「大野寺のしだれ桜」真っ白い花を咲かせる二本のコイトシダレザクラ

奈良県宇陀市にある大野寺には県指定天然記念物の二本のコイトシダレザクラが白い花を咲かせる。境内にはベニシダレザクラもあり春にはピンクと白の花が境内を彩る。
「大野寺のしだれ桜」の写真ギャラリー
大野寺のしだれ桜の概要
奈良県宇陀市の大野寺にある「大野寺のしだれ桜」は全国的に珍しい「コイトシダレザクラ」になっています。樹齢300年を超えるコイトシダレザクラが2本あり、境内にはその他10本ほどのベニシダレザクラが植えられています。
2本のベニシダレザクラは室生川上流に位置する「西行寺」の「城山之桜」の子桜とされています。城山之桜については下記の記事をご覧下さい。
「西光寺の城之山桜」室生寺近くで花を咲かせる樹齢300年の一本桜
コイトシダレザクラは奈良県指定天然記念物に指定されています。大野寺の近くには高さ約14mの史跡「摩崖仏(まがいぶつ)」もあります。
「大野寺のしだれ桜」 撮影のポイント
[タイミング]
・桜の見頃は例年4月上旬
・見頃期間中は21時までライトアップ
[注意事項]
・ここは三脚禁止なので撮影は手持ちで
[拝観料]
・300円
大野寺のしだれ桜へのアクセス
宇陀市街から国道165号を東方向に進み、近鉄大阪線「室生口大野駅」を目指します。「室生寺入口」の信号の信号を右折し、すぐに左折。県道164号に入り宇陀川沿いを走ります。100mほど進んだカーブの左側が大野寺です。
大野寺の駐車場

大野寺を過ぎてすぐ右側に大野寺の駐車場があります。20台ほどは駐車できる大きな駐車場になっています。
「宇陀川沿いの桜並木」

駐車場から大野寺の間の宇陀川沿いは桜並木になっています。
桜並木を楽しみながら大野寺の入口に向かいます。

大野寺入口

写真の門のところが入口です。

奈良県は比較的三脚禁止のところは少ないですが、大野寺は三脚の持ち込みが禁止となっています。三脚を使わなくても持ち込みができないので注意が必要です。電車などで撮影に来て三脚を持って来てしまった場合は受付に相談しましょう。
大野寺のコイトシダレザクラ
門をくぐるとすぐ右側に一本目のコイトシダレザクラがあります。

この写真は西方向を向いて撮影しています。この方向は午前中が順光です。枝が折れたり、切られているところも多く痛んではいますが花は多く咲いていました。
「縦構図」

門の側から見るコイトシダレザクラは縦長なので、縦構図が合います。奥には寺の建物も入ります。

この写真は北向き撮影です。この位置だと日中は順光で撮影できます。支柱が何本かありますが、すっきりとした支柱になっており、桜に目が行くので構図の中に入っていてもそれほど気にはならない感じがします。
空には大きな雲が流れ、躍動感ある春の写真になりました。

こちらは桜の裏側に回り込んでの撮影です。こちらは南向きなので日中は逆光になります。光に透けた花が輝いて綺麗です。和の庭園の雰囲気が出る構図です。

奥にはもう一本のコイトシダレザクラが見えます。大野寺の2本のコイトシダレザクラを一枚の写真に入れてみました。

境内には10本ほどのベニシダレザクラが咲いてます。こちらは強いピンク色になっています。
「大野寺の様子」

門から一番離れたところに来ました。手前と奥の2本がコイトシダレザクラになっています。ベニシダレザクラのピンクとコイトシダレザクラの紅がバランスよく咲いており、境内は春に包まれていました。
大野寺のしだれ桜 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
---|---|
名称 | 大野寺のしだれ桜 |
ふりがな | おおのでらのしだれざくら |
郵便番号 | 633-0315 |
住所 | 奈良県宇陀市室生大野1680 |
駐車場 | 有 / 無料 : 20台程度 |
トイレ | 有 |