埼玉県鴻巣市「吹上ポピーまつり」荒川河川敷を埋め尽くす花の絨毯。〜長さ日本一の水管橋に沈む夕陽。暖色に包まれるポピー畑。

「吹上ポピー畑」は埼玉県鴻巣市の荒川河川敷にある広大な花畑。
ポピー畑からは赤色が印象的な日本一の水管橋(長さ約1.1km)、秩父連山、富士山を望むことができる。
ポピー畑の遊歩道を歩き、レンズを変えながら、切り取りの工夫で撮影を楽しむことができる。日中と夕暮れ時では花の色や雰囲気が変わり、時間帯によって違った作品を創ることができる。

魚眼レンズ

[ ポピー球 ]  イエローポピーの中に咲く赤・ピンクのポピー。夕日と日本一長い水道橋を魚眼レンズで撮影。

鴻巣市の荒川河川敷は「川幅日本一」と言われ、2km以上もの河川敷が広がっています。
河川敷のポピー畑は広大な為、魚眼レンズを使わないと全体は入りません。
魚眼レンズで撮影すると、ポピー畑、日本一長い水道橋、夕焼けの空の写真を撮ることができます。多種多様な種類のポピーが咲いているのがわかります。

広角レンズ

[ 燃える空とポピー畑 ]  ポピー畑と水道橋の後ろに夕日が落ちていきます。静かな一日の終わりを感じることができました。
Camera : NIKON D7100

オレンジに染まる空と水道橋に沈む夕日。
空を広く入れて切り取れるので、空に雲が浮かんでいる時は広角レンズを使うとポピー畑と空のバランスが良い作品になります。

標準レンズ

[ 河川敷に広がるポピー ]  荒川の河川敷にポピー畑が広がります。遠くには秩父の山々が見えます。
Camera : NIKON D7100 | レンズ焦点距離 : 262mm(APS-C : 175mm)

遊歩道の中を歩きながら標準レンズでポピーを撮影する場合は、どこにピントを合わせるかで印象が大きく異なります。
この写真は手前のポピーにピントを合わせ、奥をぼかした作風に。

[ ポピー畑の中に ]  主役となるポピーを探すのが楽しい。黄・白・ピンク・赤・緑の色の配置を考えます。

この写真では前の写真とは逆に、奥にピントをあわせ、手前をぼかしました。
ぼけ具合を生かした作品を撮るときは、撮影後に画面でぼけ具合を確認し、狙い通りのぼけになるように絞りを調整。
日中の撮影では、白・赤・ピンク・緑の露出が合うようにして撮影。

中望遠レンズ

[ ポピー ]
Camera : NIKON D7100 | レンズ焦点距離 : 300mm(APS-C : 200mm)

花の色のバランスが良い場所を探していると、遊歩道から少し離れたところにある花に目が留まりました。
少し離れた被写体を大きく切り取りたい時は、レンズを標準レンズから中望遠レンズに変えます。

風があるときはポピーが揺れるので、三脚を使用した方が良いです。絞りを絞りすぎると花がぶれてしまうので、絞りすぎに注意しました。
三脚を使って構図を決めたら風がおさまるのを待ち、風が止まったら連写。その写真の中から良いものを選択。
オートフォーカス(AF)が迷った場合は、オートフォーカスをOFFにしてマニュアルフォーカスで撮影。

望遠レンズ

[ 光に包まれて ]  遠くの林の木漏れ日がキラキラと綺麗です。ポピーと夕暮れの光を表現してみました。
Camera : NIKON D7100 | レンズ焦点距離 : 210mm(APS-C : 140mm)

遊歩道から離れた奥の方もよく見ていくと、主役となる色・形が美しいポピーを見つけることができます。

中望遠レンズでも画角が足りないときは、望遠レンズに変更します。

望遠レンズには
・画角が狭いので主役となる被写体を大きく切り取れる
・メインの被写体と奥の被写体の間隔が近く見える(圧縮効果)
・中望遠レンズに比べて背景のぼけ味がさらに大きくなる
という特徴があります。

逆光の中、光が透けたポピーの花びらがより立体的になり、ポピーの茎の産毛の輝きまで描写できました。奥の玉ぼけにより写真が煌びやかに。

[ 舞 ]  夕日に浮かび上がるポピーを撮影。ピンクのポピーの花びらを前ボケに使いました。
Camera : NIKON D7100 | レンズ焦点距離 : 390mm(APS-C : 260mm)

奥にあるポピーにピントを合わせ、手前にあるピンクのポピーを大きくぼかすと、主役がより引き立つようになります。

ポピー畑の夕暮れ

[ 夕日を眺めて ]  美しい夕陽。ポピーたちも綺麗な夕陽を眺めているようでした。

太陽が水道橋の奥に向かって沈んでいく頃、ポピー畑はオレンジ色の温かい雰囲気に変わります。

ポピー畑の中にいる臨場感と、情熱的な夕日、吹上ポピー畑のシンボルとなっている日本一の水道橋を1枚の写真に。

[ 赤の舞 ]  夕陽の中、赤いポピーが風に揺られていました。つぼみが良い味を出してくれています。

辺りがオレンジ色に染まる頃、河川敷にあるポピー畑に風が吹き出しました。
構図を決め、主役の花と奥の水道橋のぼけ具合を確認しながら、風の止むのを待って連写。

[ 燃える空とポピー畑 ]  ポピー畑と水道橋の後ろに夕日が落ちていきます。静かな一日の終わりを感じることができました。
Camera : NIKON D7100

吹上ポピー畑はサンセットの撮影ポイントになっており、水道橋のシルエットとオレンジ色に染まるポピー畑の写真が撮れます。

ここは河川敷なので強い風が吹くことが多いです。ポピー畑の土埃が舞うので、レンズ交換のときは埃がカメラ内に入らないように注意が必要。

鴻巣市の荒川河川敷にはもう一ヶ所「ポピー・ハッピースクエア」という約3,000万本が咲き誇るポピー畑があり、面積は東京ドーム2.5個分でポピー栽培面積が日本一になっています。

鴻巣市は
・荒川の川幅(御成橋)日本一(2,537m)
・水管橋の長さ日本一(1100m)
・ポピーの栽培面積日本一
などの日本一記録を持っています。

吹上ポピー畑の詳細へ

秩父高原牧場「天空のポピー畑」

[ 夕焼けに染まるポピー畑 ]  天空のポピー畑が夕焼け色になっています。多くのカメラマンが夕暮れとポピー畑を狙って熱心に撮影していました。
Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

埼玉県東秩父村の秩父高原牧場(彩の国ふれあい牧場)にあるポピー畑は、標高500mの高原の丘陵地に1,500万本のシャーレーポピーが咲き競います。

「吹上ポピー畑」は平坦な河川敷でレンズ交換しながら切り取りを楽しめる撮影スポットでしたが、ここ「天空のポピー畑」は丘陵地にある立体的なポピー畑になっており、空・雲・気候・光の条件により、スケール感のある写真が撮れる場所になっています。

夕暮れ時、丘の奥まで一面を埋め尽くすポピーの絨毯と秩父の山々を収めることができました。

[ ポピー畑の夕暮れ ]  秩父の山並みの向こうに陽が沈みます。夕焼け色に染まるポピー畑の黄昏風景。
Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

逆光の中、丘を織り成すポピーの群生。

[ 青空を流れる白い雲 ]  ポピー畑を横から撮影。大空へと続く赤い地平線が斜めになり違った印象の写真になります。
Camera : NIKON D7100

「天空のポピー畑」と呼ばれるこの地は、空との一体感を味わうことができる。

天空のポピー畑(秩父高原牧場)の詳細へ

「天空のポピー畑の」訪問記は下記をご覧下さい。
青空へと繫がる赤い絨毯「天空のポピー畑・秩父高原牧場」〜丘を彩るシャーレーポピー

撮影スポット詳細

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