栃木県の絶景紅葉撮影スポット9選
栃木県の紅葉は標高の高い「那須岳(茶臼岳)」や奥日光「戦場ヶ原の草紅葉」から始まります。雄大は風景は奥日光・那須エリアに集中しているので撮影で回りやすいのが嬉しいところです。
栃木県の紅葉スポットの中から特にオススメの9選をお届けします。
戦場ヶ原
戦場ヶ原は奥日光エリアにある高層湿原で標高は約1,400mほどになります。日光国立公園内にありその広さは400haにも及びます。山の神がここで戦いを繰り広げたという伝説が残っています。
9月末の草紅葉から始り、カラマツの紅葉と霧氷のコラボレーションまで、長い期間に渡って紅葉風景を見ることができる撮影スポットです。
戦場ヶ原に隣接する小田代ヶ原の白樺「通称:貴婦人」も大人気の被写体になっています。
草紅葉は9月下旬~10月上旬。その後もカラマツの紅葉などが楽しめます。
姥ヶ平・ひょうたん池
栃木県那須町にある日本百名山「那須岳」は関東を代表する山岳紅葉スポットのひとつです。那須岳で有名な撮影ポイントは「姥ヶ平」になります。
那須ロープウェイのゴンドラ山頂駅から約40分のトレッキングルートで姥ヶ平にアクセスすることができます。姥ヶ平にはひょうたん池があり、ドウダンツツジの真っ赤な紅葉が見事です。
紅葉は例年10月上旬です。
竜頭の滝
「竜頭の滝(りゅうずのたき)」は奥日光エリアで最も有名な紅葉スポットと言っても良いでしょう。
この滝は初夏のミツバツツジ、秋の紅葉と多くの写真愛好家を魅了し続けています。
紅葉する木々の間、二条の美しい流れが絵画のような美しさ。お土産店(お茶屋さん)隣接のテラスから撮影できるお手軽滝でもあります。
紅葉は例年10月上旬です。
半月山展望台(八丁出島)
中禅寺湖の紅葉のパンフレットで良く見る蛇の頭のような半島。ブルーの湖面に映える紅葉の写真はとても印象的です。この半島は八丁出島(はっちょうでじま)と呼ばれています。
この八丁出島と中禅寺湖、そして背後にそびえる日本百名山「男体山」を一望できる展望台があります。
中禅寺湖の南側に位置する「半月山展望台」です。中禅寺湖スカイライン(無料&夜間通行止め)の終点にある駐車場から約20分(距離600m)の登山で展望台に辿り着きます。
八丁出島付近を遊覧船が通過するので、紅葉と遊覧船のコラボレーション写真も人気となっています。
紅葉は例年10月中旬~下旬です。
湯ノ湖
湯ノ湖は奥日光エリアの一番奥に位置する湖で、日光白根山の水と日光湯元温泉からの湯を湛えています。湖面に映り込む紅葉が美しい場所で、奥日光エリアの紅葉撮影ポイントとして知られています。
標高は1,475mと高く、いろは坂・中禅寺湖より紅葉の時期は早くなっています。
一足早い紅葉を楽しみたい方にオススメのスポットです。竜頭の滝や中禅寺湖の紅葉撮影に来て、まだ紅葉が早いなと思ったときは湯ノ湖まで足を伸ばしてみると良いです。
湯ノ湖のすぐ下には落差80mの湯滝があり、迫力ある流れが見事です。こちらも合わせて巡ると良いですよ。
湯ノ湖の紅葉は例年10月上旬です。
霧降の滝
「霧降の滝」は華厳の滝・裏見の滝とともに日光三大名瀑のひとつに数えられています。落差75mの二段滝で全山紅葉の中、白い布のような美しい流れが印象的です。滝の下のほうでは幅が15mにもなり、独特の形状をしています。
日光東照宮付近から霧降高原方向に向かう途中に位置しています。
紅葉は例年10月中旬です。
霧降高原
霧降高原は日光市街の北に位置する高原で、霧降の滝・キスゲ平・大笹牧場などの見所があります。
名前の通り、霧が発生しやすいエリアになっており、紅葉と霧風景の写真を狙うことができます。紅葉の斜面に流れ込んでくる雲、湧き上がる雲、目の前で目まぐるしく変わる光景に圧倒されます。奥まで続く山並みが美しく、雄大な風景を見ることができる撮影スポットです。
特に眺めの良いポイントは「六方沢橋」になります。駐車場が隣接しており、絶景ポイントとして観光客も立ち寄る場所になっています。
紅葉は例年10月中旬です。
瀬戸合峡(川俣湖)
鬼怒川の上流に位置する瀬戸合峡は、100mの高さにも及ぶ切り立った断崖絶壁が2kmほどに渡って続く険しい地形が特徴的なスポットです。
断崖の両岸にかけられた「渡らっしゃい吊橋」がシンボルとなっており、紅葉時期は多くの観光客が訪れます。橋や電線など人工物が入りますが、それを考えても見事な紅葉になっています。川俣ダムに隣接しているのでダムの紅葉も楽しむことができます。
家族サービスを兼ねての撮影スポットとしてオススメです。
紅葉は例年10月下旬です。
鎌倉山
栃木県の紅葉スポットは西側(日光・那須エリア)が多いですが、宇都宮の東側、茨城県との境に雲海と紅葉を見ることができる「鎌倉山」があります。
ここは那珂川流域に位置し、湿度が高いことが多いので雲海が発生しやすい場所になっています。近年、鎌倉山は雲海スポットとして知名度が上がってきています。
手前の紅葉と雲海を絡めて撮影できるので、紅葉+雲海の絶景写真を撮影することができます。
紅葉は例年11月中旬~下旬です。