「十輪寺の桜」平安時代の歌人 在原業平ゆかりの「なりひら桜」が見事

レンズ焦点距離 : 82mm(APS-C : 55mm)

京都市西京区にある十輪寺は平安時代の歌人「在原業平」が晩年を過ごした地で、春になると中庭にある樹齢200年の「なりひら桜」が美しい花を咲かせる。

「十輪寺の桜」の写真ギャラリー

十輪寺の概要

十輪寺は京都市西京区にある天台宗の寺院です。平安時代の六歌仙のひとりである在原業平が晩年にここに隠棲したと伝えられており、「なりひら寺」とも呼ばれています。

境内の裏山には在原業平が使ったと言われる塩竈の跡があります。

中庭には樹齢200年ほどの枝垂桜が植えられており「なりひら桜」として知られ、春には桜の名所になっています。

十輪寺へのアクセス

阪急京都線「西日向」駅付近から西方向へ。2kmほど進んだ右側が十輪寺です。
詳しくはページ下部の地図をご覧下さい。

十輪寺 撮影のポイント

[タイミング]
・桜の見頃は例年3月下旬〜4月上旬

[光の条件]
・裏山からの俯瞰は南向き、南西向きを撮影(午前中が順光)

十輪寺の駐車場から山門へ


十輪寺の入口には参拝者用の駐車場があります。


砂利の駐車場で10台ほどのスペースがあります。


駐車場から拝観入口という看板の方向に歩いていきます。


少し歩くと山門に到着します。

十輪寺の山門


古刹らしい山門です。山門の右側が開いているので、ここから中に入ります。
入るとすぐ受付になります。拝観料は400円、拝観時間は9:00〜17:00です。


十輪寺のなりひら桜(天蓋桜)


こちらが樹齢200年のなりひら桜です。中庭の天を埋めるほどの桜であることから天蓋桜とも呼ばれています。


レンズ焦点距離 : 48mm(APS-C : 32mm)

塩竃跡


高廊下と本堂の前を奥に進むとトイレがあります。そこから裏山へ続く道へと入ることができます。
裏山には在原業平が塩焼きの風情を楽しんだ窯の跡が残されています。


裏山へは緩やかな傾斜の階段を登ります。


業平朝臣の墓、塩がまの旧跡の案内板があります。


坂を登り終えると平らな場所になります。


左側が在原業平氏の墓、右側が塩がま跡になります。
桜の俯瞰ポイントは右方向です。

なりひら桜を俯瞰


遊歩道から「なりひら桜」を俯瞰することができます。十輪寺の桜は瓦屋根と桜の風情ある風景が人気となっています。本堂は鳳輦形(ほうれんがた)と言われる独特の形状をしています。


撮影ポイントからの様子です。
全体の様子がわかるように広めに撮影しています。
この位置よりもっと左側からも撮影できます。


撮影ポイント付近の様子。
こちらは通路を入れて撮影してみました。


レンズ焦点距離 : 82mm(APS-C : 55mm)

裏山から俯瞰すると建物に囲まれた中庭に「なりひら桜」があるのがわかります。
本堂の独特屋根の形は美しく、この風景を特別のものにしてくれます。
濃淡のある瓦も歴史を感じさせる要素ですね。

「縦構図」

夕陽の斜光を浴びた「なりひら桜」
静かな春の一日が終わります。


この建物の手前から「なりひら桜」がよく見えます。


このもう少し左側から桜と本堂の屋根が抜けて撮影できるようになっています。

塩がま


塩かまの周辺はロープで囲いがあります。


桜の俯瞰、塩がまを見た後は来た道を戻ります。
本堂の横に来ました。

十輪寺の高廊下


十輪寺のシンボルのひとつでもある高廊下。
左側が中庭になっており、桜と庭園を眺めることができます。


レンズ焦点距離 : 27mm(APS-C : 18mm)

夕方になると太陽からの光量が少なくなり、柔らかい光での撮影となりました。

十輪寺の三方普感(さんぽうふかん)の庭


この庭園は1750年の本堂再建時に作られてた庭です。小さな庭でも楽しめるようにと「立って見る」「座って見る」「寝て見る」という3通りの楽しみ方ができるように設計されています。

この庭は「三方普感の庭(さんぽうふかんのにわ)」という名前がつけられています。

廊下・業平御殿・茶室とそれぞれの場所から違った眺めを楽しむことができます。桜の季節ではなくとも、この庭と空間を見るだけでも価値があります。

「三方普感の庭(さんぽうふかんのにわ)」の由来

廊下には庭の由来が記載されています。


三方普感の庭の名のごとく、見る方向によって違った印象の風景になります。
現在は、廊下とこの位置からの2方向の風景を楽しむことができます。(右側の赤い建物は入れません)


桜だけでなく、中庭の石や苔も風情があり素敵です。


中庭から見える空を埋め尽くす桜。


高廊下と桜。
古刹の雰囲気がよく出ます。

「夕暮れの桜」

十輪寺の大樟樹


境内には大きな大樟樹があります。
十輪寺の本堂は樟で作られていることから、この木は分身とも言われており、神木となっています。

「花手水」

レンズ焦点距離 : 30mm(APS-C : 20mm)

辺りが暗くなり始めました。
帰るときに花手水に立ち寄りました。


十輪寺の桜 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称十輪寺の桜
ふりがなじゅうりんじのさくら
住所京都府京都市西京区大原野小塩町481
駐車場有 / 無料:10台程度
トイレ

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