「宝蔵寺のシダレザクラ 」推定樹齢430年ほどの奈良県最大のエドヒガン枝垂れ桜

レンズ焦点距離 : 22mm(APS-C : 15mm)

奈良県東吉野村の宝蔵寺にある枝垂れ桜で、エドヒガンの枝垂れ桜としては奈良県で最大の桜です。

「宝蔵寺のシダレザクラ 」の写真ギャラリー

宝蔵寺の枝垂れ桜の概要

法蔵寺は奈良県の東吉野村にある曹洞宗の寺院です。境内には東吉野村の天然記念物に指定されている推定樹齢430年ほどの枝垂桜、その2世となる桜があります。

宝蔵寺の枝垂桜の樹高は約10m、枝張りは東西・南北ともに10m、幹周3.63mでエドヒガンの枝垂桜としては奈良県で最大となっています。

この寺院は明治維新の天誅組の義士「池田謙治郎」の墓があることでも知られています。

豊臣秀吉が醍醐寺で花見を開いたときに取り寄せた桜のひとつが宝蔵寺の桜と言われています。

宝蔵寺へのアクセス・駐車場情報

奈良市方面からは国道169号で南下して桜井市まで行きます。

そこから国道165号で東へ。

「外山」交差点で国道166号に入ります。この道は宇陀市を通ります。宇陀市は一本桜が多く、又兵衛桜は全国的に有名です。

宇陀市街を通り、三重県方向(東)へ進んで行くと国道165号沿いに宝蔵寺があります。

詳しくは当ページ下部のマップをご覧ください。

宝蔵寺の駐車場


宝蔵寺には無料の駐車場があります。15台程度は駐車できるスペースになっています。

法蔵寺の少し手前に信号のある交差点があります。そこから左側に神社が見えますが、これは八坂神社で宝蔵寺ではありません。(八坂神社と宝蔵寺は隣接しています)

駐車場は国道沿いから入れるので、信号をそのまままっすぐ進んで、左側の駐車場に車を停めましよう。

公衆トイレ


駐車場から境内を向いて右側に公衆トイレが整備されています。

宝蔵寺の枝垂れ桜


レンズ焦点距離 : 26mm(APS-C : 17mm)

境内に入るとすぐに大きな枝垂れ桜が花を咲かせていました。案内板には幹が痛んでいると記載されていましたが、花は美しく生き生きとしていました。

案内板にある通り、幹は痛んでおり、太い支柱で支えられています。

右側には椿が咲いており、桜と椿のコラボレーションを楽しむことができました。


下から上を見上げるように撮影しました。天から降り注ぐような美しい枝垂れ具合にうっとりします。

人工物があったり、桜からあまり離れることができない場合は、広角レンズを使って撮影すると良い写真になります。

法蔵寺の枝垂れ桜の説明


東吉野村指定文化財 宝蔵寺のシダレザクラ

平成元年三月指定

シダレザクラはバラ科の落葉高木イトザクラともいう。

枝は長く垂れ下がり、春の彼岸のころ、葉のでるまえに淡紅白色の花を開く。


地上0.5mの箇所の幹囲3.63m、2mの箇所で3.1mあり、樹高は約10m、枝張りは東西10m、南北10m、ただし北へは1.5mで樹幹は南へ傾いている。

幹には空洞があり痛みがひどい。

本種は、エドヒガンの品種で、樹姿は見事であり、県内では最大であり、貴重である。
(以上、案内板より)


「宝蔵寺の枝垂れ桜」(村天然記念物)

宝蔵寺の枝垂れ桜は樹齢約430年、奈良県有数の枝垂れ桜です。

NHK BSプレミアム番組の「秀吉が愛した桜 醍醐の花見物語」にて新しい発見が伝えられました。豊臣秀吉は慶長3年(1598年)京都醍醐寺で史上空前の豪華絢爛な花見を催しました。

その際、近江・山城・大和・河内から七百本の桜を取り寄せたと記録に残っています。

番組では、近畿各地の樹齢二百年以上の桜のDNAを調べところ、醍醐寺の枝垂れ桜と宝蔵寺の枝垂れザクラが遺伝的に近い関係にあることが判明し、宝蔵寺から運ばれた枝垂れ桜の子孫が醍醐寺で生きている可能性が非常に高いとのことでした。

四百年前、豊臣秀吉が眺めた桜と関係のある桜がこの地に咲き続けているということの感激と喜びを後世に伝えていきたいと思います。大切に見守ってください。
(以上、案内板より)


レンズ焦点距離 : 22mm(APS-C : 15mm)

宝蔵寺の枝垂れ桜は境内の入り口にあり、外の通路(駐車場と境内の間)に枝を伸ばしています。

駐車場から桜を見て右側に回り込んで撮影しました。この位置から撮影すると桜が椿を包み込んでいるような構図になります。

逆光での桜撮影


レンズ焦点距離 : 19mm(APS-C : 13mm)

日差しが強い日でしたので、太陽を構図の中に入れてハイキーで撮影。


レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

こちらは空のブルーを入れての逆光撮影。

絞り値を大きくすると太陽の光の筋が出ます。

宝蔵寺の枝垂れ桜二世


東吉野村(文化財)天然記念木エドヒガンしだれ桜の第二世。

宝蔵寺31世温厚で誠実な人 和田良一和尚がしだれ桜の枝先を接木し植付けをして丹精込めて育て来た子のしだれ桜が立派に成長しました。

樹齢約35年。

和田和尚の遺木でもあります親桜の名木と共に子桜も大切に保存管理し成長することを祈ります。

平成12年4月9日

(以上、案内板より)


法蔵寺の枝垂れ桜の左側にある二世です。樹勢が良く、大きく枝を伸ばしていました。

今の段階でこれだけ育っていると、一世が倒れてもこの地に枝垂れ桜が絶えることはないでしょう。


宝蔵寺のシダレザクラ アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称宝蔵寺のシダレザクラ
ふりがなほうぞうじのしだれざくら
住所奈良県吉野村大字木津58-1
駐車場有 / 無料:15台
トイレ

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