魔女の瞳の誘惑 磐梯吾妻スカイラインから一切経山へ 2/2
前回は浄土平から酸ヶ平避難小屋まででした。
今回は、避難小屋から一切経山の山頂までの行程を記載します。
いよいよ「魔女の瞳」との対面です。
酸ヶ平避難小屋から
避難小屋から少し登ると、左手に鎌沼が見えてきます。
緑の草原とどこまでも広がる空が広がっています。
足場が悪くなり、傾斜が急になってきます。
登山道の左側は、雨の時に水が流れる沢になっているようです。
鎌沼が見えてきました。
沼の手前にもいくつか池塘があります。
酸ヶ平避難小屋と分岐が見えます。
分岐の左側から歩いてきました。右側に進むと鎌沼です。
その後ろには大きな東吾妻山が見えます。
この辺りは緩やかな稜線の山が多いです。
吾妻小富士
避難小屋からの登りを終えると、右手に再度、吾妻小富士が見えてきます。
ここからは火口を見下ろす感じになります。
吾妻小富士の後ろに湧いている雲が迫力があります。
雲がだいぶ多くなってきました。
この後の下りで大雨になるとは、ここでは考えもしませんでした。
頂上までは、写真のような広い石がごろごろした場所を歩きます。
傾斜はあまりないので、楽です。
急な場所は、避難小屋からしばらくの間だけでした。
一切経山の山頂
山頂は広く、真っ平です。
一切経山頂上 標高 1948.8mという標識があります。
山頂からは、なだらかな稜線の山々が見えます。
石が積まれて、神への祈りの場になっています。
山頂は広く、眺めがいいです。
開放感抜群の場所でした。
魔女の瞳 五色沼
山頂から少し歩くと、眼下にブルーの沼が見えます。
この姿を見たかった!
凄いきれいです。
透明度の高い沼ということが、上から見下ろしてもわかります。
空が映り、絵の具を溶かしたようなブルーになっています。
雲の動き、光の当たり方により、刻々と姿を変えます。
沼の周辺の緑とブルーのコントラストが美しいです。
まさしく、魔女の瞳です。よくこんな名前を付けたと感心します。
山頂まで登った人にしか味わえない、特別なご褒美ですね。
写真を撮っていると、風が強くなってきました。
三脚を強く押さえていないと、飛ばされそうです。
重かったけれど、三脚を背負ってきて良かったと思いました。手持ちでは魔女の瞳の撮影は厳しかったと思います。
撮影の最後の頃には、立っているのも大変なぐらいの風になってきました。
下山
天候が怪しかったので、急いで下山しました。
避難小屋に降りるまでに、これから頂上に向かう家族連れなど、何組かとすれ違いました。
避難小屋を過ぎて、鎌沼との分岐に辿り着いたとき、もの凄い雨に襲われ、雷の爆音が響き渡りました。
山の上の雷の音の迫力は半端無いですね。震え上がります。
山頂に向かっていった家族連れは大変だったと思います。
急ぎ足で30分程度かけて、駐車場まで戻りました。
ウインドブレーカーと100円ショップのカッパしか持っていなかったので、駐車場に着いた時にはびしょ濡れ状態でした。
山用の雨具は必須だと思い、この後すぐに購入しました。