魔女の瞳の誘惑 磐梯吾妻スカイラインから一切経山へ 1/2
福島の磐梯吾妻スカイラインにある浄土平から、90分程度で一切経山へ登ることができます。山頂からは五色沼というブルーのカルデラ湖を見下ろすことができ、絶景なのです。この五色沼は裏磐梯にある有名な五色沼湖沼群とは別物です。
登山道からは吾妻小富士の火山口を見下ろす形になり、そちらも楽しめます。
登山道の中ほどから少し外れたところには鎌沼があり、湿原散策まで可能な場所になっています。
浄土平の駐車場からスタート
一切経山の登山は浄土平から始まります。
吾妻小富士と反対側の湿原の方に向かって歩いていきます。
湿原の木道を歩いても、湿原のはずれの歩道を歩いても、どちらでも良いです。
今回はより直線的に登山道に入れる道を選びました。
昨日は雨だったのか、歩道は濡れていました。
浄土平の駐車場には、周辺の地図を掲載した案内板がありました。
浄土平からは下記のルートでの登山・散策を楽しむことができます。
1.「吾妻小富士」(登山):片道20分
2.「鎌沼」(散策):片道40分
3.「一切経山」(登山):片道80分
4.「谷地平」(散策):片道120分
5.「東吾妻山」(登山):片道80分
その他、
一切経山から東大嶺までの縦走コースもあります。
こちらは一切経山→家形山→ニセ烏帽子山→烏帽子山→昭元山→東大嶺というロングコースです。
駐車場から真っ直ぐ歩いてくると、一切経山への直登ルートの看板があります。
現在は火山性ガスの影響があり、直登ルートは立ち入り禁止になっています。
鎌沼に向かって歩いていき、途中から一切経山の登山道へと入ります。
湿原を越えると、分岐が現れます。
右が「酸ヶ平・鎌沼(至一切経山)」左が「姥ヶ原・鎌沼(至谷地平)」となっています。
今回は「一切経山」が目的地なので、右側の道を登っていきます。
鎌沼へ向かう道
鎌沼へ向かう道に入ると、草木の丈が高くなります。
湿原を越えて、山道に入ってきた感が出てきます。
少し登ると、足は岩場になってきて、草木の丈が低くなります。
浄土平からみえた噴煙です。
直登ルートはあの辺りを通っていくルートだったようです。
今回は、この写真のもっと左側を登っていきます。
浄土平の駐車場が小さくなってきます。
右奥に見えるのが吾妻小富士になります。
草木の丈が低く、歩きやすい道です。
展望が開けているので、風景を楽しみながら歩ける道になっています。
浄土平と吾妻小富士です。
この辺りから見る吾妻小富士はとても美しいです。
多くの観光客は吾妻小富士に登って終わってしまうのですが、こちら側から吾妻小富士を見たほうが良いと思います。
(時間に余裕があれば、両方を楽しむのが良いですね)
さらに登山道を進むと、吾妻小富士を見下ろすようになります。
この先しばらくは吾妻小富士が見えなくなりますが、山頂近くから再度見えるようになります。
だんだんと道がガレ場になってきます。
このルートはさほど険しくは無いので、スニーカー程度で登ってくる人もいます。
ただし、天候が変わりやすいので、雨具はしっかり持っていくべきです。
鎌沼近く
40分程度登ってくると、木道になります。
ここを真っ直ぐ進むと鎌沼になります。
登山道は木道の途中から右側に入ります。
開放感のある風景が広がります。
傾斜が無いので息を整えるのにちょうど良い場所ですね。
緑が美しく、これぞ夏風景っていう感じです。
木道には休憩スペースが作ってあります。
この先、登山道になり傾斜が急になるので、ここで休憩しておいたほうが良いでしょう。
吾妻小富士の火口が見えます。
一切経山登山道の分岐と酸ヶ平避難小屋
鎌沼手前で道が分岐します。
真っ直ぐ進むと「鎌沼」、右に曲がると「一切経山」になります。
木道を右折すると、「酸ヶ平避難小屋」が見えます。
非難小屋の後ろの山が低くなっているところを越えていきます。
非難小屋の右側の山が、浄土平の駐車場から見えた噴煙を上げている山です。
一切経山は、この山の後ろにあります。
避難小屋周辺は笹のトンネルになっています。
小屋から先は少しの区間、背丈より高い笹の中を歩きます。
避難小屋は綺麗な作りです。
まだ新しいですね。
綺麗なトイレも併設しています。
避難小屋の中です。
とても綺麗な小屋ですね。
登山客も休憩していました。