「スッカン沢」那須塩原にあるブルーの水と光芒が美しい神秘的な渓谷

Camera : Canon EOS 5D Mark IV | 撮影:テツヤ(シュガ)

栃木県那須塩原市にある渓谷で、スッカンブルーと呼ばれる青い水が美しい。渓谷最大の雄飛の滝は光芒撮影スポットとして人気が高い。

「スッカン沢」の写真ギャラリー

スッカン沢の概要

スッカン沢は火山による鉱物・炭酸などの成分を多く含む水が流れ、光が当たると青白く輝きます。この色は「スッカンブルー」という名前で親しまれています。スッカン沢という名前はインパクトがありますね。昔、酸性の水が酸っぱいことから「酢辛い沢」と呼ばれていたものが、だんだん訛り「スッカンサワ」と呼ばれるようになったそうです。

スッカン沢を代表する写真は「雄飛の滝と光芒」です。真夏の午後2時~3時頃、渓谷最大の滝に光芒が降り注ぎます。その神秘的な姿が人気で、多くのフォトグラファーが撮影に訪れます。

スッカン沢には「素簾の滝」「仁三郎の滝(舞姫滝)」「雄飛の滝」「雷霆の滝」「咆哮霹靂の滝」などがあり、渓谷美を満喫することができます。駐車場から雄飛の滝の滝までは片道40分程度なので、撮影には丁度良い行程でしょう。

スッカン沢は栃木県の那須塩原エリアにあり、首都圏から日帰りで挑戦できる渓谷です。
スッカン沢があるのは日光市・那須塩原市・矢板市にまたがる高原山で、この山は日本三百名山に指定されています。レンゲツツジで有名な八方ヶ原も高原山にあります。

スッカン沢 撮影のポイント

[タイミング・光の条件]
・雄飛の滝の光芒は真夏の午後2~3時
・晴れた日にスッカンブルーを見ることができる

[レンズ]
・標準、望遠、広角どれも楽しめる
・レンズを少なくするなら標準、望遠

[その他]
・駐車場からメインの雄飛の滝まで徒歩片道40分

スッカン沢へのアクセス

[矢板市方面から]
東北自動車道「矢板IC」出口から県道30号を北へ、矢板市泉中学校付近から県道56号(八方道路)を道なりに9kmほど進むと左側に「スッカン沢」駐車場があります。2kmほど手前には「山の駅たかはら」がありますので、休憩トイレなどは山の駅を利用するのが良いです。

[日光と会津方面・那須塩原方面から]
日光と会津を結ぶ国道121号の途中から国道400号を東へ。
那須塩原からは国道400号を西へ。

国道400号の途中に県道56号の入口があるので県道56号へ。約6kmほど進むと右に「スッカン沢」駐車場があります。

県道56号は狭く、カーブの多い道なので運転には気をつけましょう。
ページ下部に地図がありますのでそちらも合わせてご覧下さい。

素簾の滝

スッカン沢駐車場から、まず長い階段を下って、渓谷沿いの遊歩道に出ます。緩い下りの遊歩道(ほぼ平坦に近い)遊歩道です。

スッカン沢の写真を見ると秘境ならではの険しい登山道を歩くような気がしますが、スニーカーで歩けるようなハイキングコースになっています。

本当に緩やかな下り坂で、滝としてはかなり楽な遊歩道の部類に入ります。約40分ほど歩くので距離はありますが、体力的には楽な撮影だと思います。

渓谷沿いに歩いて行くとまず右側に「素簾の滝」が見えてきます。こちらは簾のような形をしている滝です。 遊歩道からは滝の全貌は見えないので、ここから下に降りていって滝を見るようになります。

遊歩道から渓谷に降りて対岸に渡ると、苔やシダの広がる深緑の森が広がっていて、そこには横幅百メートル以上に渡り水が流れ落ちており、まるで屋久島のような絶景が広がっています。川の中を歩いて対岸に渡るので水量の多いときは特に注意が必要です。


遊歩道は川からだいぶ上になっていて、遊歩道から川はこの写真のように見えます。


遊歩道は整備されており、ところどころにベンチなどが設置されています。

雨の後は下がぬかるんでいるので、登山靴か長靴が良いでしょう。途中、川の近くを歩いたり、川に入ったりしての撮影もあるので、長靴がオススメです。


危険なところには柵が設けられています。木々に囲まれた遊歩道は真夏でもそれほど暑くはなく、渓谷散策を楽しむことができました。

遊歩道沿いに歩いていくと写真のような橋が見えてきます。

仁三郎の滝

ここは仁三郎(にざぶろう)の滝です。

「素廉の滝」から10分かからないぐらいの場所にあります。この滝を発見した人物の名前から仁三郎の滝と呼ばれるようになったそうです。別名で「舞姫滝」とも呼ばれています。

「仁三郎の滝」は橋の上から見ることができます。

橋の上からは滝を手持ちで記念撮影しておきました。一番の目的は「雄飛の滝」なので、遊歩道を奥へと進みます。


分岐も無い道なので迷うこともありません。ところどころに案内板もあるので安心して撮影やハイキングを楽しめる場所です。

「展望台」

遊歩道の横に展望台があります。ここからはそれほど滝は良く見えないので写真は撮影しませんでした。休憩するには良い場所です。

「スッカン沢の案内板」

展望台からさらに奥に進みます。

しばらくこのような感じの道になっています。

「スッカン橋」

ここから川の方まで下ります。この下にある橋がスッカン橋です。
橋へ向かって下ります。


スッカン橋を渡ると対岸に行くことができます。この橋を渡った場所には栃木県内最大級の大カツラがあります。

雄飛の滝入口はこの橋へ降りる坂の途中(右側)にあります。

雄飛の滝入口


スッカン橋に降りる途中の右側に雄飛の滝の入口があります。写真のように0.1KMという看板もあるのでわかりやすいです。


右側は大きな岩がくり抜かれており、スコールが降ったときはここで雨宿りをしました。
この岩のところを左に曲がり、川岸まで下ります。

川沿いに上流に向かって歩いていくようになっています。

ここからは少し登山道風の道になりますが、険しくはありません。

岩から下るところです。

赤い矢印のように進みます。
左には落差は小さいですがとても美しい滝があります。こちらの滝も被写体として素晴らしいので、撮影を楽しむと良いですよ。

ブルーの滝壺


撮影:五島 健司

ここは淵になっており、光が入るとスッカンブルーの光景が現れます。水の近くまで行くことができるのでローアングルでの撮影も可能になっています。
大きな苔のある岩、その奥の絶壁、ブルーの滝壺、流れ落ちる白い水、周囲の木々の緑、多くの要素が凝縮されているフォトジェニックな空間ですね。

雄飛の滝へ

登山道に戻り、奥へと進みます。


このへんはシダが多く、秘境感が増してきます。


対岸はとても高さのある絶壁になっており、柱状節理が美しいです。


撮影:五島 健司

柱状節理の美しい巨大な岩盤と糸のように流れ落ちる水。

下には雄飛の滝から流れてくる水の流れがあり、峡谷ならではの風景を撮影することができます。

雄飛の滝の光芒が有名ですが、渓谷の美を意識すると他にも被写体が見つかります。


登山道は川岸から少し上を通るように作られています。ところどころ川岸に降りることができ、水面に近い位置で撮影することができます。


雄飛の滝近くは岩が多く、なかなか滝は見えません。写真の矢印のように大きな岩を回り込むようにして奥へと進みます。

このさきに大きな岩があり、その上や川辺から雄飛の滝を撮影することができます。

雄飛の滝の光芒


Camera : Canon EOS 5D Mark IV 撮影:テツヤ(シュガ)

雄飛の滝はスッカン沢最大の滝で、人気も絶大。

晴れた日の午後には三脚がずらりと並ぶこともあります。左右にある大きな岸壁の奥から豪快な音を立てて水が流れ落ちてきます。

滝の周辺が狭い空間になっているので水しぶきが舞い、このような美しい光芒が現れやすくなっています。

滝の上の木々の隙間から差し込む光は、幾筋もの光線を生み出し、神秘的な光景を演出します。

「横構図」

Camera : Canon EOS 5D Mark IV 撮影:テツヤ(シュガ)

横構図でアップ撮影すると岩や光芒の質感がよく出ました。

スッカンブルーの滝壺


撮影:五島 健司

雄飛の滝手前の淵の縦構図になります。
下側がブルー、上が緑になり、コントラストが美しい写真になりました。


撮影:五島 健司

こちらは広角レンズで撮影。淵がより大きく写り、スケール感の大きな写真になります。

苔の森


屋久島のような雰囲気の森と、その奥にひっそりと流れる繊細な滝。


Camera : Canon EOS 5D Mark IV 撮影:テツヤ(シュガ)

スッカン沢 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称スッカン沢
ふりがなすっかんさわ
郵便番号329-2922
住所栃木県須塩原市湯本塩原
駐車場有 / 無料 : 15台程度
トイレ

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