出し、そこに光が差し込むと美しい光芒が出ました。林が黒バックに近くなるので、光芒が良く浮き出ます。

三ツ石森林公園 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称三ツ石森林公園
ふりがなみついししんりんこうえん
住所茨城県かすみがうら市上佐谷307
駐車場有 / 無料 : 30台
トイレ

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