桜の撮影スポット満載!信州伊那谷「中川村」
長野県上伊那郡にある中川村。「日本で最も美しい村 連合」に加盟するこの村は天竜川と中央・南アルプスが美しい場所です。桜の名所・一本桜・古桜が多く、春は観桜を楽しむことができます。
残雪の中央アルプスを背景に咲き乱れる「大草城址公園の桜」
宗良親王ゆかりの城として伝えられる「大草城址」。中川村役場から近く、駐車場が広い観桜スポットです。桜の季節は屋台が出て、賑やかです。中川村の桜のパンフレットはここで貰いました。
小高い城址跡には桜が咲き乱れ、観光客を楽しませてくれます。なんといっても、背後の残雪の中央アルプスの山並みが素晴らしいです。アルプスと桜の写真には憧れていたので、十分に写浴を満たしてくれる場所でした。朝は条件が良いと「モルゲンロート(山に朝日が当たり赤く染まる)」を見ることができます。
望遠レンズを使うと、迫力ある山と桜の写真を撮ることができます。山の表情まではっきりと写ります。
公園の中は桜のトンネル状態です。数百本の桜が迎えてくれます。空から桜が降ってくるようです。
夕暮れ時の桜も美しいです。中央アルプスが薄いオレンジに染まります。桜のピンクが日中より濃い色に見えます。
桜の古木から中央アルプスを覗く「望岳荘の桜」
「望岳荘」は中川村の村役場近くにある宿泊施設で、中川村が出資する第三セクターが運営しています。この地はかつて小学校がありました。高台の丘の上のような場所で、広場の端に桜の古木が並んでいます。
桜の撮影スポットとして人気が高く、桜の近くには多数のカメラマンが三脚を立てて構えています。桜の幹・枝を手前に入れて、後ろに中央アルプスを配置する構図を狙う人が多いので、ローアングルで撮影する姿が見受けられます。
カメラマンが多い桜の前を避けて、建物の方に下がって桜を撮影して見ました。桜と山は重なってしまいますが、桜にピントを合わせて山をぼかすと良い感じの写真になりました。
民家の庭にある一本の古桜「西丸尾の桜」
中川村の美里西丸尾にある小池さん宅の敷地にある樹齢450年の古い枝垂れ桜です。周囲にはレンギョウ・ミツバツツジなどが咲き、春の山里の雰囲気を味わうことができる撮影スポットです。
個人のお宅なのですが、桜の季節は沢山のカメラマン・観光客が押し寄せます。訪問時は30人ぐらいの人がいました。山里の斜面でお墓を守るように立っている桜です。
花の色は濃く、樹勢いも旺盛です。味のある幹・枝が素晴らしいです。
日本の原風景とも言える「谷村家の桜」
茅葺屋根と桜、そして残雪の中央アルプスが美しいフォトジェニックな場所です。道路を下っていくと、そこには茅葺屋根の民家があります。
桜の位置、家屋の後ろの竹林、畑、中央アルプス。こんなにバランスよく揃っているのは奇跡です。このような写真を取れる場所はそう簡単には見当たりません。
素敵な茅葺屋根の民家です。家の中からみる桜も良さそうですね。住んでいる方がうらやましくなります。
古い橋と桜のトンネル「坂戸橋の桜」
坂戸橋は固定式鉄筋コンクリート橋で国の登録有形文化財です。長さは80mあり、春には桜のトンネルが出現します。桜のトンネルを散歩するのは気持ちよいです。車で通っても気分は最高です。
下には天竜川が流れ、桜と天竜川の流れを楽しむことができます。天竜川はグリーンが強いので、桜の背景として良い味を出してくれます。
天竜川のグリーンに桜の白が映えます。爽やかな春の風を感じながら、心温まる場所でした。
発電所の建物と桜が美しい「南向水力発電所」
天竜川の近くにある「南向水力発電所」の桜です。発電所の周りに桜が植えられています。レトロな感じの建物と桜が美しかったです。
天竜川と桜とアルプスのパノラマ「天竜橋」
飯田方面から中川村へ向うと「天竜橋」があります。ここからは中央アルプスを一望できます。開放感溢れる場所で、新緑・桜・天竜川・残雪の中央アルプスの絶景を楽しむことができます。
橋の周囲には桜が咲いており、桜と農村の写真を撮ることができます。中央アルプスの上に雲が出ているときは良い写真になると思います。
天竜川の流れが綺麗でした。天竜川の流れをのんびりと見て過ごすのも良い時間です。河原には緑の草が生えてきており、生命の営みを感じます。