「東寺」日本最大の木造五重塔と桜のライトアップが美しい

レンズ焦点距離 : 150mm(APS-C : 100mm)

平安京唯一の遺構で日本最大の木造五重塔は京都のシンボル的存在。春は桜の名所として知られている。

「東寺」の写真ギャラリー

東寺の概要

京都市にある「東寺」は「教王護国寺」という名前も持ち、平安京の唯一の遺構となっています。794年の平安京遷都に際し、平安京の正門である羅城門の左右に「東寺」「西寺」が建立されました。西寺は現在残っておらず、東寺だけが現代まで残る貴重な遺構となっています。

823年に真言宗の宗祖である空海(弘法大師)が嵯峨天皇に東寺を託され、真言密教の根本道場として発展しました。

1934年に国の史跡に指定され、1994年には「古都京都の文化財」の構成資産のひとつとして世界遺産に登録されました。

伽藍は奈良時代の建築様式で、南大門・金堂・講堂・食堂・北大門などがあり、それらが一直線上に並んでいます。

東寺の五重塔は京都のシンボル的存在で、木造の五重塔として日本一の高さです。空海によって創建がなされましたが、完成したのは空海が亡くなってからしばらくしてからです。過去に何度も焼失しており、現在の塔は1644年に徳川家光によって建てられたものになっています。

東寺 撮影のポイント

[撮影のタイミング]
・桜の見頃は例年3月下旬〜4月上旬
・河津桜は例年3月下旬
・夜のライトアップがオススメ

[光の条件]
・五重塔は南向き、東向きで撮影可能。午後からが順光

[レンズ]
・標準レンズ、望遠レンズ、広角レンズ
・建物を撮るときは広角レンズがあると良い

[注意事項]
・開門は午前5時〜午後5時
・拝観時間は午前8時〜午後4時
・境内拝観無料(有料エリアは500円・季節変動あり)
・京都では珍しく三脚の利用可能(2019年時点)

東寺へのアクセス・駐車場情報

東寺は京都駅の西側に位置し、徒歩で行く事ができる距離にあります。

京都駅南口から八条通を西へ400mほど進みます。

国道1号との交差点を左折し、250mほど歩くと、イオンモールKYOTOを過ぎたところにある信号(油小路東寺道)に出ます。

ここから西方向へ400mほど歩くと東寺に到着します。

東寺の南大門


レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

南大門は1601年に建造された門です。焼失があったため1895年に現在の場所に移築されました。東寺の参拝入口は北側になっており、こちらから入ると左側をぐるりと回って北側に歩くことになります。

こちらから歩いて行くと建造物が北向きとなり、日中は順光で撮影できます。有料の拝観エリアに入らなくても建造物を楽しむことができます。五重塔は有料エリアに入らないと全体が見えません。

東寺 金堂


平安京の重要建造物だった東寺はその敷地の広大さに驚かされます。南大門を入ると奥に金堂が見えます。金堂から北側に講堂・食堂などが並んでいます。

拝観の入口は逆側になっているので、こちら側は人が少なく、優雅な雰囲気です。金堂の周りにはフェンスがあり、この中にはこちら側からは入れません。

「金堂」

レンズ焦点距離 : 19mm(APS-C : 13mm)

フェンスの前から金堂を撮影。巨大な建築物で広角レンズでないと全体は入りません。この写真は広角レンズ・焦点距離19mmで撮影しています。

金堂は東寺の中心的な建造物となっており、国宝に指定されています。823年以前の建立と言われています。


レンズ焦点距離 : 22mm(APS-C : 15mm)

こちらは金堂を斜めから撮影。奥には講堂が見えます。


レンズ焦点距離 : 26mm(APS-C : 17mm)

金堂・講堂の左側(フェンスの外)を歩いて北側に向かいます。
金堂の裏にある講堂です。こちらは薄い朱色が特徴的で、金堂とは違った趣きです。

「金堂と講堂」

講堂と金堂を一緒に撮影。

「新緑」

北側に歩いて行くと巨大な木が植えられているスペースに出ました。

東寺 有料エリアへ


こちらが北側の参拝受付(有料エリア)になっています。


有料エリアは広大な庭園になっていました。左側にはしだれ桜、奥には五重塔が見えます。

この日は河津桜を見に来たので、しだれ桜はまだ満開ではありません。

枝垂桜・ソメイヨシノは夜のライトアップ撮影に行ってきたので、後ほどご紹介します。

東寺の五重塔


日本一の高さの五重塔。
広角レンズ・焦点距離19mmで撮影。

「河津桜と五重塔」

レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

五重塔の西側に小さな河津桜が咲いています。
覗き構図で五重塔を撮影しました。


構図は限られますが、濃いピンク色の花と青空、そして五重塔の共演はインスタ映え向きですね。

桜に近づいて広角レンズで撮影しています。

「桜の周辺の様子」

広角レンズで撮影しているので桜が大きく見えますが、実際はこのような小さな桜の木になっています。

東寺の庭園


境内には池があり、水と桜の写真を撮ることもできます。

東寺 桜のライトアップ


レンズ焦点距離 : 150mm(APS-C : 100mm)

東寺の桜のライトアップは人気が高く、期間中には大勢の観光客が訪れます。

京都の神社仏閣の多くは三脚利用禁止となっていますが、東寺は三脚利用が可能です(2019年現在)

夜桜を美しく撮影できるため、写真愛好家にも人気のスポットになっています。

こちらは有料エリア入口手前(無料スペース)から望遠レンズ・焦点距離150mmで撮影。

日没後、ライトアップが始まってしばらくの間は空にブルーが残っているので、ブルーバックに五重塔としだれ桜が浮かび上がります。


レンズ焦点距離 : 100mm(APS-C : 67mm)

こちらも望遠レンズ(焦点距離100mm)で撮影。

しだれ桜と五重塔はかなり距離がありますが、望遠レンズの圧縮効果によってかなり近く見えます。

桜と五重塔以外のものはほとんど画面に入らないので美しい桜風景になります。


こちらが望遠レンズで桜を撮影したポイントです。右側が有料拝観の入口になっています。

ライトアップ開始後は凄い人ですが、帰る頃には人も少なくなっていました。

「五重塔 縦構図」

レンズ焦点距離 : 125mm(APS-C : 83mm)

ライトアップされた五重塔を縦構図で撮影。
光の強さが丁度よく、撮影しやすいライトアップになっていました。

「人波」

ライトアップ開始すぐは物凄い観光客の数です。

入口付近は混雑しますが、敷地が広いので中に入るとそれほどでもありません。

枝垂桜がよく見える場所付近は混雑します。


レンズ焦点距離 : 112mm(APS-C : 75mm)

こちらは手前に桜をたくさん入れての撮影。


枝垂桜だけでなく、ソメイヨシノも咲き誇っています。

風が無い時は水面に映る桜が綺麗です。

五重塔と桜のリフレクション


レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

こちらも東寺での人気撮影ポイント。

ここは五重塔と桜が池に映り込みシンメトリーが楽しめます。

水面近くは数人しか撮影できないので、長い行列ができていました。


レンズ焦点距離 : 36mm(APS-C : 24mm)

五重塔近くに行くと黄色っぽいライトアップの場所があり、こちらも人気でした。

ここは桜が多く、桜に埋もれるほどの五重塔を撮影できます。

「空を埋め尽くす桜」

レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

こちらは標準レンズ(焦点距離24mm)で撮影。広角レンズで撮影したような写真になりました。


レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

五重塔の広場から撮影。

こちらは標準レンズ(焦点距離24mm)でなんとか五重塔が入りました。

五重塔の左右では桜が咲き競っています。


レンズ焦点距離 : 56mm(APS-C : 37mm)

建物の軒を入れての撮影。
五重塔だけだと単調な写真になるので、他の要素と組み合わせての撮影も良いですね。


東寺 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称東寺
ふりがなとうじ
住所京都府京都市南区九条町1
駐車場有 /
トイレ

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