日本百名山「月山」登山撮影ガイド(前編) 〜弥陀ヶ原から山頂へ 緑の中に点在する雪渓

月山は山形県にあり、湯殿山・羽黒山とともに出羽三山の一つに数えられています。山形県のほぼ中央に聳え立ち、伸びやかな稜線を持つ山で、古くから山岳信仰の地としても有名です。月山は日本百名山にも選ばれています。
八合目の弥陀ヶ原から片道2時間半~3時間のコースで登ってみました。


月山に登るには、主に3つのルートがあります。ひとつは南側の「月山ペアーリフト」を利用する方法、あとは西側の湯殿山から登る方法、もうひとつは北側の「弥陀ヶ原(月山八合目レストハウス)」から登る方法です。

今回は「弥陀ヶ原」からの登山にしました。東京側からだと一番遠い場所になるのですが、眺望がよく、距離はありますが、登りがきつくないという理由です。
登る前に情報を調べていても、このコースが一番人気のようでした。
「月山」の撮影登山の記録をお届けします。

月山8合目まで

高速道路を利用する場合、東北自動車道から山形自動車道に入ります。月山IC・湯殿山ICを越えて「庄内あさひIC」で下ります。
そこから県道44号線で北上し、県道47号と交わるので、県道47号に乗り東方向へ進みます。すると「羽黒山有料自動車道」「羽黒山スキー場」「磐梯朝日国立公園ビジターセンター」などがある場所に出ます。
「磐梯朝日国立公園ビジターセンター」の手前を右に曲がり県道211号線に乗れば、あとは月山8号目まで道なりです。

夜に走りましたが、1.5車線ほどの道なのでスピードを出しすぎると危ないです。(日中でも運転には注意しましょう)
月山は1,984メートルでその8合目まで登るので、約1,600メートルの場所まで登っていきます。「磐梯朝日国立公園ビジターセンター」から約1時間ぐらいかかりました。
途中に「○合目」と書かれているのでどれぐらい登ってきたのかはわかるようになっています。夜中だと車があまりいなかったので、少々不気味でした。走っても走ってもなかなか八合目に辿り着きません。

月山八合目に着くと広い駐車場があります。山側は安全ですが、谷側は運転をミスするとそのまま谷に落ちていきますので夜は特に気を付けましょう。
お盆の時期でしたが、夜中にすでに20台程度は車がありました。

標高が高く、電灯もほとんど無いので、凄く星が綺麗です。肉眼で天の川まで見えます。空全体に星が広がっているので、星の撮影をしたくなります。
そんなことをしていると寝不足で登山がきつくなるのですが。
駐車場の左奥にレストハウスがあり、駐車場の正面奥にはトイレがあります。

登山コース

月山レストハウスの裏から登山道が出ています。
まず、「弥陀ヶ原」という湿原の遊歩道に入ります。右側、直線、左側と3つに分かれていますが、一番右側の道が良いと思います。
小さな池塘の傍を通るので、池や高山植物の写真を撮る事ができます。

「弥陀ヶ原」を越えると本格的に登山が始まります。
9合目には「仏生池小屋」があり、そこまで2.9km、そこから頂上まで2.4kmあります。
全体で、5.3kmほどの行程になります。

登山開始

八合目レストハウスの横から登り始めます。
始めは階段でスタートです。

[ 月山 登山スタート ]  なだらかなスタートとの登山です。

弥陀ヶ原湿原を歩きます。
まだ早朝なので涼しいです。
正面が山頂方向ですが、正面に見えているのは頂上ではありません。
あの2つぐらい奥のピークが山頂になります。

20分程度歩くと弥陀ヶ原を終え、本格的な登山道に入ります。
しばらくは笹の中を歩いていく感じです。

稜線へ出る

しばらく笹の中を登ると、稜線に出ます。ここからはずっと緩やかな稜線を歩くような登山道になります。
山の稜線が幾つも重なって見えます。月山が山奥深いところにあることを実感します。

[ 弥陀ヶ原を見下ろして ]  歩いてきた弥陀ヶ原

写真の真ん中の奥に見える建物のさらに奥が登山開始地点の「8合目レストハウス」になります。
写真に写っている大きな建物は「御田原参籠所」「御田原神社」になります。
登山道の横にはニッコウキスゲが咲いています。お盆の時期なのでピークは過ぎてしまっています。

[ 月山のニッコウキスゲ ]  お盆でニッコウキスゲも終わりです

終わりかけのニッコウキスゲを楽しみます。
低い姿勢を取ってニッコウキスゲを空に浮かべてみました。

雪渓の登場

[ 二つの雪渓 ]  雪渓が2つ見えてきました

登山を開始して1時間ほどでしょうか。
いくつか雪渓が見えてきます。緑の絨毯の中にある白い雪渓はゴルフのバンカーみたいです。
毎日40度近いような暑さの中、雪渓を見ると感動します。

[ 登山道のニッコウキスゲ ]  登山道の横にニッコウキスゲが咲いています

雪渓とニッコウキスゲを入れてみました。
朝から快晴で既に暑いです。
青空が綺麗に広がっています。
こんな美しい楽園のような道を登っていきます。
暑いだけの下界とは別世界です。

[ 雪渓に接近 ]  登山道の近くにも雪渓が現れます

登山道の近くにも雪渓が見え始めました。
道から外れるので雪渓の傍までは行くことができませんが、だいぶ近くに見えるので気持ち涼しくなったような感じにはなります。

[ 波打つ雪渓 ]  雪渓が波のようになっています

ソリでもあれば滑って遊べそうな斜面です。(登山道外なので勝手に入ってはいけませんが)
月山は夏スキーが有名で、4月半ばにスキー場がオープンして、7月末あたりまでスキーができます。
4月中旬っていうと普通はスキー場が閉鎖になる季節ですよね。
その頃からオープンっていうのは驚きです。

コバイケイソウの出現

[ 3つの雪渓とコバイケイソウ ]  雪渓近くにコバイケイソウが咲いています

標高が高くなってくるとニッコウキスゲが少なくなり、白いコバイケイソウが増えてきます。
緑の中、雪渓とコバイケイソウの白が映えます。

登山道の途中はなだらかな道が続きます。
先のほうまで見えてしまうので、なかなか進まないような感じがして大変です。

[ どこまでも ]  緑と山並みが続いています

一面に緑が広がり、その先には雪渓が見えます。
山の連なりがとても綺麗で、大パノラマが目の前に広がります。

佛生池小屋

[ 佛生池小屋 ]  中間地点の佛生池小屋

佛生池小屋に到着しました。丁度、中間地点です。
小屋の前には池があり、休憩するのに良い場所です。トイレもあります。
飲み物も売っていますので、飲み物が無くなったり、少なくなった場合はここで補給しましょう。
ここまで登り始めてから、大体1時間半ぐらいです。
小屋の後ろに山が見えますが、頂上はまだまだです。あの山のさらに奥になります。

[ 佛生池小屋前の池 ]  池の周辺にはたくさんの高山植物が咲いています

小屋の前の池には何種類もの花が咲いており、疲れた心と体を癒してくれます。
まさにオアシス。

[ 空を映して ]  池に映った青い空と雲

池に空が映っています。

佛生池小屋から頂上へと向かいます。
だんだんと小屋が小さくなってきました。このあたりは膝丈ぐらいの笹に囲まれた登山道になります。
登山道は石ですが歩きにくくはありません。

[ 傾斜がきつくなってきた ]

傾斜がきつくなってきます。

[ 佛生池小屋を見下ろして ]  佛生池小屋が小さくなってきました

小屋が小さくなってきます。
登山道の岩に、登山客が石を積んでいっています。

手も使って登るような急傾斜の場所が出てきました。
登山道に大きな岩があり、少し登山らしくなってきます。
急といっても滑落を恐れるようなレベルではありません。

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