「光専寺の枝垂桜」 樹齢300年の古桜と雨霧に包まれる山並み

奈良県五條市にある光専寺の境内にある樹齢300年ほどの枝垂桜。周囲の山並みと調和した美しい風景が人気。
「光専寺の枝垂桜」の写真ギャラリー
光専寺のしだれ桜の概要
光専寺は奈良県五條市の山里にある寺院で境内の裏に一本桜の古木があります。
光専寺のしだれ桜 撮影のポイント
[タイミング]
・桜の見頃は例年4月上旬〜中旬
[光の条件]
・桜は北東方向を撮影。午後が順光
・朝の雨霧狙いの時は早朝が狙い目
[注意事項]
・道路が狭く急坂なので運転には注意
・撮影ポイントは民家に近いので音を立てないように注意
光専寺へのアクセス・駐車場情報
光専寺は奈良三大梅林のひとつ五條市の「賀名生梅林」と下市町の「広橋梅林」の中間地点から少し南側に位置しています。
五條市街地から国道168号を南に下ります。8kmほどほど進むと左側に五條市西吉野支所があるのでそこを左折します。この道は県道20号になります。
2kmほど進むと五條市立会館西吉野コミュニティセンターがあるので、その手前を右に曲がります。すぐ左側に五條警察署十日市駐在所があるので、右折して小さな橋を渡ります。川の対岸に渡ったら左折して細い道を山の方に登っていきます。約1kmほど走ると左側に光専寺があります。
五條警察署十日市駐在所からの山道は普通車がギリギリ通れる幅しかなく、また急坂なので運転には注意が必要です。雨や雪などの時はスリップする可能性があるので気を付けてください。
光専寺のしだれザクラのロケハン

こちらは満開前にロケハンに行った時に撮影した写真です。
本堂(境内)裏の丘の上に古木が立っています。この時は下の方は花が咲いていましたが、上の方はまだ蕾の状態でした。

光専寺の少し手前の道路です。このエリアは春になると桃、サンシュ、レンギョウ、桜などが多く咲く花の名所になっています。光専寺周辺も春の雰囲気に包まれていました。
「光専寺の参拝者用駐車場」

こちらが境内の前にある駐車場です。車4台程度が入るスペースになっています。しかし、奥に車があるときに前側に駐車してしまうと奥の人が出ることができなくなります。奥の人が出る時は一度車を出す必要があります。

こちらが駐車場の奥側から撮影した写真になります。
この駐車場は傾斜がかなり急なのでバックで入れる時にアクセルを強めに踏まないと車が後ろに進みません。写真で見た以上の傾斜なので駐車時には注意しましょう。
駐車場は参拝者用なので日中は長い時間駐車したりしないように配慮が必要です。
光専寺のしだれザクラ 撮影ポイントへ

桜の撮影ポイントは駐車場の左側の道を歩いて登っていきます。

境内の横から一度左側に進み、右側に登っていくような道になっています。距離はほんのわずかです。

こちらがカーブのところです。カーブを上がったところが撮影ポイントになります。

こちらが撮影ポイントになっています。
奥には民家があるので特に早朝は音を立てたりしないように注意しましょう。

撮影ポイントの様子です。手前に小さな木がありますが三脚をアイレベルにすれば問題ありません。(この写真は足元の様子を写すためにレンズを下に向けて撮影しています)
桜の奥は山になっており、雨霧が湧いた時はドラマチックな風景になります。

光専寺と桜を見下ろすような感じになります。斜面には畑、上には電線、桜の右側にはスピーカーがあるので、これらをできるだけ画角に入れないように撮影します。
横構図だと右側のスピーカーは入ってしまいます。
「幽玄な枝垂桜」

この日は夜から雨だったので、事前にロケハンしておいたこの桜を撮影に向かいました。早朝に到着すると2名ほどカメラマンがいました。
奥の山からは雨霧が湧き上がり、思い描いていた風景を見ることができました。
この桜は高度感が出るのと、光専寺の瓦の屋根が良い味となっていてとてもフォトジェニックな桜です。
桜の上部は傷んでいますが、十分に美しい姿を見せてくれています。
「縦構図」

雨霧が山全体に湧き始めたところで縦構図で撮影。
縦長の桜なので、縦構図の収まりがとても良いです。こちらは山の高さなどがわかるように説明用に空まで入れて撮影しました。
「縦構図作品」

こちらは前出の写真の空を無くして、桜と山の雨霧だけを切り撮った写真になります。

帰り道に枝垂桜を下側から撮影。
次の場所への移動があったので下側からは記念撮影で切り上げました。
光専寺の枝垂桜 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
---|---|
名称 | 光専寺の枝垂桜 |
ふりがな | こうせんじのしだれざくら |
住所 | 奈良県五條市吉野町南山241 |
駐車場 | 有 / 無料 : 4台 |
トイレ | 無 |