「安の滝 」滝と虹のコラボレーション。日本の滝百選でもトップレベルの紅葉絶景

| 撮影:五島 健司

秋田県北秋田市にある高さ90mの二段滝。日本の滝百選に選ばれており、その中でも美しさはトップレベルとも評されています。

「安の滝 」の写真ギャラリー

安の滝 概要

安の滝は奥阿仁エリアの最奥部8kmに及ぶ中ノ又渓谷(打当川)にある落差90mの二段滝です。上段の滝の方が大きく落差60m、下段は落差30m。

滝周辺の渓谷はダケカンバ、ブナ、ナナカマド、カエデなどの広葉樹が多く、色鮮やかな紅葉と新緑が見事です。

この滝には古くからヤスと久太郎の悲恋物語が伝えられており、この滝を見ると恋が叶えられると言われています。




安の滝へのアクセス・駐車場情報

安の滝へのアクセスは下記のブログ記事をご覧ください。「道の駅あに マタギの里」からのルートを写真で紹介しています。

安の滝へのアクセス・駐車場・トイレ情報 | 日本の滝百選トップレベルの美しさ

安の滝 撮影のアドバイス

[光の条件]
安の滝は西向きで午後が順光になります。滝を順光で撮影したい場合は正午から午後に撮影しましょう。紅葉の時期は午後1時から3時ぐらいの間に、滝に虹が架かります。
※午前10時過ぎには駐車場が満車になる場合もあるので注意が必要です。

[遊歩道(登山道)]
駐車場から1.9kmの距離で、傾斜は緩やかです。早い人だと40分ほど、ゆっくりでも1時間あれば滝に到着します。途中切れ落ちている場所もあるので、転落しないように気をつけましょう。

[レンズ]
1本だけなら標準レンズ24mm-70mm(フルサイズ換算)
2本持っていけるなら広角レンズも持っていくと良いでしょう。

[その他]
滝の撮影になるので三脚、NDフィルター(ND8,ND100など)は持っていったほうが良いです。滝や紅葉の葉っぱの反射が強い場合があるのでPLフィルターも持っていくことをオススメします。

[服装]
風が吹いたり、日が陰ると寒くなるので防寒着はしっかりと準備しましょう。山道になるので登山靴が望ましいです。(ぬかるんでいなければスニーカーでも可能です)

安の滝遊歩道(登山道)

駐車場から安の滝までは1.9kmほどの登山道となっています。登山道といってもそれほど傾斜は無く、トレッキングコースという感じになっています。

駐車場に隣接しているトイレの横に登山道の入口があります。

この周辺は一面黄色の紅葉で、美しい森の中に吸い込まれていくような感じでした。

しばらくは平坦な道になっています。

少し歩くと沢沿いの登山道になります。

紅葉と青空のコントラストが美しすぎです。

左手に川の流れを見ながら歩きます。

紅葉に埋もれた渓流を満喫できます。

川沿いを歩いていると山の斜面に、オレンジや赤色が増えてきました。

安の滝まで1.4km地点

駐車場から500mほど来ました。所々に距離を示す案内板があります。

川沿いはコンクリートで固められて歩きやすくなっています。

日本の滝百選の中でも人気の高い滝なので、登山道の整備はとても良い状態です。


この登山道は川に沿っているのでとても雰囲気が良いです。


紅葉の森の中を歩いているだけで気持ちが良いですね。


川の水量は少なく、小川のような雰囲気でした。


紅葉が川に映り込んでいます。

「橋」

ここまでは川の右岸を歩いてきましたが、ここから左岸を歩きます。

「安ノ滝まで0.9km」

駐車場から1kmほど歩いてきました。ここが中間地点です。

あと半分ほど頑張りましょう。


ここから先は川から少し離れます。川からの高さがかなり出てきます。

「残り800m」


登山道横の木々の間から小さな滝が見えました。


しばらく、川よりだいぶ高い位置を歩いてきましたが、再度、川の横を歩きます。


川の左側を歩いていくと、再度登山道となります。


登山道に戻りました。


ここからは少し傾斜が強くなります。

「安の滝まで400m」

もう少しです。


右上奥に小さく滝が見えてきました!


もの凄い紅葉です。山が一面紅葉となっており、期待が高まります。空には少し雲がありますが、青空も見えているので虹も期待できます。

「ハシゴ」

この周辺は右側が切れ落ちていて危険です。

右側にハシゴが見えますが、途中で切れています。昔は川に降りることが出来たのかもしれませんが今は無理な状態でした。

ここは危険ヶ所なのでゆっくりと歩きましょう。

「階段」

傾斜の急なところには階段が作られていました。

「登山道から見える安の滝」

登山道の途中から

安の滝展望スペースへの最後の登りとなりました。

正面に見える木の横を通ります。


観瀑スペース付近から印象的な木と紅葉を撮影しました。

険しい岩肌を彩る紅葉の美しさに心を奪われます。

「記念写真」

日本の滝百選なので、安の滝の標柱を入れて撮影。

「観瀑スペース」

下段の滝が正面に見える位置に観瀑スペースが設けられています。安の滝と書かれた標柱があるので、標柱と滝を一緒に撮影する観光客が多いですね。

標柱の右側はカメラマンが三脚を立てて撮影していました。

安の滝の案内板があるところは平なので多くのカメラマン・観光客が滝の撮影をしていました。

そこから滝つぼに下る道があり、少し下がったところから撮影することが可能になっていました。少し下ると上にいる人の邪魔にならないので、落ち着いて撮影することができます。

「下段の滝と虹」

午後になると滝の下から虹が昇ってきます。

太陽高度が低くなるほど、虹は上へと動いてきます。

「虹と飛行機雲」

レンズ焦点距離 : 31mm(APS-C : 21mm)

安の滝名物の滝虹。青空には飛行機雲が流れていました。

「錦秋の滝」

レンズ焦点距離 : 50mm(APS-C : 33mm)

二段の滝は繊細な流れに紅葉を纏い、絵画のような絶景となっています。

幅のある滝なので、横構図でもバランス良く写ります。

安の滝の上段

以上、安の滝の下段までの行程です。
安の滝は上段の滝の滝壺まで登山道が伸びています。

下記に上段の滝までの行程を記載しましたので、ご覧ください。上段の滝も素晴らしいですよ。

日本の滝百選「安の滝」 上段編 | 錦秋の二段滝の最上部は圧倒的な迫力

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安の滝 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称安の滝
ふりがなやすのたき
住所秋田県北秋田市阿仁打当
駐車場有 / 無料 : 15台程度
トイレ

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