「白樺湖」~蓼科山麓のリゾート。ビーナスラインから眺める湖、空を舞う星たち。

| 撮影:五島 健司

長野県茅野市・北佐久郡立科町の境にある湖。標高約1,500メートル、周囲約4km。

「白樺湖」の写真ギャラリー

白樺湖の基本情報

蓼科高原の有名な観光スポットとなっている白樺湖。周辺には白樺湖リゾートファミリーランド、ロイヤルヒルスキー場などの施設があり、一年を通してレジャーを楽しむことが出来る場所です。
湖畔にはビーナスラインが走り、霧が峰などに繋がっています。

白樺湖の撮影ポイント

白樺湖と蓼科山を俯瞰できる撮影ポイントは2ヶ所あります。

ひとつは、ビーナスライン沿いの「ビーナスライン北山展望所」は駐車台数が多く、観光客も立ち止まるビューポイントです。

もうひとつのビューポイントはビーナスラインから白樺湖に下る道の分岐地点です。

蓼科山は円錐形が美しい標高2,531mの火山で、諏訪富士とも呼ばれています。日本百名山のひとつに選ばれており、初心者でも登りやすい山になっています。

ビーナスライン北山展望所からの眺望

白樺湖の写真でよく目にするのがここから撮影した写真です。
右側に蓼科山、左側に白樺湖という構図になります。蓼科山と白樺湖が離れてしまう感じですが、標準レンズの広角側で撮影すると、バランスの取れた写真になります。

展望スペースの先から先は少し草原になっています。

「望遠レンズで白樺湖を切り撮り」
この展望スペースからは白樺湖全体が見えます。

左側に島があり、その島には白樺の木が並んで立っています。
左奥に大きな宿泊施設が立ち並んでいます。

白樺湖の湖畔

ビーナスラインから白樺湖の湖畔まで下ってみました。
湖畔には無料の大きな駐車場があり、目の前には白樺の立ち並ぶ島が見えます。展望所からは蓼科山が右側に見えたのですが、湖畔の駐車場に来ると、左側に見えるようになります。

夏は日中になると蓼科山付近に大きな入道雲が出現することが多いです。蓼科山・八ヶ岳と日本百名山が隣り合っており、気象の変化が激しいエリアになっています。

白樺湖は人工湖でその名の通り「シラカバ」がテーマになっています。島には白樺の木が並び、リゾート地の雰囲気がよく出ています。
蓼科山は形が美しく、富士山のような存在感がありました。

「広角で撮影」
蓼科山の上には入道雲、左側は絹雲が出ていました。

夏の写真は紅葉時期と比べると緑一色で単調になりがちですが、青空と雲が良いバランスで入ると味のある写真に化けます。

ビーナスライン北山からの夜景撮影

月明かりのある夜だったので、展望所から夜の白樺湖撮影に挑戦しました。平日の夜は時々観光客の車が来る程度で、静かな撮影となりました。

レンズ焦点距離 : 38mm(APS-C : 25mm)

白樺湖はリゾート地なので宿泊施設が多く、湖畔を彩るライトが綺麗です。蓼科山の上空には星が見えました。

白樺湖俯瞰ポイント

ビーナスラインから白樺湖へ下る道の分岐地点から撮影しました。路肩に2台程度車を停めることができる場所があり、そこから白樺湖を俯瞰できます。

ここからは蓼科山と白樺湖を正面に見ることができます。「ビーナスライン北山展望所」よりバランスが良いと思います。手前に電柱が入りますが、風景の中に溶け込み、それほど気にはなりません。

「夜中の白樺湖」
日中に撮影した場所を夜撮影すると全く違う雰囲気になり面白いです。
日中にロケハンしてあるので、夜でも落ち着いて撮影することができました。月が出ていて明るい夜でしたが、星も写るので長秒で何枚か撮影してコンポジットにしました。

レンズ焦点距離 : 29mm(APS-C : 19mm)

ビーナスラインや白樺湖へ続く道を通る車のライトが入り、躍動感のある写真になりました。リゾート地で光が多いので、静かな風景よりはこのような動きのある写真のほうが似合います。

白樺湖 撮影後記

白樺湖は周囲に建物が多く、純粋な風景写真スポットとしてはそれほど人気が高くありませんが、この環境を活かした写真にすれば、楽しめる撮影スポットです。

ビーナスラインを少し進めば車山(八ヶ岳・鳳凰三山・富士山・北アルプスなどの眺望)、夏は車山周辺のニッコウキスゲなどの有名な被写体がありますが、遠方の山が見えないときでも、比較的距離が近い蓼科山は見えていることがあります。

車山の撮影に行って遠方の眺めが良くないときなどは、白樺湖と蓼科山の撮影にしてみるのも良い選択だと思いました。

茅野周辺は白樺湖・女神湖・白駒の池・御射鹿池・蓼科湖などの撮影スポットが数多くあります。雄大な風景と水辺というテーマで撮影プランを組むのが良いと思います。

撮影お役立ち情報

アクセス
[茅野市街地より]
国道152号線(大門街道)を北西方向に進み、「堀」交差点の少し先を斜め左方向に入ります。
次に「芹ヶ沢」の信号を左折します。
そのまま国道152号線を北上すると、白樺湖に到着します。


白樺湖 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称白樺湖
ふりがなしらかばこ
住所長野県茅野市北山字池の平
駐車場有 / 無料:100台程度

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冠雪の北アルプス三段紅葉など

日本の代表的な紅葉名所である「涸沢カール」、2本の巨大滝を同時に見ることができる「米子大瀑布」、雄大で様々な表情を見せる「志賀高原・渋峠」、エメラルドグリーンの「阿寺渓谷・柿其渓谷」など紅葉の名所があります。 ※下記記載の時期はその年の気象条件によって変動しますので、参考程度に捉えてください。 ライブカメラで涸沢の紅葉を見ていれば、その年の紅葉のスタートがわかり、各地のライブカメラを参考にすると計画が立てやすいです。 [10月前半] まず、標高の高い北アルプスの「涸沢カール(標高2,300m)」「栂池(標高1,900m)」「乗鞍岳(標高2,800m付近)」、中央アルプスの「木曽駒ヶ岳・千畳敷カール(標高2,600m)から長野の紅葉が始まります。 その後「志賀高原の渋峠(標高2,170m)」「白駒の池(標高2,100m)」あたりに紅葉が進んできます。 高山系の紅葉写真を狙うのであれば「涸沢→栂池」「涸沢→乗鞍」のコース、「千畳敷カール→白駒の池」のコースなどが良いでしょう。 1ヶ所でバリエーションに富んだ紅葉の撮影スポットは「志賀高原」です。標高1,000~2,200m付近を車で移動できるので、雲海・沼や湿原の紅葉・荒涼とした山・一面が紅葉した山の斜面などが撮影できます。標高差により紅葉のスピードが違うので、紅葉の始まりから枯れ紅葉の写真も撮ることができます。 [10月中旬] 「乗鞍(一ノ瀬園地)」「上高地(標高1,500m)」「御嶽山」「鎌池(小谷村)」「山田牧場」「中津川渓谷(秋山郷)」「美ヶ原」 上高地は紅葉が早いイメージがありますが、意外と遅いです。(10月中旬から下旬) 上高地は河童橋付近にテント場があるので、テントを持っていって大正池・明神池・田代池などを中心に数日間の撮影も良いと思います。 この時期は「上高地と乗鞍」、少し足を伸ばして「鎌池」のコースがお勧めです。志賀高原付近で「山田牧場と秋山郷」のコースも良いでしょう。 乗鞍は滝の撮影ポイントも数多くあり、「番所大滝」「三本滝」「平湯大滝」「善五郎の滝」などがあります。 [10月下旬~11月上旬] 「奥裾花渓谷」「鏡池(戸隠)」「飯綱湖」「雷滝」「八滝」「大峰高原」「自然湖」「阿寺渓谷」「柿其渓谷」「遠山郷」「横谷渓谷」 この時期は「奥裾花と鏡池(戸隠)」のコース、木曽路の「阿寺渓谷」「柿其渓谷」のコースがお勧めです。阿寺渓谷・柿其渓谷は水の色がエメラルドグリーンで美しい紅葉の風景写真を撮ることができます。 前半は標高の高いところが限られているので状況を把握しやすいですが、後半はいろいろな所が一気に紅葉します。 ライブカメラなどで各地域の代表的な場所の紅葉を把握して、撮影スポット巡りの計画を立てると良いでしょう。

       

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