「松尾鉱山跡地」かつて雲の上の楽園と呼ばれた東洋最大級硫黄鉱山の廃墟風景
岩手県八幡平市にある鉱山跡地。明治初期から昭和47年まで硫黄の採掘が行われ、一時は東洋一の硫黄鉱山でした。現在は11棟のアパートが廃墟として残り、東北最大規模の廃墟スポットとして知られています。
「松尾鉱山跡地」の写真ギャラリー
旧松尾鉱山跡地へのアクセス・駐車場
東北自動車道「松尾八幡平IC」から一般道へ。県道45号を西に進みます。
松尾八幡平ビジターセンターの交差点を右折し、八幡平アスピーテラインへ。
5kmほど進んだところに左側に入る道があります。そこを入ると「旧松尾鉱山緑丘団地」の眺望ポイントに着きます。
交通量の少ない道路で2車線以上の幅があります。片側に車を寄せて廃墟を眺めるようになっています。
撮影地の様子
「廃墟を望む道」
アスピーテラインから少し入った道は、交通量は少ない感じでした。
道幅は広いので、左側に車を停めて道路から廃墟を眺めることができます。
旧松尾鉱山跡の風景
緑が丘団地
「廃墟紅葉風景」
道路から廃墟が見えます。多くの建物は道路から離れた場所にありますが、道路のすぐ横にも建物がありました。
「廃墟の窓から」
こちらの廃墟は、窓から紅葉した赤い葉が顔を出していました。
長い間、風雪にさらされ劣化したコンクリートの質感が堪りません。
「緑が丘団地全貌」
草原の先の小高い丘に巨大な廃墟があります。
「北の軍艦島」とも呼ばれ、10棟以上のアパート跡がそのまま残っています。
一時は東洋最大規模の硫黄鉱山だったというだけあって、アパートの規模が半端ないです。
これだけ大きな規模の廃墟はなかなか見れないですよね。
「望遠レンズで」
遠くに立ち並ぶアパート廃墟を望遠レンズで撮影しました。
標準レンズでは見えなかった細かいところが良く見えます。
朽ち果てた窓枠、赤茶色のトタン屋根・・・長い時間の流れを感じます。
池塘
松尾鉱山跡の面白いところは、廃墟と池塘の組み合わせです。
廃墟から少し左にレンズを振ってみると、草原の先に池塘があります。
池塘(ちとう)は湿原の泥炭層にできる池沼です。
ここは標高900mほどあり、冬はとても雪深い場所になっています。
高原の草紅葉と池塘、そして廃墟。
異質な組み合わせが面白い!!
「紅葉する池塘」
池塘だけを撮影してみました。
この池塘の奥を八幡平アスピーテラインが通っています。
湿地帯(草原)の中央付近に大きな池塘が入ります。
「池塘のアップ」
望遠レンズで池塘を思いっきり切り撮ってみました。
黄金色に輝く草原にはところどころに小さな木が点在しています。
草原の奥の山は、笹などの緑の中に、黄色や赤の絵の具を落としたような紅葉風景になっています。
八幡平アスピーテライン
「光走る」
この日は雲が多かったですが、時々青空が現れました。
池塘を撮影しているときに奥の山を見ると、紅葉がスポットライトを浴びていました。
八幡平周辺は地熱発電が盛んで、地面から蒸気が立ち上っていました。
ススキと紅葉
道路の反対側の風景です。
こちらは手前側にススキ、奥にはオレンジや赤の紅葉した木々が点在しています。
緑の中に紅葉が映え、美しい空間になっていました。
「風吹く高原」
風が吹くと、ススキの穂が踊りだします。
ここはところどころに印象的な木があり、さらに斜面になっているので、立体感のある写真になりますね。
八幡平アスピーテラインでは、広大な風景の撮影がメインになりますが、ここでは切り撮りを中心とした撮影を楽しむことができます。
松尾鉱山跡地 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
---|---|
名称 | 松尾鉱山跡地 |
ふりがな | まつおこうざんあとち |
住所 | 岩手県八幡平市 |
駐車場 | 無 / 駐車場はありませんが、道路沿いから廃墟を眺めることができます。 |
トイレ | 無 |