「吉野山 中千本」吉水神社から如意輪寺方面への一目千本。山一面を染め上げる山桜の群生

レンズ焦点距離 : 112mm(APS-C : 75mm)

奈良県の吉野山中腹の中千本エリアは散策路を歩きながら山桜の群生を撮影できるスポットです。

「吉野山 中千本」の写真ギャラリー

吉野山 中千本の概要

吉野山は奈良県の中央に位置し、吉野川から大峰山脈へと続く南北8kmほどの山々の総称です。吉野山には古くから信仰の場として栄え、金峯山寺をはじめ数々の社寺が点在しています。

吉野山は全国的に桜の名所として知られ、見頃の時期には全国から多くの観光客が訪れます。
吉野山はエリアごとに奥千本(おくせんぼん)、上千本(かみせんぼん)、中千本(なかせんぼん)、下千本(しもせんぼん)と呼ばれ、標高差により長い期間、桜を楽しむことができます。

吉野山は国の名勝・史跡、ユネスコ世界遺産(紀伊山地の霊場と参詣道)、日本さくら名所100選などに選定されています。

中千本エリアは五郎兵衛茶屋から如意輪寺にかけての一帯になっています。吉水神社から観る「一目千本」と呼ばれる桜景色が有名です。

吉野山 中千本 撮影のポイント

[タイミング]
・見頃は例年4月上旬〜中旬

[光の条件]
・桜の群生は東・南向き撮影が多い。午前中がオススメ
[レンズ]
・標準レンズ、望遠レンズ、広角レンズ

[駐車場]
・周辺に複数有り(1日1,500円)

吉野山 中千本へのアクセス

国道169号「吉野大橋北詰」から吉野大橋を渡り、吉野山エリアに入ります。道なりに進むと近鉄吉野線「吉野神宮駅」の南側の踏切があり、そこを渡ります。踏切を渡ってすぐに右折する道があり、これが県道37号(桜井吉野線)で、中千本までのバイパスになっています。(他の道もありますが、通行規制・一方通行・狭くて人が多いなどがあるので、中千本はこの道を使うのが良いです)

5kmほど坂道を登っていくと小さなトンネルがあり、その周辺が中千本公園になっています。この周辺には民間の駐車場が複数あるのでそこに駐車します。(駐車料金はだいたい1日1,500円です)

中千本の駐車場


県道37号の小さなトンネルを抜けて中千本公園の北側150mほどのところにある駐車場に駐車することにしました。※この辺りは一方通行規制で駐車場まで時計回りに周回してから入ったかもしれません。トンネルの出口に誘導員がいるのでそこで聞くと駐車場の案内をしてくれます。


この駐車場は道路の入口に10台程度、坂を登った上に10台程度となっていました。駐車場の周りには山桜が美しい花を咲かせ、吉野山らしい風景が広がっていました。


駐車場付近からも桜の群生を眺めることができます。画面全部を桜で埋め尽くすような構図は撮り放題という感じです。


駐車場出て右方向に進みます。こちらは中千本公園方面になります。100mほど歩きます。

「トンネル出口と中千本公園」

この写真の奥がバイパスのトンネルの出口。右側が中千本公園です。この辺りが中千本桜めぐりの拠点となります。

「中千本公園」

中千本公園です。ここにはトイレが併設されています。トイレの奥には階段があり、この階段を上がるとお土産屋や社寺が並ぶ賑やかな通りに出ます。


中千本公園には桜本坊の門がありました。奥の桜の木は背が高く印象的でした。

「吉野山観光案内図」

吉野山全体のマップがありました。今回は中千本の散策となりますが、奥・上・下まで巡ろうとするととても1日で回れる距離ではありません。(桜も標高差によってずれるので、全部回ろうとすると何回かに分けて通わなければなりませんね)

中千本は現在地(中千本公園)、トンネル、如意輪寺などの位置関係を覚えておけば良いです。

「世界遺産 吉野山観光案内マップ」

こちらも吉野山のマップになります。

「吉野山ライトアップ」

ライトアップの案内板が出ていました。
例年3月下旬〜4月中旬までライトアップが行われています。

「トンネル」

こちらがバイパスのトンネルの出口。小さなトンネルで車一台がやっと通れる幅です。この先は一方通行規制でなどがあるので桜の時期は誘導員がいます。

中千本の人気ポイント(トンネル手前)


中千本のトンネルの上に散策道がありますが、その前にトンネルを通って車で通ってきたバイパスを少し戻ってみましょう。ここは中千本の人気の撮影ポイントになっています。

200mほど歩くと左側に建物があります。この先から絶景が楽しめます。


建物の奥のカーブの上に山桜の群生が見えます。道路左の斜面も山桜で埋め尽くされており、吉野山らしい山桜の群生写真を撮ることができる場所です。

路肩には少しだけですがスペースがあるので、車の邪魔にならずに撮影することができます。

「縦構図」

レンズ焦点距離 : 52mm(APS-C : 35mm)

手前に大きく山桜の木を入れて奥行きを出して撮影。


奥側の山の斜面を撮影。ここはV字谷になっていて日向日陰が混在していました。光が当たった部分の山桜が光り輝いてメリハリのある写真になります。


レンズ焦点距離 : 200mm(APS-C : 133mm)

こちらは山桜の群生部分を撮影し、上部を削って横長画像にしました。


レンズ焦点距離 : 200mm(APS-C : 133mm)

手前の桜をぼかして撮影。F値を小さくして奥の桜にピントを合わせると前の桜がボケます。


レンズ焦点距離 : 200mm(APS-C : 133mm)

この写真は道路や標識を入れてドライブ中の車窓から見えるような風景に。カーブにある山桜がポイントになっています。

中千本の散策コース


中千本のトンネルの右側からトンネルの上に登ることができる散策路が出ています。
赤い矢印に沿って歩きます。トンネルの上には数人の観光客がいました。


トンネルの上からは吉野山のお土産屋などの建物と山桜の風景が広がっていました。
吉野山は自然風景と建物などが入った写真の両方を撮影することができます。


レンズ焦点距離 : 116mm(APS-C : 77mm)

オレンジ色の山桜は紅葉のように綺麗です。


遠くの斜面に山桜の群生が見えます。


レンズ焦点距離 : 170mm(APS-C : 113mm)

山桜は色が豊富なのでついつい撮影枚数が増えてしまい、後から選ぶのが大変という状況になりがちです。


遊歩道の途中からの風景です。少し高台に登っただけで、周囲の風景が変わります。


左側に太めの幹を配置しました。


古い小屋とアイスクリームの販売機。
昔はここで売店をやっていたのでしょう。このようなレトロで長閑な感じの写真も撮れます。



ススキと山桜。
冬から春への移り変わり。


少し奥へと進むと平坦な場所になります。


こちらはベンチが並んでおり花見を楽しむことができます。


尾根を歩くような遊歩道になっており、周辺は山桜だらけです。本格的なカメラマンから観光客まで撮影を楽しんでいました。


対面の山は山桜の群生。ここから望遠レンズで狙うことができます。


レンズ焦点距離 : 112mm(APS-C : 75mm)

望遠レンズで対岸の桜を撮影。手前の山桜を入れて奥行き感を出してみました。この逆で、奥の桜にピントを合わせて前の桜をボカすのも良いですね。


レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

山桜の力強さを表現。逆光の条件で、山桜の花が輝いて綺麗でした。太陽を画面に入れての撮影。


光量が落ちた時に撮影すると落ち着いた写真になります。


ここの山桜の群生はとても見事です。中千本の撮影の時は望遠レンズを持って行ったほうが良いですよ。


一面の山桜をもう一枚。


レンズ焦点距離 : 102mm(APS-C : 68mm)

手前に山桜、奥に山を入れての撮影。


レンズ焦点距離 : 200mm(APS-C : 133mm)

山桜の枝と花を主役に。
桜だらけなので切り撮りも撮り放題。


奥の方は山桜のトンネルの中を歩きます。


最後は少し下りになります。


レンズ焦点距離 : 116mm(APS-C : 77mm)

下る途中は高度感のある写真が撮れます。山桜を見下ろす感じで撮れるので少し変わった写真になります。


枝を主役に。


中千本の散策も終わりに近づいてきました。


坂を下りるとトイレがあります。


ここから左に進んでいくとメインの道路(駐車場のあった通り)に出ます。通りに出たら左側に進むと駐車場(トンネル・中千本公園)に戻ります。


吉野山 中千本 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称吉野山 中千本
ふりがなよしのやま なかせんぼん
住所奈良県吉野町大字吉野山
駐車場有 / 有料 : 1日1,500円
トイレ

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