日本百名山「安達太良山 沼の平」撮影ガイド 〜まるで月のクレーター・直径1km 深さ250mの大火口

東北屈指の紅葉スポットとして人気の安達太良山(あだたらやま)。その山頂から稜線を歩いていくと荒涼とした別世界が広がります。直径1kmにも及ぶ火口は人を寄せ付けないような迫力があります。会津の名峰「磐梯山」の眺めも素晴らしいコースになっています。

安達太良山登山と紅葉について

安達太良山は斜面一面が紅葉に染まり、東北屈指の紅葉スポットになっています。ゴンドラを使えば10分の空中散歩で紅葉絶景ポイントに到着。そこから山頂までは約40分ほどの登山です。登山道はなだらかで初心者でも十分に山頂を目指すことができます。
安達太良山の紅葉の様子は以下のブログを参考にしてください。

日本百名山 福島「安達太良山」紅葉撮影ガイド 〜ロープウェイ10分の空中散歩で燃え上がる紅葉の世界へ

今回は山頂から稜線を辿るルートの紹介です。稜線の途中には「沼ノ平」という巨大なクレーターが待ち受けており、安達太良山山頂まで来たのであれば、クレーターまで足を伸ばしたいものです。クレーターまではゆっくり歩いて20分程度、平坦な道なので楽に行くことができます。

安達太良山山頂からの眺め

[ 安達太良山 沼の平 ]

「安達太良山・山頂からの眺望」
安達太良山の山頂から沼の平方向を俯瞰しています。
画面中央から右へと一本の道が見えますが、こちらは「くろがね小屋」へと下る登山道になっています。「沼の平」は画面中央左側になります。(この写真では沼の平は見えません)

[ 安達太良山 沼の平 ]

「安達太良山山頂」
山頂は岩になっています。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「安達太良山山頂」山頂は多くの人で賑わっていました。登山者の数に対して山頂のスペースは小さいので、休憩は山頂下の開けた場所になります。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「安達太良山・山頂直下」
山頂への登山道は鎖場があるので、紅葉の時期は渋滞していることが多いです。山頂の下には開けた場所があり、多くの人がくつろいだり、食事をしたりしています。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「安達太良山から沼の平へ続く道」
途中で分岐があり、右へ進むとくろがね小屋。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「会津磐梯山と沼の平」

[ 安達太良山 沼の平 ]

「磐梯山」
磐梯山は福島県を代表する山のひとつで標高は1,816mです。安達太良山と同様に日本百名山に選定されています。1888年7月15日の水蒸気爆発で、山体崩壊が起こりました。磐梯山は南側からみると穏やかな山容ですが、北側(裏磐梯)は荒々しい姿になっています。

安達太良山・山頂付近、沼の平周辺からは磐梯山の雄姿を望むことができます。

「沼の平」巨大なクレーター

[ 安達太良山 沼の平 ]

沼の平の全景。
安達太良山の紅葉とは景色が一変。
月のクレーターのような荒廃した世界が広がっていました。
沼の平の奥には磐梯山と裏磐梯の湖沼が見えます。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「安達太良クレーター」
クレーターの全貌です。
どこか他の星へ行ったような独特の雰囲気。ここまで大きな規模のクレーター風景は、日本にはあまりないでしょう。茶褐色とグレーの織りなす模様が美しいです。

[ 安達太良山 沼の平 ]

登山道を歩くと、荒廃した風景にかなり近づくことができます。以前は沼の平を歩ける登山道がありましたが、ガスによる死亡事故が起こった為、現在は沼の平を歩くことはできません。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「グレーの岩塊」
石灰の塊のような岩場。

[ 安達太良山 沼の平 ]

クレーターの部分の模様が面白い。
砂漠のような雰囲気です。
白い部分が硬い岩のようで、長年かけて侵食されたのがよくわかります。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「赤褐色の岩とグレーの岩」
二色の岩が交互に混在。

「船明神山」

[ 安達太良山 沼の平 ]

沼の平のクレーターの左側に登山道があり、船明神山まで行くことができます。沼の平から片道20分ほどのルートなので歩いてみました。沼の平からは鉄山へも片道35分ほどで登頂することが可能です。
安達太良山登山では周辺の幾つかのピークを巡る人も多いようです。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「登山道分岐」
右側は郡山市の石筵(いしむしろ)ふれあい牧場へと続く登山道です。
ここから10kmほどの距離があります。メジャーなルートではないので利用する人は少ないようです。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「船明神山への稜線」
縦構図で迫力ある写真に。
左右に切れた稜線を歩きます。斜めになった斜面をあるくので、歩きにくい場所でした。

[ 安達太良山 沼の平 ]

登山道横の岩の上から。
飛び出したような岩から沼の平を眺めることができます。
高度感と迫力を味わいながらの撮影。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「ピーク」
船明神山のピークや、少し下では登山客が眺めを楽しんでいました。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「船明神山から眺める磐梯山」
船明神山の奥はなだらかな斜面が続いていました。時々、沼尻(ぬまじり)側から登ってくる登山者がいます。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「会津の名峰・磐梯山」
磐梯山は、猪苗代側(表磐梯)、と裏磐梯で表情が大きくことなります。裏磐梯は火山で山体が大きく崩壊し、荒々しい姿になっています。安達太良山からの磐梯山は荒々しさがなく、穏やかで雄大な姿に見えます。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「船明神山から沼尻へ」
こちらは猪苗代の沼尻に下るルートです。
多くの登山者はロープウェイのある表側からの登山になっています。こちらのルートを使う人はごく僅かでした。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「池」
荒々しい風景の中で、ワンポイントになっている池です。
火山性の酸性水なのか、色は独特です。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「小さな池」
沼尻方面に降りる登山道の途中の池。
急峻な断崖の途中にある、小さな池。
この横が登山道になっており、時々、登山客が歩いていました。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「遠方の山々」
こちらは飯豊連峰方向のようです。
山頂付近の稜線に雪渓が見えます。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「安達太良山の山頂」
山頂近くは緑が多く、紅葉していませんでした。

[ 安達太良山 沼の平 ]

「くろがね小屋への登山道」
くろがね小屋へ向う途中の開けた場所に大勢の登山客の姿が見えます。

[ 安達太良山 沼の平 ]

ロープウェイで紅葉を楽しみ、安達太良山山頂、クレーターを楽しんだ後は、こちらのルートで下山するのも良いでしょう。途中には小屋があり、ドリンクなどを購入することができます。
最後は、ロープウェイの駐車場に到着します。

撮影スポット詳細

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