「雲海に浮かぶ竹田城」 〜完全攻略ガイド
竹田城の雲海シーズンは9月から11月下旬と言われています。特に10月下旬以降は雲海の発生率が高く外れ年でない限り3日に1度の割合で雲海を見る事が出来ます。
雲海に浮かぶ天空の山城を何処から撮影しようか悩ましいところです。そこで今回は撮影場所とアプローチに関して情報を提供したいと思います。
「竹田城」撮影ガイド〜立雲峡編
「竹田城」撮影ガイド〜藤和峠編
「竹田城」撮影ガイド〜山城の里編
「竹田城」撮影ガイド〜駅裏登山道編
「立雲峡」
最も有名かつオーソドックスな撮影場所です。
北西向きで順光の撮影となります。直線距離で約2kmあるので望遠が必要です。右斜め後方から早朝の斜光が雲海に浮かぶ石垣を赤く染めていく様子はここでしかしか見れません。
欠点としては順光ですので石垣の上で日の出を待つ多くの観光客がくっきり映り込んでしまいます。第1から第3までの展望台がありますが一番上の第1展望台からの撮影をお勧めします。
理由は見通しが良い上に竹田城よりも標高が高いため奥行きが出ます。第2、第3は雲海に沈んで何も見えなくなる可能性があります。逆に言うと第2展望台から下でも見える雲海は規模が小さくて写真映えしないということです。
第1展望台へは立雲峡駐車場から徒歩30分の行程です。アプローチが長い割には多くの観光客で賑わいます。
「藤和峠」
立雲峡から竹田城を挟んで反対側にある撮影スポットです。
竹田城までは直線で約2.8km離れています。南東を向いての逆光での撮影となります。夜明け前の空の色は綺麗に出ますが竹田城はシルエットとなります。
利点としては石垣の上で日の出を待つ多くの観光客もシルエットとなるため目立たなくなります。駐車場付近から撮影するため楽ですが駐車可能台数は非常に少ないです。
ただし混雑することはほとんどありません。
「城址内」
竹田城の中からの撮影となります。
石垣と雲海を間近に見る事ができるため立雲峡と同じくらい観光客で込み合います。撮影場所や撮影方向は自分の好みでどのようにでもなりますが天守台跡から南千畳を入れての撮影が人気です。
竹田城址内へは2種類のアプローチがあります。平日なら山城の里駐車場から徒歩で約40分の行程です。ゲートは4時に開きます。ただし雲海シーズンの土日祝日は全但バス以外は朝8時まで駐車場に入れません。
よって5km離れた和田山から全但バスに乗るか駅裏登山道から歩くかのどちらかとなります。バスに乗っても歩く時間は同じです。それならば駅裏登山道を朝4時に歩き出した方が誰よりも早く撮影場所に到着できます。
まとめると9月上旬から11月末までの平日なら山城の里から、休日なら駅裏登山道をそれぞれ約40分で城址内に行く事が出来ます。
各撮影場所とアプローチの詳細につきましては4つのブログを用意していますのでそちらを参照してください。