太良峡
白神山地南部に位置する太良峡は藤琴川沿いにあります。急峻な渓谷には奇岩が多く、新緑・紅葉の時期は特に美しい景観となります。
「太良峡」の写真ギャラリー
太良峡の基本情報
樹齢200年の秋田杉、ブナ・ミズナラ・トチノキなどの林が広がる大自然を満喫することができます。
太良峡とは
太良峡(だいらきょう)は秋田県藤里町の藤琴沢国有林内にあります。この地域は藤里峡と呼ばれ、太良峡はその中の一つの渓谷になっています。
このエリアは「秋田白神県立自然公園」に指定され、幾つもの渓谷が点在しています。
古くは、太良峡に太良鉱山があり、現在もその軌道跡などを見ることができます。
太良峡は青森県道・秋田県道312号の西目屋二ツ井線沿いに位置しています。この道路は藤里町と津軽白神ダムを結んでおり、世界遺産「白神山地」の南側の入口になっています。
江戸時代の紀行家である菅江真澄が以下のような句を残しています。
「花はいつ 桜の梢 松の葉も またゆふ凝りの 霜のおくやま」
現在では太良峡にある太良橋に石碑が設置されています。
太良峡へのアクセス・駐車場
秋田県藤里町からは県道317号を北上します。途中に「環境省白神山地世界遺産センター・藤里館」「藤里町営スキー場」があります。
道なりに進んでいくと太良橋が見えてくるので、その周辺が太良峡になります。途中から道は細くなりますが、舗装はされています。
太良橋周辺には車が1~2台停められるスペースがありました。その他、県道の途中にところどころに数台程度駐車できる場所が点在しています。
太良峡の風景
「橋からの眺望」
県道317号に架かる橋からの眺望です。
川がカーブしており、カーブのところには大きな丸い形の岩がドスンと鎮座しています。
太良橋から3kmほどのところに太良峡入り口があり、渓谷への遊歩道があるそうですが、今回はこの先で県道317号が通行止めとなっており、青森県西目屋村の津軽白神湖(津軽ダム)のほうまで通り抜けることはできませんでした。
白神山地は道路状況があまり良くないので、よく通行止めになっていたりします。訪れるときにはホームページなどで情報を把握してから行ったほうがいいですね。
太良峡には「一通の滝」「不動岩」「仁王岩」「位牌岩」「犬戻渓谷」などを巡る遊歩道がありますが、2016年の大雨による土砂崩れで一通の滝までしか行くことができないようです。
「小さな滝」
カーブ(丸い岩)の右側には小さな滝が見えました。
県道の通行止めで遊歩道には行けませんでしたが、橋の上から渓谷の紅葉を眺めることができて良かったです。
急峻な谷なので、橋以外からは渓谷を眺めることはできませんでした。
「天然秋田スギ林」
ここから見える天然秋田スギとブナなど、広葉樹の混交林の眺めはすばらしく、特に新緑の頃は圧巻である。
(案内板より)
太良峡 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
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名称 | 太良峡 |
ふりがな | だいらきょう |
住所 | 秋田県藤里町 |
駐車場 | 無 / 路肩に駐車できるスペースがところどころに有り。 |
トイレ | 無 |