「大内宿」茅葺き屋根と雪景色が美しい江戸時代に栄えた半農半宿の宿場町

| 撮影:五島 健司

福島県下郷町にある江戸時代に栄えた「半農半宿」の宿場町で、現在でも約30軒の茅葺き屋根の家屋が並んでいる。福島県を代表する観光地のひとつ。

「大内宿」の写真ギャラリー

大内宿の概要

江戸時代にタイムスリップしたかのような宿場町の光景。大内宿は国の重要文化財に指定され「国選定重要伝統的建造物群保存地区」になっています。

福島県を代表する観光スポットのひとつで年間120万人もの観光客が訪れます。

江戸時代に日光と会津を結ぶ会津西街道が整備され、その街道の宿場町として栄えたのが大内宿です。

現在でも30軒以上の茅葺き屋根の建物が残されています。

例年2月の第2土日には「大内宿雪まつり」が開催され、雪で作られたかまくらや灯篭の灯が幻想的な風景を創り出します。

大内宿へのアクセス・駐車場

[栃木県日光市方面から]
国道121号で北上。福島県の下郷町に入ると、阿賀川に奇岩の名勝「塔のへつり」があります。
この周辺は飲食店が何軒か立ち並び少し賑やかです。

そのまま北上を続けると会津鉄道の「湯野上(ゆのかみ)温泉駅」が右側に見えてきます。ここは桜と鉄道の撮影スポットとして人気があります。

湯野上温泉駅を過ぎると橋があり、その手前に「大内宿こぶしライン」「会津美里・大内宿」は左折という案内板があります。橋を渡ったらすぐに左折となります。

左折して県道329号(湯野上会津高田線)に入り、道なりに進んでいくと大内宿の駐車場に到着します。大きな駐車場・トイレがあります。

駐車料金は1日300円となります。メインの駐車場から大内宿は歩いて1分ほどです。

奥側には臨時駐車場がありこちらは無料となっています。大内宿までは3〜5分ほど歩きます。

大内宿 撮影のアドバイス

[光の条件]
大内宿を俯瞰して撮影する「大内宿見晴台」からは南方向の撮影となります。よって、日中は逆光になるので、早朝・夕方の撮影が良いでしょう。

[雪景色]
岐阜県の白川郷と同様に、茅葺き屋根と雪はとてもよく合います。雪の降っているときの撮影ではストロボ(フラッシュ)をたいて雪の前ボケを入れてみましょう。

[観光客]
日中は観光客が多いので人を入れないようにして撮影するのは難しいです。

大内宿の風景


撮影:五島 健司

駐車場から少し歩くと江戸時代にタイムスリップしたような風景が現れます。
大内宿の良いところはメインストリートがアスファルトではなく、土のままというところでしょう。
道路の両端には茅葺き屋根の民家がずらりと並んでいます。
途中に現代風の建物もなく、映画のセットのように江戸時代の風情が残っています。


撮影:五島 健司

大内宿の写真でよく目にする構図は「大内宿見晴台」から撮影したものです。
これから見晴台までのルートを説明します。

大内宿見晴台までのルート


大内宿のメインの駐車場は大内宿の南側に位置しています。そこから宿場町の中を北に向かって歩いていくと、写真のような場所に出ます。

北側は小高い山になっており、そこから大内宿を俯瞰できるようになっています。
急な階段で登るコースと、緩やかな坂で登る迂回コースの2つがあります。

「急登コース」

こちらは階段を登ると見晴台の近くに出ます。

「迂回コース」

途中には神社のような建物があります。緩やかな階段とスロープで登ることができます。


茅葺き屋根からは草が生えており、とても風情のある場所でした。

「大内宿 見晴台」

こちらが見晴台です。それほど高さもなく、宿場町からちょっと裏山に上がるという感じです。

観光用の見晴台ですので、柵が設置されています。

左右には木々があるので、その間から大内宿を撮影します。

大内宿の雪景色


撮影:五島 健司

夕暮れ時、空がピンク色に染まりました。

茅葺き屋根にはあかりが灯りはじめ、ノスタルジックな光景に。

土日祝日は観光客で混雑しますが、平日だと人が入らないで撮影できるチャンスもあります。

「灯」

撮影:五島 健司

辺りが暗くなると、茅葺き屋根の建物に明かりが灯リます。

「雪」

撮影:五島 健司

宿場町・古民家・茅葺き屋根などの被写体は雪が良く似合います。

雪が降ってきたのでストロボ(フラッシュ)をたいて、雪が印象的に写るようにしました。


撮影:五島 健司

茅葺の屋根に降り積もった雪が印象的です。


撮影:五島 健司

雪が降ったり止んだりを繰り返すと、同じ構図で違った雰囲気の写真を撮ることができます。

「見晴台より」

撮影:五島 健司

見晴台からの撮影です。

光と影が美しい写真になりました。

「雪の宿場町」

撮影:五島 健司

江戸時代から幾度もの冬を越えてきた茅葺き屋根の家屋。


撮影:五島 健司

雪が舞い降りてくると幻想的な宿場町風景になります。


撮影:五島 健司

茅葺き屋根から伸びる氷柱と干し柿。

建物ひとつひとつを見ていくとそれぞれの個性があり、切り撮りを楽しむことができます。

秋の大内宿


撮影:五島 健司

宿場町の秋風景。

宿場町の奥にはカラマツが黄色く色付き、冬の訪れを感じさせています。


撮影:五島 健司

紅葉する木々、真っ黄色なイチョウなどが美しい。


撮影:五島 健司

大内宿見晴台のモミジが赤く色付いていました。

真っ赤に染まる山

撮影:五島 健司

霜で真っ白くなった茅葺屋根と赤く染まる周囲の山々。


大内宿 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称大内宿
ふりがなおおうちじゅく
郵便番号969-5207
住所福島県下郷町大字大内山本
駐車場有 / 有料:300円(少し離れたところに無料駐車場有り)
トイレ

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