「由良川橋梁」 空と海のブルーに映える一直線の橋梁とローカル列車

京都府宮津市の由良川河口にある長さ約551mの橋梁。大正時代に造られた赤褐色の橋がブルーの世界に映える。
「由良川橋梁」の写真ギャラリー
由良川橋梁
由良川橋梁は京都の北部・宮津市、日本海に面した由良川河口近くにあります。大正時代に造られた赤褐色が印象的な橋で、長さは約550mほどになります。
水面から3mの高さに橋梁があり、電車の走る高さも水面から6mほど。空と海が繋がる場所にある一直線の橋梁は美しく、風景写真・鉄道写真撮影スポットとして人気が高まっています。近年は観光客にもインスタ映えスポットとして注目されています。
由良川橋梁へのアクセス
由良川橋梁の撮影ポイントは幾つかありますが、河口に向かって川の左側にある撮影ポイントが人気です。
由良川橋梁 撮影のアドバイス
[光の条件]
北から南向きの撮影になるので、日中は順光となります。トップライト近いほうが海や空の青さが出るので午前11時から午後2時ぐらいの間がオススメです。
[レンズ]
レンズは標準レンズ・望遠レンズの2本あると良いでしょう。
カメラ・三脚が2セットある場合は、標準レンズ1台、望遠レンズ1台体制で挑戦すると良いです。電車の本数は1時間あたり1本(早・昼・夕は2本)なのでチャンスは少ないです。
[その他備品]
空や海の色を綺麗に出したり、反射を抑えたりするのにPLフィルターの利用をオススメします。
[電車の時刻]
電車を撮影するので、電車の来る時間は事前に抑えておきましょう!
まず、地形や駅の位置を説明します。
川の左側(丹後由良駅)が宮津市方向、川の右側(丹後神崎駅)が舞鶴方向になります。
丹後由良駅(左側)から橋梁までは約500m、丹後神崎駅(右側)からは約400mと近いので電車は時刻表の時間からすぐに橋梁に到着します。
●丹後由良駅(左側)の時刻表(電車は橋梁を左から右に走ります)
(丹後由良駅)
丹後由良駅 西舞鶴方面(平日)
丹後由良駅 西舞鶴方面(土曜)
丹後由良駅 西舞鶴方面(日曜・祝日)
●丹後神崎駅(右側)の時刻表(電車は橋梁を右から左に走ります)
丹後神崎駅(豊岡・天橋立方面)
丹後神崎駅(豊岡・天橋立方面)
丹後神崎駅(豊岡・天橋立方面)
由良川橋梁全景
「空と海がつながる場所にある一本の長い橋」
由良川橋梁のメジャー撮影ポイントは橋梁に近いので、全体を写すには相当離れることになります。
地図を見てみると、橋梁から1.5kmほどのところで川が少し左に曲がっているので、河口に向かって右岸から撮影すれば橋梁が撮影できそうだと思いました。
河口に向かって左側に国道178号が通っており、橋梁から上流に向かって3kmのところに橋があり、右岸(東雲駅・丹後神埼駅)側に渡ることができます。この写真は右岸の県道571号沿いから撮影しました。

橋梁はもっと右にも伸びています。右側は背景が山になっているので、背景が海の部分だけ撮影しています。
「南国の海のような色」

由良川の河口付近は快晴の日にはエメラルドグリーンに見えます。
この付近から川と山を撮影すると風景写真として成り立ちますね。
由良川橋梁撮影ポイント
河口に向かって左岸、国道178号を北側から橋梁に向かって走っていきます。
橋梁より500mほど手前にローソンがあります。
この写真は国道178号と由良川橋梁が立体交差するところになります。
この右側の川岸が撮影ポイントです。

路肩に2台程度駐車できるスペースがありました。
橋梁と反対側に700mほど進むと道路沿いにトイレと自販機・広めの駐車場があります。
駐車スペースがない時はこちらの駐車場に車を置いて歩きます。

写真の手前側が由良川橋梁です。
撮影ポイントは左方向になります。ここを少し画面奥側に進んでいくと農道がありますので、左折して川方向に進みます。少し歩くと川岸に到着し、由良川橋梁が見えます。
「撮影ポイントの様子」

川岸は石畳のようになっており、三脚を立てるのに十分な幅があります。
この写真の位置より、後ろにもずっと石畳が続いているので、橋梁からかなり離れての撮影が可能になっています。
写真愛好家が多い場合でも場所取りに困るようなことはありません。
撮影の準備
支柱2本・空と海をシンメトリーにして撮影してみました。

望遠レンズで電車のアップを撮影する時はこのような構図も良いですね。
電車の来る前にいろいろと構図を試してみましょう。
今度は支柱を3本にしてみました。

由良川橋梁の雰囲気を出すのには上記の写真より、これくらいの構図の方が良さそうですね。
電車が入った時のバランスも良さそうです。
電車の撮影
時刻表を見て電車を待っていると、1両編成のかわいい電車が橋梁の上を走ってきました。

「電車の一部を画面に入れる」

左右どちらかに電車を配置し、車両の一部を見えるようにすると電車の動いている感が良く表現できます。
「黄色い電車」

由良川橋梁の撮影は初めてで、事前に電車の種類などは調べていきませんでした。
どのような色の電車が来るのか全くわからない状態でしたが、逆にそれが面白かったです。
「標準レンズで撮影」

こちらは橋梁の4分の1ほどを画面に入れています。
これくらいの画角だと、河口部の橋梁感がよく出ますね。
由良川橋梁の近く
川沿いを歩いていくと、由良川橋梁の真下まで行くことができます。

石畳のような場所は、橋梁の少し手前で終わっていました。
草むらを歩いていくと橋梁の真下まで行くことができます。
近くから標準レンズ・広角レンズで狙うのもありですね。
「由良川橋りょうの文字」

橋桁には大きく由良川橋りょうの文字が書かれていました。
「2両編成」

今度はカラフルな電車と、渋い茶色の2両編成です。
1台目のカメラは電車をアップで撮影。

もう一台のカメラは、背景に山をれて、川の橋梁を走る電車というテーマにしてみました。
海を入れないとかなりイメージが変わりますね。
橋の長さのスケール感も良く出ています。
「橋梁だけを撮影」

橋梁の近くによって、橋梁を主役に撮影しました。
水の色がエメラルドグリーンからブルーへと変わっていきます。グラデーションが美しい!
「青い電車」

さらに次の電車を待ちます。
今度は2両編成のブルーの電車です。
橋梁の赤褐色と渋いブルーが良く似合っています。
高級感のある車両ですね。
最後にもう一本。

今度は明るいブルーの電車が来ました。
空に溶け込むような色でした。
由良川橋梁 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
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名称 | 由良川橋梁 |
ふりがな | ゆらがわきょうりょう |
住所 | 京都府宮津市由良 |
駐車場 | 有 / 無料:20台程度 |
トイレ | 有 |