「グダリ沼」八甲田の雪解け水が湧き出す神秘的な沼の紅葉絶景。バイカモの小さな白い花が美しい。

レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

青森県の東八甲田エリアにある神秘的な沼。八甲田連峰の雪解け水が湧き出す湧水池で紅葉とバイカモの群生が見事です。

「グダリ沼」の写真ギャラリー

グダリ沼とは

グダリ沼は青森県青森市、東八甲田エリアの田代牧場・大中台牧場の近くにあります。沼といっても湧水が湧き出ている美しい清流と言った方が良いかもしれません。

沼をイメージして行ってみると、その水の美しさに驚きの声が出てしまいます。

初夏にはレンゲツツジ、夏から初秋にかけてはバイカモの白い花が美しく、花の名所としても知られています。

このエリアは八甲田の中でも観光客が多い、奥入瀬渓流・蔦沼・城ヶ倉大橋とは離れており、訪れる人が少なく、とても静かなエリアになっています。

牧場が多く、なだらかな地形になっており、八甲田エリアの中でも開放感のある場所です。

グダリ沼へのアクセス(行き方)

十和田湖・奥入瀬渓流方面からは国道102号を北上。奥入瀬渓流館先の信号を左折し、国道103号に入ります。蔦沼の前を通り過ぎ、谷地温泉の交差点から国道394号へと入ります。大中台牧場の入口付近に信号の無い交差点があるので、そこを左折し、県道40号を走ります。しばらくすると右側に砂利の駐車場が見えてきます。

青森市方面からは国道103号で八甲田ロープウェイ方向へ。萱野高原を過ぎて少し走ると左側に県道40号の入口があるので、そこを左折します。しばらく走り銅像茶屋が見えてくるので、そこを右折。道なりに走って行くと左側に駐車場が見えてきます。

駐車場

県道40号沿いに広い駐車場があります。下は砂利なので雨が降った時は大きな水溜りが数多く見受けられました。特に駐車ラインなどは無いので、他の車や通行する車の邪魔にならないように駐車しましょう。

駐車場から道路の方向を見ると後ろに雛岳が見えます。均整の取れた三角形の美しい姿です。

駐車場の反対側には避難小屋がありました。こちらは避難小屋ですのでトイレはありません。トイレは青森市・八甲田ロープウェイ側に進んだところに田代橋があり、そこに大きな駐車場とトイレがあります。
その先にはお茶屋さん(高原茶屋・又兵衛の茶屋)があり、食事などができるようになっています。

グダリ沼遊歩道

入口・案内板

駐車場に入ると右側に案内板があります。

低い木々と草が生えた牧場のような雰囲気の場所です。

このエリアは田代高原と呼ばれています。

グダリ沼周辺にはブナ林散策道、つつじの小径などの散策路があり、自然の中を散策できるようになっています。
グダリ沼の紅葉を撮影して駐車場に戻ってくると、地元の方が「向かい側のブナ林散策道も行ってみた方がいいよ!」と教えてくれました。ブナの紅葉が美しいそうです。

撮影当日はカメラマンが何組か来ていましたが、ブナ林散策道に入って行く人もいました。

グダリ沼遊歩道

入口

車が通れるほどの幅の遊歩道になっています。遊歩道の左右には風に揺れるススキの穂、レンゲツツジの木などを見ることができます。

周囲の低い山々は紅葉のピーク。
グダリ沼の紅葉のタイミングは標高の高いところから、八甲田の山頂、毛無岱、睡蓮沼、地獄沼の紅葉が降りて来た後のタイミングになります。睡蓮沼の紅葉と蔦沼の紅葉の間になります。睡蓮沼と蔦沼の紅葉のピークはだいぶ間が空きますので、睡蓮沼の紅葉がピークを超えていたらグダリ沼に行くと良いです。

標高的にはもう少し後のタイミングかな?と思って訪れたのですが、湧水の冷たい水で気温が低いのか、沼の周りの木々は綺麗に紅葉していました。

「散策路から駐車場を振り返って」

振り返って後ろを見ると、雛岳の姿が。山麓が紅葉していて綺麗でした。八甲田連峰は幾つかの山のピークの総称となっています。雛岳もピークの一つです。八甲田連峰は広大な台地に三角錐型の山がポコポコと点在しているという特徴があります。

雛岳と避難小屋

駐車場の向かい側にあった雪みち避難小屋とその背後の雛岳です。八甲田周辺はブナ林が広がっており、雛岳もブナの紅葉に包まれていました。

標高差があるので、上の方は葉っぱが落ちて来ています。山麓の方は紅葉が綺麗でした。

山頂の方にはブナが無いので、ハイマツなどの緑になっています。

牧場に差し込む光

天候の変化が激しい八甲田。青空が広がったかと思えば、曇天になり、急に風が吹き、雨が降るという状態の繰り返しでした。

「グダリ沼の水辺へ」
遊歩道をまっすぐ進んで行くと、途中から左に曲がるようになっています。写真正面の紅葉が綺麗な場所がグダリ沼です。

右奥に水が少し見えています。グダリ沼は実際は清流(川)になっており、右側に見えているのは沼から流れ出ている川の下流となっています。ここまでが沼・ここからが川という区別は無いですが・・・

「紅葉に包まれたグダリ沼」
川のようなグダリ沼の奥に美しい紅葉が。

沼の手前には背の低い木々があり、一見、沼には近づくことができなそうです。しかし、木々の中に道があり、水辺まで歩いて行くことができます。


対岸の紅葉は川に浮かぶ島のよう。撮影していると青空が見えて来て爽やかな紅葉写真に。


「撮影現場の様子」

写真左下の赤丸のところから撮影できます。沼の手前側は水辺を歩けるようになっているので、比較的自由に動いて撮影できる環境です。

「バイカモと紅葉」

沼の中央付近にはバイカモの群生が。紅葉の手前に緑の絨毯。バイカモは午前中の方が花が綺麗に咲いています。午後からは徐々に花の元気がなくなってしまうそうです。

「清流と紅葉」

透明度の高い清流と眩しいほどの紅葉。緑と紅葉の組み合わせが面白い。

「左奥へ」

水辺で撮影していると、沼はもっと左奥までありそうです。そこで一度沼手前の遊歩道(広い場所)まで戻り、左奥に行く道を探して見ると、写真のような道を発見。

「案内板」

道の途中に案内板が設置されていました。こちらに来る人は少ないので、なんでここに案内板があるのだろう?という謎が。


沼の雰囲気に

ここは沼の奥。右側は清流のような雰囲気でしたが、こちらは沼の雰囲気でした。水辺付近には蔦が絡みついた大きな木がありました。

「水辺の様子」

木々の間から水辺に行くことができます。

紅葉の沼

左奥は静かな沼の雰囲気。こちらは普通の沼という感じです。右側の清流っぽい雰囲気がグダリ沼らしいですね。

グダリ沼 撮影後記

以前、八甲田周辺の撮影スポットを調べた時にレンゲツツジの撮影スポットとしてグダリ沼を知りました。

沼という名前なので、沼を想像して撮影に行きましたが、良い意味で裏切られました。美しい水と緑、そして紅葉の組み合わせはこの場所ならでは。

睡蓮沼や酸ヶ湯温泉方面からは八甲田連峰を回り込むようになりますが、車で走って見るとそれほどの距離ではありませんでした。

こちらのエリアは土日でも人は少なく、静かに紅葉撮影を楽しむことができました。




グダリ沼 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称グダリ沼
ふりがなぐだりぬま
住所青森県青森市駒込
駐車場有 / 無料:30台程度
トイレ

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