「鳴子峡」高さ100mの断崖絶壁と奇岩が美しい東北を代表する紅葉名所

| 撮影:五島 健司

宮城県大崎市にある峡谷で、高さ100mほどの断崖絶壁が2.5kmに及び続いています。屏風に描かれたような奇岩と松の絶景は見事です。

「鳴子峡」の写真ギャラリー

鳴子峡の概要

鳴子峡は鳴子温泉エリアに位置し、上流は中山平温泉、下流は鳴子温泉・東鳴子温泉の温泉街が広がっています。

この地を流れる大谷川が大地を侵食して100mもの高さの断崖絶壁が造られました。

ミズナラ・カエデなどの広葉樹が多く、秋には見事な景観となります。

鳴子峡へのアクセス

大崎市方面からは国道108号で鳴子温泉を目指します。鳴子温泉のところに「新屋敷」という交差点があるので、ここを直進します。ここからは国道47号になります。

鳴子温泉を越えて1kmほど走ると市営駐車場が見えてきます。


鳴子峡撮影のアドバイス


「鳴子峡案内図」

ここに書いてある地図はわかりにくかったです。

鳴子温泉方面から進んでくると左側に大きな駐車場があります。渓谷の下の遊歩道を歩かないで撮影する場合は、駐車場に車を置いて、左方向に進むと橋があります。その橋の上からが1ヶ所目の撮影ポイント。

その先の左側に大きな駐車場や売店が有り、そこが2ヶ所目の撮影ポイントになっています。

駐車場から歩道を歩いていくと、カーブの先に橋が見えます。

この橋は「大深沢橋」で、鳴子峡のシンボルでもあります。

「大深沢橋からの眺望」

正面には奇岩の数々、左側側にはレストハウスが見えます。

下を覗き込んでいる観光客の「高い!怖い!」という声が響いていました。


この橋からは渓谷の底まで見えます。

奥の奇岩は細長く、圧倒的な迫力です。手前の奇岩も大きいですが、その奇岩が小さく見えるほどに巨大でした。

渓谷の底は遊歩道が整備されており、たくさんの観光客が紅葉を楽しんでいました。

「橋から左側の眺望」

橋の真下は遊歩道があるので、レンズを少し左に振り、遊歩道が入らないようにしました。

前の写真の左側も奇岩が続いており、断崖絶壁の紅葉風景が広がっています。

岩の上に生える背の高い松の木は、日本画の雰囲気を作り出していますね。

「アップしてさらに迫力を出す」

上記の写真をさらに切り撮ると、臨場感のある写真になりました。

右側が絶壁、左側は紅葉の木々が多くなり、川の両岸で違った趣になります。

「渓谷に映り込む橋の影」

午後2時頃に撮影すると、渓谷に橋の影が映り込みました。

レストハウス前の撮影ポイント

橋を渡り左側に進むとレストハウスがあります。

このレストハウス付近は、川底へ下る遊歩道の入口になっており、たくさんの人で賑わっていました。

展望台も設置されています。

レストハウス前は鳴子峡の定番構図撮影ポイントです。

奥に見える橋が先程渡ってきた大深沢橋になります。

大深沢橋と奥の紅葉を入れて撮影するのが、鳴子峡の定番構図になっています。

「鳴子峡全景」

大深沢橋の方向を広く撮影してみました。全体はこの写真のような風景になっています。

あとはどこを切り撮るかになりますね。

「橋を思い切って大きく」

橋を主役にして、大きく配置しました。

橋の上には観光客がたくさんいます。人を入れないでの撮影は早朝・夕方遅くでないと難しそうです。

これだけ橋を大きく撮影すると、鳴子峡のスケール感が伝わらなくなるのでイマイチ。

「橋と紅葉をバランス良く」

レンズ焦点距離 : 62mm(APS-C : 41mm)

ひとつ前の写真は橋を主役にしましたが、今回は紅葉の渓谷の風景の中に橋を配置してみました。

これくらいのバランスがしっくりくる感じがします。

「鳴子峡案内板」

鳴子峡は、地盤の隆起運動とともに、大谷川(おおやがわ)の侵食で刻まれた深さ100メートルにも及ぶ大峡谷です。弁慶岩や夫婦岩などの奇岩奇怪石が連なり断崖絶壁と渓流が織りなす景勝地として、昭和36年には、宮城県の名勝に指定されました。晩春や初夏は匂い立つ目映いばかりの新緑、秋には真っ赤に染まる紅葉に覆われその眺めはまさに絶景です。ごゆっくりとその美しさをご堪能下さい。

陸羽東線のトンネル


レストハウス奥には橋梁とトンネルが見えます。

ここでは鉄道写真も人気となっています。電車待ちのカメラマンもいました。

「縦構図」

今回は鉄道写真撮影はしませんでした。トンネルと鉄橋は縦構図だとこんな感じになります。

縦構図だと峡谷の深さも出ていいですね。

駐車場へ戻る途中も再度橋の上から峡谷を撮影。

レンズ焦点距離 : 200mm(APS-C : 133mm)

逆方向から歩いてみると、来たときとは違う風景が見えてきます。

こちらは橋の下にある奇岩を主役に撮影しました。

岩を囲む紅葉や木の枝がアートのようです。

「紅葉を楽しむ人々」

橋の真下は展望スペースになっています。今回は下には降りませんでしたが、次回は下の遊歩道にも足を伸ばしてみたくなりました。

これだけの峡谷を下から見上げたらどんな感じなのか?と想像するだけで楽しくなりますね。
(谷底からの登りを考えると下に行くのを躊躇しますが・・・)

「紅葉の吸引力」

重力に引っ張られ、引きずり込まれそうな風景。

「峡谷一の奇岩」

レンズ焦点距離 : 70mm(APS-C : 47mm)

この奇岩はインパクトがあり、ずっと心に残ります。

記念に奇岩を主役にして撮影。

「ドローン風の写真」

橋の上から真下を撮影すると、ドローンで撮ったような雰囲気になりました。


撮影:五島 健司

鳴子峡のシンボルの橋の後ろに虹のアーチが現れました。


撮影:五島 健司

紅葉真っ盛りの鳴子峡。色鮮やかな紅葉と虹のコラボレーション。

秋晴れの紅葉風景


撮影:五島 健司

険しい峡谷を染め上げる鮮やかな紅葉。


撮影:五島 健司

巨大な奇岩から生える松。日本的な美しい紅葉風景を満喫することができます。


鳴子峡 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称鳴子峡
ふりがななるこきょう
住所宮城県大崎市鳴子温泉
駐車場有 / 無料: 複数ヶ所有り(百台以上)
トイレ

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