「高山寺」朱塗りの山門と参道のモミジ紅葉が美しい丹波の古刹
天平宝寺元年(757年)に開基され、鎌倉時代・源頼朝の命により復興した古刹です。昭和33年に現在の地に移築されました。境内を埋め尽くすモミジが見事で、新緑・紅葉の名所になっています。
「高山寺」の写真ギャラリー
高山寺の概要
丹波市観光100選の寺院・神社部門及びもみじの名所部門に選定されている古刹です。以前は山の上に有りましたが、昭和時代に現在の奥楽の地に移築された経緯があります。
なんといっても参道の灯籠とモミジが見事で、紅葉の時期は観光客・写真愛好家が多く訪れます。
高山寺撮影のアドバイス
[光の条件]
門は南向き、参道は南から北へと伸びています。山門は昼が順光となります。参道のモミジは昼がトップライトになり全体に光が当たります。モミジの撮影は早朝・夕方の光が弱い時か、午前10時から午後2時頃のトップライトが良いと思います。
[レンズ]
レンズは広角・標準・望遠の3つで楽しめます。門や門の中から撮影する時は広角レンズが欲しいです。参道のモミジは標準レンズでもOKですが、広角レンズがあるとさらに面白い表現ができます。参道が長いので望遠レンズで圧縮してもいいですね。
[その他]
光が強い時があるので反射を抑えるためにPLフィルタがあると良いです。
高山寺の駐車・トイレ
高山寺は山門の手前に大きな駐車場があります。駐車場はこの規模の寺院としてはかなり広くなっています。
トイレは駐車場の端にあります。この写真の左側です。
朱塗りの山門
寺の入口にある山門である仁王門。重層の作りになっており、新緑と赤の組み合わせが美しい。
山門の前にモミジがあるので、モミジと門を一緒に撮影することができます。
「青空」
快晴の日に撮影に行ったので、青空を入れてみました。
初夏の爽快な空と新緑に重厚な朱色の門が映えます。
さて、山門の中をくぐってみましょう。
この山門の天井には龍の絵が描かれており、訪れる人は上を見上げていきます。
広角レンズで撮影すると門と龍の絵、奥の新緑を一緒に撮影することができました。
「山門と新緑」
こちらは門を額縁にして、参道の新緑を主役にして撮影しています。
高山寺の参道
参道の入口左側には建物があります。
建物は「安全堂」という名前が付けられていました。
「新緑に包まれる参道」
高山寺といえば、参道の灯籠とモミジが名物です。
参道の中央に立ち、シンメトリー構図で撮影しました。空を埋め尽くすほどのモミジは圧倒的です。
新緑の時期の休日に撮影に行きましたが、4組の写真愛好家が撮影に来ていました。人数が少なかったので譲り合いながら撮影を楽しむことができました。
紅葉の時期は混雑するので、人を入れない形での撮影は大変そうです。
「縦構図」
参道の上までモミジの枝が伸びているので、縦構図でも絵になります。
横構図より縦構図のほうが圧倒的なモミジを表現できる感じがします。
「参道の中央」
参道を歩いていくと、途中からは赤いのぼりが立てられていました。
参道の前半は灯籠と新緑だけの自然に近い形、こちらは旗があり、寺院らしい写真になりました。
「縦構図」
こちらも縦構図で撮影してみました。木の枝がアートのように美しく、新緑を満喫することができます。
本堂に近づくと橋のようになっていました。少しだけ段差があります。
高山寺本堂
高山寺は昭和時代に移築されています。歴史はかなり古い寺院なので、本堂の建物も歴史あるものになっています。
「本堂」
本堂だけを撮影しました。
参道の奥は開けた感じになっており、青空が広がっていました。
「高山寺・案内板」
弘浪山・高山寺(真言宗・大覚寺派)
御本尊は十一面観世音菩薩
高山寺の旧境内は、現在地から南東約3kmにそびえる弘浪山(標高520m)の山中にありました。
671年に法道仙人が建立したのが開基と言われています。
時間の流れを感じる味のある木。
美しいモミジと古刹の雰囲気はとても癒やされます。
高山寺 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
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名称 | 高山寺 |
ふりがな | こうざんじ |
郵便番号 | 669-3602 |
住所 | 兵庫県丹波市氷上町常楽2001-2 |
駐車場 | 有 / 無料:30台程度 |
トイレ | 有 |