「松尾鉱山跡地」かつて雲の上の楽園と呼ばれた東洋最大級硫黄鉱山の廃墟風景

レンズ焦点距離 : 78mm(APS-C : 52mm)

岩手県八幡平市にある鉱山跡地。明治初期から昭和47年まで硫黄の採掘が行われ、一時は東洋一の硫黄鉱山でした。現在は11棟のアパートが廃墟として残り、東北最大規模の廃墟スポットとして知られています。

「松尾鉱山跡地」の写真ギャラリー

旧松尾鉱山跡地へのアクセス・駐車場

東北自動車道「松尾八幡平IC」から一般道へ。県道45号を西に進みます。

松尾八幡平ビジターセンターの交差点を右折し、八幡平アスピーテラインへ。

5kmほど進んだところに左側に入る道があります。そこを入ると「旧松尾鉱山緑丘団地」の眺望ポイントに着きます。

交通量の少ない道路で2車線以上の幅があります。片側に車を寄せて廃墟を眺めるようになっています。


撮影地の様子

「廃墟を望む道」

アスピーテラインから少し入った道は、交通量は少ない感じでした。

道幅は広いので、左側に車を停めて道路から廃墟を眺めることができます。

旧松尾鉱山跡の風景

緑が丘団地

「廃墟紅葉風景」

道路から廃墟が見えます。多くの建物は道路から離れた場所にありますが、道路のすぐ横にも建物がありました。

「廃墟の窓から」

こちらの廃墟は、窓から紅葉した赤い葉が顔を出していました。

長い間、風雪にさらされ劣化したコンクリートの質感が堪りません。

「緑が丘団地全貌」

草原の先の小高い丘に巨大な廃墟があります。

「北の軍艦島」とも呼ばれ、10棟以上のアパート跡がそのまま残っています。

一時は東洋最大規模の硫黄鉱山だったというだけあって、アパートの規模が半端ないです。

これだけ大きな規模の廃墟はなかなか見れないですよね。

「望遠レンズで」

遠くに立ち並ぶアパート廃墟を望遠レンズで撮影しました。

標準レンズでは見えなかった細かいところが良く見えます。

朽ち果てた窓枠、赤茶色のトタン屋根・・・長い時間の流れを感じます。

池塘

松尾鉱山跡の面白いところは、廃墟と池塘の組み合わせです。

廃墟から少し左にレンズを振ってみると、草原の先に池塘があります。

池塘(ちとう)は湿原の泥炭層にできる池沼です。

ここは標高900mほどあり、冬はとても雪深い場所になっています。

高原の草紅葉と池塘、そして廃墟。

異質な組み合わせが面白い!!

「紅葉する池塘」

池塘だけを撮影してみました。

この池塘の奥を八幡平アスピーテラインが通っています。

湿地帯(草原)の中央付近に大きな池塘が入ります。

「池塘のアップ」

望遠レンズで池塘を思いっきり切り撮ってみました。

黄金色に輝く草原にはところどころに小さな木が点在しています。

草原の奥の山は、笹などの緑の中に、黄色や赤の絵の具を落としたような紅葉風景になっています。

八幡平アスピーテライン

「光走る」

この日は雲が多かったですが、時々青空が現れました。

池塘を撮影しているときに奥の山を見ると、紅葉がスポットライトを浴びていました。

八幡平周辺は地熱発電が盛んで、地面から蒸気が立ち上っていました。

ススキと紅葉

道路の反対側の風景です。

こちらは手前側にススキ、奥にはオレンジや赤の紅葉した木々が点在しています。

緑の中に紅葉が映え、美しい空間になっていました。

「風吹く高原」

風が吹くと、ススキの穂が踊りだします。

ここはところどころに印象的な木があり、さらに斜面になっているので、立体感のある写真になりますね。

八幡平アスピーテラインでは、広大な風景の撮影がメインになりますが、ここでは切り撮りを中心とした撮影を楽しむことができます。


松尾鉱山跡地 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称松尾鉱山跡地
ふりがなまつおこうざんあとち
住所岩手県八幡平市
駐車場無 / 駐車場はありませんが、道路沿いから廃墟を眺めることができます。
トイレ

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