「花貫渓谷」汐見滝吊橋の紅葉トンネルは茨城県屈指のモミジの名所

レンズ焦点距離 : 28mm(APS-C : 19mm)

茨城県高萩市にある渓谷でモミジの名所として知られています。特に汐見滝吊橋を囲む紅葉は美しく、紅葉の時期にはたくさんの人が訪れます。

「花貫渓谷」の写真ギャラリー

花貫渓谷とは

花貫渓谷は茨城県北東部の高萩市にあります。日本三大名瀑「袋田の滝」がある大子町から東方向、どちらかというと太平洋に近い場所です。

花貫川が周囲の岩を侵食して作られた渓谷で、複数の小さい滝や数多くの淵などの渓谷美を楽しむことができます。

紅葉は例年11月中旬から11月下旬が見頃で、紅葉のシーズンは花貫渓谷紅葉まつりが行われており、期間は限定されますがライトアップも行われます。

花貫渓谷へのアクセス・駐車場

アクセス

常陸太田市・大子町(袋田の滝・竜神大吊橋)方面からは国道461号を東へ進みます。国道461号と国道349号が交わる「折橋」という交差点(交差点にファミリーマートあり)からは国道461号を道なりに進めば花貫渓谷になります。

「折橋」という交差点から国道349号を南東に1km進むと「道の駅 さとみ」があります。小さい道の駅ですが、雰囲気が良く休憩するにはとても良い場所になっています。

駐車場

花貫渓谷に近づくと国道461号の左側に「花貫物産センター」が見えます。その先の左側に「大能駐車場」があります。こちらは40台ほどが駐車できます。

メインとなっている駐車場は国道をさらに進み、花貫第二トンネル、花貫第一トンネルを通り、大きなカーブのところを左に入った先にある「花貫駐車場」になります。こちらは110台ほど駐車できます。

花貫駐車場は大型バスも駐車でき、屋台(お店)もたくさん出店されていて、賑やかです。



この2つの駐車場がメインになります。2つの駐車場の間にある小滝沢キャンプ場は紅葉まつり期間中は閉鎖になっています。

行ってみるとわかるのですが、大能駐車場と花貫駐車場の間は国道と並行して、車一台が通れるほどの道路があります。紅葉まつり期間中はこの細い道路が車両通行止めとなり遊歩道として使われます。

2つの駐車場の特徴は以下のようになっています。

「大能駐車場」
普通車500円。吊橋まで0.8km、徒歩13分。下り坂。静かな駐車場。

「花貫駐車場」
普通車500円。吊橋まで0.8km 、徒歩20分。上り坂。お店が多く賑やかな駐車場。

なだらかな遊歩道なので上りと下りはそれほど気にすることはないと思います。

花貫駐車場

駐車場に到着しました。

前日も雨、撮影当日も雨なので、早朝に駐車場に到着した時は数台しか車がいませんでした。駐車場に到着してしばらくは雨が強く、外に出るのも大変なほどでしたが、しばらく待機していると小雨になってきました。

この写真は小雨になった時に撮影しています。

「駐車場の様子」

普通車110台、大型バスも駐車できるので駐車場はかなり広いです。駐車場の横にはお店がたくさん出店されていました。観光客が多いので飲食が楽しめるようになっています。

遊歩道

駐車場の奥に進むと遊歩道のスタートです。

右側がこの渓谷最大の見所である「汐見滝吊橋」方向になります。左側は不動滝・乙女滝の2つの滝に行くことができます。

「吊橋へ向かう」

すぐに階段が現れ、それを登ると道路に出ます。

「花貫渓谷 紅葉まつり案内図」

この案内板がとてもわかりやすいです。花貫駐車場からは20分ほど歩くと汐見滝吊橋に到着し、そこから右側は道路を歩く道、左側は遊歩道になり、小滝沢キャンプ場で合流し、大能駐車場へと繋がっています。

「道路」

こちらが紅葉まつり期間中に車両通行止めになっている道路です。花貫渓谷に行く前は、自然散策路のようなものをイメージしていたのですが、川沿いにある道路を歩くという感じになっていました。
この辺りは道路が広いです。

少し歩くと道路狭くなってきます。

道路の奥の方の木々の葉は紅葉しており、とても良い雰囲気。なんとか雨も止んでくれました。

「案内板」

花貫駐車場と汐見滝吊橋の案内がありました。

「道路の様子」

この道をまっすぐ進んでいきます。右側の道は国道へと繋がっている道です。紅葉期間以外はこの道路まで車で入ってこれるようです。

「吊橋付近」

吊橋付近まで歩いてきました。ここは分岐になります。なんとなく写真の左方向に行きたくなるのですが橋は右方向です。道路をそのまま歩いて行きます。

左側は橋の下になっており、こちらは渓谷を近くで楽しむことができます。

汐見橋吊橋の紅葉を撮影したいので、右へと進みます。

「分岐の様子」

ここに「滝はこちら」などという案内が無いのでわかりにくいですね。橋から戻ってくる人に「橋はどっちですか?」と聞いたら「右に歩いて行ってすぐだよ!」と教えてくれました。

左側はトイレと橋の下の広場になっています。

「汐見滝吊橋入口」

右側が少し膨らんだ場所があり、左側に看板が見えます。ここが汐見滝吊橋の入口になります。

紅葉に囲まれる汐見滝吊橋

早朝は雨が強かったので、それほど人はいませんでした。雨が小降りになり、駐車場から歩き始めた時には少しずつ車が入ってきていたので、人がいない橋を撮影できるのはわずかな時間だと感じていました。

橋に着くとちょうど人がいない状態でした。まず、橋の入口から1枚撮影。撮影した画像をカメラのモニターでチェック。

撮影の時間が無いので標準レンズの広角側から望遠側へズームしながら何枚か撮影しました。

こちらは橋の入口が左右に入っている構図です。

最後に狙いの一枚。

レンズ焦点距離 : 28mm(APS-C : 19mm)

ローアングルで撮影しました。吊橋が奥に上がっていく感じがいいですね。汐見滝吊橋ならではの光景。

「押し寄せる観光客」

縦構図も撮りたかったのですが、先ほどの写真を撮り終えると、観光客の方に「シャッター押してください!」と頼まれました。写真を撮り終えて、観光客にカメラを返して、後ろを振り返ると・・・

10人以上が橋の入り口に。観光客がどんどん橋を渡り始めました。

どこかで人の流れが切れたら縦構図を狙おうと考えていましたが、しばらく待っているとそれは無理なことに気が付きました。

「汐見滝吊橋案内板」

汐見滝吊橋は平成2年に整備されましたが、長年の厳しい気象条件により、木質部材が腐食したため、平成16年に大改修を行い、以前と同様に生まれ変わりました。

この吊橋は利用者の安全を守りながら、花貫渓谷の自然景観にも調和するよう、地元特産のスギ材が使われております。

特に主索ワイヤーロープ上の歩行床部には、255本の加工丸太が使われており、親柱・手摺支柱部にも鋼材を覆うように106本の加工丸太が使われております。

吊橋からは、眼下に汐見滝や四季折々に変化する花貫渓谷を眺めることができ、訪れる利用者の目を楽しませてくれる名所になっております。

「花貫渓谷周辺MAP」

駐車場・トンネル・橋・ダムなどの位置関係がよくわかります。花貫渓谷に行く前にこの地図を見ておくことをオススメします。

「橋の反対側から」

橋を渡って振り返って撮影しています。
橋に人が少なくなった瞬間にシャッターを切っていますが、奥の方にはかなり人がいます。

「汐見滝」

橋の下には小さな滝が見えます。これが吊橋の名前にもなっている「汐見滝」です。紅葉の中に静かに佇んでいるような滝です。

橋の下へ

汐見滝吊橋の下へ行ってみます。

橋から道路を少し戻り、トイレの看板のあった場所を入っていきます。

「落ち葉の絨毯」

ここは落ち葉の絨毯が美しく、紅葉と落ち葉を撮影している人が多かったです。広場の入口には「紅葉期間中はバーベキュー禁止」と書いてありました。夏はバーベキューが可能な場所なのでしょうか?

川の水量が少ない場所なので、川遊びには適した場所だと思いました。

「吊橋」

広場から吊橋を撮影しました。橋の定番構図も良いですが、渓谷の中にある橋という感じも良いですね。ここからは黄色い紅葉が綺麗でした。

花貫渓谷 撮影後記


茨城県のこの地域には日本三大名瀑の「袋田の滝」をはじめ、滝や渓谷が多く、一度訪ねてみたいと思っていました。

花貫渓谷の汐見滝吊橋の写真は何度か目にして、美しい風景だと感じていたので、今回は楽しみに花貫渓谷に到着しました。

前日も撮影を考えていたのですが、大雨でダメ。当日も朝の大雨を見ると、また撮影は明日に延期かな?などとも思いましたが、駐車場で待っているとうまく雨が上がってくれました。

本当は人のいない早朝に横・縦構図それぞれ撮影したかったのですが、雨の影響で汐見滝吊橋での撮影はわずか5分ほど。なんとも忙しい撮影になってしまいました。

紅葉の良い年は橋の両側が赤いモミジの葉に覆われるようですが、今回は右が赤で左が黄色になっていました。紅葉の当たり年に再度挑戦したいですね。

汐見滝吊橋の撮影を終えたら、駐車場のすぐ横に2つの滝へ行ってみました。数十メートル歩くだけなので簡単に滝撮影を楽しむことができました。


花貫渓谷 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称花貫渓谷
ふりがなはなぬきけいこく
住所茨城県高萩市中戸川大能
駐車場有 / 普通車160台。有料:500円
トイレ

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