「峨瓏の滝」世界遺産 白神山地南部にある菅江真澄が訪れた小さな滝の紅葉風景

レンズ焦点距離 : 38mm(APS-C : 25mm)

白神山地の南側にある秋田県藤里町にある滝。春の新緑、秋の紅葉が特に美しい滝です。

「峨瓏の滝」の写真ギャラリー

峨瓏の滝とは

峨瓏の滝は、世界自然遺産白神山地の南側、秋田県藤里町にあります。落差12mほどの小さな滝ですが、特徴のある形をしており、とても印象的です。滝の上は急峻な渓谷になっていますが、滝は県道317号沿いにある親水公園にあり、駐車場から徒歩0分という好立地になっています。新緑・紅葉の時期は特に見事な景観を楽しむことができます。

峨瓏の滝へのアクセス

北秋田市から国道7号を東へ進みます。

しばらく進むと米代川がカーブしたところに「道の駅 ふたつい」が見えてきます。それを過ぎ、トンネルをくぐり、橋を渡ったところを左側に入り、右折して国道7号の下をくぐり、北上します。

ここからは県道317号になります。藤里町役場付近を通り、そのまま北上を続けます。

右側に「環境省 白神山地世界遺産センター 藤里館」が見えてきます。さらに進むと、ゆるいカーブの右側に「峨瓏の滝」の駐車場があります。

※県道317号は、そのまま北上していくと「太良峡」を通り、西目屋村の「津軽白神湖(津軽ダム)」へと続いています。

「駐車場の入口」

県道を走っていると写真のような「峨瓏の滝」の案内板があります。

峨瓏の滝の駐車場

県道317号沿いの駐車場の様子です。

奥に横に並んで5台ほど駐車できます。手前も広いので混雑しているときは、あと何台か駐車することができます。

左側には神社の建物、その奥に滝が見えます。

訪れたときは、紅葉がピークを少し過ぎ、落葉がキレイでした。駐車場のすぐ奥にあるイチョウの紅葉が素晴らしかったです。

「トイレ」

駐車場の左側には公衆トイレと自動販売機があります。

地元の人の憩いの場ともなっており、写真撮影している間、紅葉を見に来る車が何台か入ってきました。

「峨瓏の滝 説明板」

この滝の名前は滝の見える範囲からつけられたものではなく、滝の上流にある峨瓏峡からの流れ落ちることからきているらしい。

峨瓏とは、山が険しくそびえ立っていて、その流れは急流などを意味することから、今は亡き先人たちは奥山に入り絶壁の景観のすばらしいところを「○○峨瓏」と呼んでいたという。

滝のすぐ上流にある峨瓏峡は、清流を中心に両壁は絶壁が続きまさに峨瓏の意味に相応しい絶景が続き、ぜひ散策して欲しいルートでもある。

また、滝と深く関わりのある滝の沢神社は不動明王、火産霊神でもある。紀行家 菅江真澄もこの地を訪れ和歌を呼んでいる。
(以上、案内板より)

「峨瓏の滝(高山)周辺案内」

高山山頂から北に駒ケ岳・小岳など周辺の山々を展望することができます。

「峨瓏峡」
渓谷は、天然杉と広葉樹が岩壁を覆い、白糸二段の滝などと調和し、優れた景観となっている。

昭和39年藤里峡にて県立自然公園特別地域に指定、昭和48年風景林に指定されている。
(以上、案内板より)

峨瓏の滝 親水公園から川沿いには「滝の沢林道」が通っています。

峨瓏の滝の紅葉

「滝周辺の様子」

駐車場の奥に進むと、左側に神社、奥に滝が見えます。

道路沿いとは思えない、静かな場所で、滝の音だけが聞こえます。

落ち葉の絨毯が美しすぎるほど綺麗で、神秘的な空間になっていました。

オレンジと黄色の世界に包まれた真っ白い滝の姿は、神々しく感じられました。

「落ち葉の絨毯のカーブと滝」

手前側の川岸はコンクリートで整備されています。

ゆるいカーブを描いており、落ち葉があるときは、とても良い雰囲気でした。

左奥から右側手前に流れてくる川の流れは、滝とのバランスが良い感じでした。

駐車場から徒歩0分の滝としては、かなり楽しめます。

滝つぼ付近は浅いので、長靴を持っていけば自由に動き回って撮影することができます。

「滝のアップ写真」

展望スペースの左奥まで歩き、滝の近くで撮影してみました。

この滝はかなり斜めになっており、それが特徴的でもあります。

スローシャッターで滝を白くすると、紅葉や暗い部分とのコントラストが綺麗で、滝が浮かび上がります。

滝の中央には岩があって、流れを複雑にしています。それがとても良い水の動きを演出してくれていました。

右側から滝の前に伸びた枝が、滝に華を添えてくれます。

「さらに滝に近づいて」

レンズ焦点距離 : 38mm(APS-C : 25mm)

ぎりぎりまで左側に寄って、できる限り滝を正面から撮影してみました。

この角度もなかなか良いですが、もう少し右側から撮影した前の写真のほうが「峨瓏の滝」らしさが出ているような気がします。

「滝つぼからの流れ」

今度は滝の右側の方に歩き、川の流れも入れて撮影しました。

右側の石の上には落ち葉が溜まっていました。

峨瓏の滝 撮影後記

十和田湖周辺の紅葉の撮影を終え、白神山地の十二湖へ向かう途中に「峨瓏の滝」に立ち寄りました。一度、弘前市から西目屋村の「津軽白神湖(津軽ダム)」の紅葉撮影をし、十二湖へ行くルートを考えました。

白神山地を通ると40kmほどの林道(砂利道)を通って、日本海側に抜ける必要があるので、今回は林道は使わずに、大館市・北秋田市・能代市を通る国道7号を走り、海岸線を北上して十二湖へ行くことにしました。

国道7号沿いには、「きみまち阪県立自然公園」という撮影スポットがありましたが、紅葉には少し早かったです。

峨瓏の滝がある藤里町には「太良峡」「素波里ダム」「権現の大イチョウ」という撮影スポットがあります。

「峨瓏の滝」は撮影スポットとしては知名度が低いので、正直それほど期待していませんでしたが、実際に滝を見ると感動しました。

手前の展望スペースのコンクリートによって、落ち葉の絨毯が真っ平らになるのはいいですね。

白神山地の十二湖へ行くときには、是非「峨瓏の滝」へ寄ってみてください。新緑の時期も良さそうですね。


峨瓏の滝 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称峨瓏の滝
ふりがながろうのたき
住所秋田県藤里町藤琴字大落
駐車場有 / 無料:4台
トイレ

周辺・オススメ・関連する撮影スポットなど

撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       
撮影スポット
       

検索&翻訳

PAGE TOP