「彌三吉桜 」高台で祖先の墓を見守る大きな枝垂桜

レンズ焦点距離 : 34mm(APS-C : 23mm)

彌三吉桜は奈良県下市町の高台にある樹齢200年ほどの枝垂桜。先祖の墓が朽ちても埋葬した場所がわかるようにという思いで植えられた墓守桜。

「彌三吉桜 」の写真ギャラリー

彌三吉桜の概要

彌三吉桜(やそきちざくら)は奈良県下市町新住の高台にある樹齢200年ほどの枝垂桜です。この桜は谷車弥三吉氏が両親の墓標が朽ちても埋葬した処がわかるように、そして春には満開の桜花が両親の供養となるようにとの思いを込めてこの桜を植えたそうです。

彌三吉氏の孫である谷車真澄氏が祖父への思いを込めて彌三吉桜と命名したそうです。

この地は北麓にある宮前寺、専念寺、東麓にあり願行寺との共同墓地でした。

この桜は新住の枝垂桜(あたらすみのしだれざくら)とも呼ばれています。

彌三吉桜 撮影のポイント

[タイミング]
・見頃は例年3月下旬〜4月上旬

[光の条件]
・南向きと西向きを撮影。午前中が順光

[レンズ]
・標準レンズ、広角レンズ、望遠レンズ

[注意事項]
・駐車場はありません。

彌三吉桜へのアクセス・駐車場

近鉄吉野線「下市口駅」付近から国道309号を南下。400mほどで吉野川を渡り、千石橋南詰交差点があるので、そこを斜め右に入ります。一つ目の信号を越え、600mほど走ると右側に細い登り道があります。そのさきに彌三吉桜があります。駐車場はありません。


こちらが下の道路から見た彌三吉桜です。斜め左に坂を登っていきます。左側には水路の施設、右側には工場があります。


急坂を登ると左側に大きな家があり、その前を通りさらに上に登っていきます。彌三吉桜前は少し広くなっているので、軽自動車・バイクなら彌三吉桜の前まで行くことができます。

彌三吉桜


坂を登りきると高台の上に出ます。畑が広がる長閑な田舎の風景になっていました。
大きな彌三吉桜がピンク色の花を咲かせています。
彌三吉桜は濃いピンク色が特徴的な枝垂桜です。


少し離れたところからは周囲の農村風景と桜の写真を撮ることができます。桜を小さく配置して空を多く入れるとスケール感のある風景写真になりますね。

この日は突風で、桜の枝が風に流されていました。


彌三吉桜を南向きに撮影。この位置からの桜は半円形となりとても樹形が美しく見えます。南向きになるので、日中は逆光。早朝か夕方の方が光が良いと思います。


レンズ焦点距離 : 70mm(APS-C : 47mm)

こちらも彌三吉桜に向かう道路の途中から撮影。

「青空に映える彌三吉桜」

レンズ焦点距離 : 34mm(APS-C : 23mm)

青とピンクのコントラストが美しい桜です。ここは奈良県の中でも比較的早い時期に桜を見ることができる場所です。高台の上にあり日当たりが良いことも影響しているのでしょう。

高台で風の影響も受けやすいので風があるときは、揺れる枝を撮影して作品的な写真にするのにも適している場所だと思います。

「彌三吉桜 正面」

レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

この桜は正面から撮影すると全く違った形の桜に見えます。彌三吉桜の面白いところです。
このようにとても横に長い枝垂桜になっています。
三本ぐらいの桜の木が合体しているような感じがしますね。


桜の奥は畑が広がるエリアになっていました。


彌三吉桜 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称彌三吉桜
ふりがなやそきちざくら
郵便番号638-0045
住所奈良県下市町大字新住
駐車場無 /
トイレ

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