「仏ヶ浦展望台」国指定天然記念物の巨大奇岩 下北半島を代表する名勝と美しい海景色

レンズ焦点距離 : 200mm(APS-C : 133mm)

下北半島西岸の海岸沿い2kmにわたり、奇岩・断崖絶壁が連なっています。国の名勝と天然記念物に指定されており、青森県を代表する観光スポットです。

「仏ヶ浦展望台」の写真ギャラリー

仏ヶ浦とは

「仏ヶ浦」は下北半島の西岸にあります。観光地として有名なので、旅行パンフレットやウェブで写真を見たことのある方も多いかと思います。

下北半島にある「恐山」とともに神秘的なスポットとして人気があります。古くは仏宇陀(ほとけうた、ほとけうだ)と呼ばれ、地元の人しか知らないような場所だったそうですよ。

数ある奇岩には極楽浄土を連想させる、「如来の首」「五百羅漢」「極楽浜」「一ッ仏」「親子岩」「十三仏」などの名が付けられています。

ここは断崖絶壁になっており、国道の高台にある展望台付近か遊覧船で海から眺めるしか、全体を見ることはできません。仏ヶ浦の岩の側に行くには2つの方法があります。遊覧船で行く方法と、国道からでている高低差100mほどの遊歩道を歩く方法です。

遊歩道は高低差100mもあるので結構ハードです。国道から仏ヶ浦までは地形が険しすぎて道路は作れなかったようです。現地に行くと、道路を作るのが無理だというのがよくわかります。

津軽海峡の激しい波と雪。長年風雪を耐えて造られた圧倒的なスケール感。険しさや厳しさだけでなく、光によってはエメラルドグリーンに輝く海もまた魅力的な場所です。

仏ヶ浦へのアクセス

青森市方面からは国道4号で下北半島の野辺地町に向かいます。ここから下北半島の西岸を走ります。

海沿い近くに国道279号が走っています。それと並行して国道279号のバイパス(下北半島縦貫道路)も通っています。

この「下北半島縦貫道路」は入口や出口の標識が高速道路と同じ緑色で、間違って高速道路に入ってしまったかと思ったりしますが、なんと無料。

行きはこの道は有料道路だと思ったので一般道を走りましたが、帰りは下北半島縦貫道路を使いました。(途中で間違って下北半島縦貫道路に入ってしまい、高速だから料金がかかる!とガッカリしましたが、無料だったのでよかったです)

下北半島を走るときは「下北半島縦貫道路」を使いましょう!東北には高速道路に見えるけれど、無料という道路があったりしますよ。

下北半島の付け根の野辺地町から60kmほど走るとむつ市に到着です。途中の横浜町は春の菜の花で有名ですね。

むつ市からはむつ半島の南岸を走ります。ここから仏ヶ浦までは国道338号になります。70kmほど走ると仏ヶ浦に到着します。

下北半島でもう一つ有名な観光地「恐山」。恐山に寄った後に薬研温泉を通って山越えをして、仏ヶ浦に向かう県道284号を通るルートがあります。地図上では、県道なのでとても良いルートに思えますが、恐山から20kmほど進んだところで、いきなり砂利の山道に。

「ここから20kmほど山道が続きます」と表示されていました。20kmほど走ってきてここで引き返すのも・・・と思い、この道で海岸沿いまで向かうことにしました。

台風の後だったので、道はドロドロ、轍と穴だらけ。何台か観光客が通っていましたが、車の底を擦りまくっていました。この道は大変なので、恐山からはむつ市に戻って、海岸沿いの338号を走ったほうが良いと思います。



仏ヶ浦展望台

駐車場の様子

国道338号(通称:海峡ライン)で北上していくと、左側に仏ヶ浦遊歩道用の駐車場があります。その駐車場には入らず、国道をさらに北に進んでいくと、左側に「仏ヶ浦駐車場」が見えてきます。

トイレ・バス用の駐車場・展望台がある、開けた場所です。

展望スペース風景

写真の右側がイパン社用の駐車場です。道路からの入口側はバスなどの大型車ようの駐車スペースになっていました。

奥にトイレがあります。この辺は絶壁になっているので水の確保が大変らしく、水の出は良くありませんでした。

展望台

駐車場に隣接して展望台が設置されていました。

展望台全景

立派な展望台なのですが、前の木々が伸びており、仏ヶ浦はあまり良く見えません。
少しは見えるので、観光客はここで眺望を楽しんでいました。

しかし、写真を撮りに来たのでこれでは・・・となってしまいますね。事前にネットで見た写真にはほど遠い感じです。

こういうときはどこか眺めの良い場所があるはずなので、国道を歩いてみることにします。

仏ヶ浦俯瞰ポイント

駐車場から北へ

写真の矢印の方向に歩いていきます。

すると50mほど進んだところから仏ヶ浦が良く見えました。

険しい地形の関係上、ベストな位置に展望台が作れなかったのでしょうね。

仏ヶ浦俯瞰

「ブルーの美しき海」

天候の悪い日が続いていましたが、この日は時々光が差し込んできました。光が当たると海が本当に綺麗な色になり、南国にいるような感じになりました。

天候が悪いのは事前にわかっていたので、光が入るのはあまり期待していませんでしたが、光が入ってくれてラッキーでした。(今回は紅葉シーズン中に悪天候が続いたので、八甲田から下北半島までドライブ+ロケハンに来てみました)

「仏ヶ浦と観光船」

仏ヶ浦を望遠レンズで撮影。

時々、観光船が到着し、観光客がぞろぞろと船から降りてきます。
船や人を見ると、仏ヶ浦の岩の大きさ、スケール感がよくわかります。


仏ヶ浦展望台 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称仏ヶ浦展望台
ふりがな仏ヶ浦展望台
住所青森県佐井村南部
駐車場有 / 無料:10台程度
トイレ

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