「瀞峡」三県境にまたがる風光明媚な大峡谷。巨岩・奇岩とエメラルドグリーンの流れ

レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

奈良県・三重県・和歌山県の県境にある峡谷で国の特別名勝に指定されている。

「瀞峡」の写真ギャラリー

瀞峡の基本情報

瀞峡は紀伊半島南部の奈良県・三重県・和歌山県の三つの県の県境に位置しています。この付近一帯は吉野熊野国立公園に指定されています。

瀞峡は熊野川水系の北山川にあり、上流方向から「奥瀞」「上瀞」「下瀞」と呼ばれています。下瀞にある「瀞八丁」は断崖絶壁の岩場として有名で人気の観光地となっています。

断崖絶壁とエメラルドグリーンの水は風光明媚。春には桜が花を咲かせ、やがて萌える新緑へ。夏は深緑に包まれ、秋は紅葉の彩り。四季それぞれの風景を楽しむことができます。

瀞峡撮影のアドバイス

[光の条件]
駐車場奥の撮影ポイントからの撮影は午前中が順光。駐車場からの撮影は南向きなので日中は逆光。撮影のオススメは午前中になります。

[三脚]
川や桜の撮影は手持ちでもOKですが、船を入れる場合は構図を決めて置いて撮影した方が良いと思います。三脚はあった方が良いですね。

[レンズ]
標準レンズ・望遠レンズ・広角レンズどれでも写すことができます。できれば3本持っていきましょう。

[設備]
駐車場にトイレ・自動販売機、川へ下ると瀞ホテル(飲食店)があるので便利です。

[その他]
瀞峡は県境にあり秘境とも言える場所です。奈良県吉野町からのアクセスだと途中に数えるほどしかガソリンスタンドがありません。(ガソリン価格も非常に高価です)
吉野町やその手前でガソリンは満タンにしていきましょう。コンビニ・スーパーなどもほとんど無いので食料品などは準備していった方が良いです。

瀞峡へのアクセス

瀞峡への車でのアクセスは奈良県側からの場合、吉野町付近から国道169号を南下して下北山村方向へ。県境付近で県道229号(下池原上桑原線)に入り南下。不動トンネルを通り、再度国道169号へ。169号を西方向に進み三県境付近で右折し細い道で瀞郵便局・瀞ホテル・五條警察署瀞駐在所方向に進みます。数分で駐在所付近の駐車場に到着します。

三重県方向からは国道311号を西方向へ。和歌山県方向からは国道311号を東方向へ。国道169号に入り三県境付近で細い道に入り瀞峡へ向かいます。(奈良からのルートと同様です)

公共機関の場合はバスを利用します。五條警察署瀞駐在所のところに熊野交通・十津川村バス「瀞八丁」バス停があります。瀞峡まで徒歩0分となっています。


瀞ホテル(現在は飲食店)・五條警察署 瀞駐在所に隣接して駐車場・バス停があります。国道169号から瀞峡へ向かって細い道を下っていくと左側に駐車スペースがあります。

写真の赤い部分が駐車スペースです。


この写真の右側が駐在所になっています。この場所には、自動販売と公衆電話・トイレ・バス停があります。何台か車も駐車してありました。バスが来て旋回する場所になっているので、自家用車は上記の駐車スペースに置くのが望ましいです。


駐車場からも瀞峡の撮影はできますが、トイレの裏に撮影ポイントがありますので、まずそこを紹介します。トイレの右側から奥に細い道があるのでそちらを進みます。

駐車場奥の撮影ポイント


石垣の下に道があります。右側は草むらで急な崖ではありません。怖いということはありません。(道からは出ないようにしましょう)


突き当たりに小屋があり、この手前が撮影ポイントになります。三脚3台分ぐらいです。
三脚を置いても後ろの壁とのスペースがあるので、窮屈にならずに撮影できる場所になっていました。

「駐車場奥 撮影ポイントからの眺望」

ここは桜と瀞峡(川)、そして船を同時に撮影できる撮影ポイントになっています。横構図だと建物などが入ってしまうので、狙いは縦構図です。

「瀞峡の桜と船」

レンズ焦点距離 : 70mm(APS-C : 47mm)

望遠レンズで狙うと迫力ある断崖絶壁と桜、そして川と船がバランスよく画面に入ります。
船は手前から奥に行く時と、奥から手前に来るときがあります。

手前から奥に行くときはわかりやすいですが、奥から手前に来るときはカーブから飛び出て来るのでシャッターチャンスを逃さないように注意しましょう!

春の暖かい日差しの中、爽快に走る船を見ていると心が癒されます。

「瀞峡の案内板」

案内板の左側が横構図の撮影ポイントになっています。

「岸に止まる船」

駐車場の下には河原があり、船が停まります。

「瀞ホテル」

駐車場の下には瀞ホテルの建物とベンチが見えます。

瀞ホテルは創業が大正6年と歴史があります。平成16年に閉鎖しましたが、平成25年には飲食店として営業が再開されました。歴史感溢れるレトロな建物は瀞峡の風景に溶け込んでいます。

「瀞ホテルと川の流れ」

飲食店ではありますが、元がホテルなので建物は大きいです。色褪せた瓦はなんとも言えない趣があります。桜に包まれた美しい日本の春。

「ジェット船」

レンズ焦点距離 : 35mm(APS-C : 23mm)

下流側から勢いよくジェット船が走ってきました。
駐車場からの撮影では桜と新緑のフレームの中に船を配置することができます。

「駆け抜けるジェット船」

レンズ焦点距離 : 24mm(APS-C : 16mm)

新緑と桜、そしてレトロな建物、断崖絶壁と川の流れだけでも絶景ですが、春は彩り豊かでさらにフォトジェニックな空間になっていました。


駐車場から川へと枝を伸ばす桜。
桜の本数は少ないですが、うまく構図に入れることによって、豪華な桜風景にすることができます。

「山桜」

駐在所手前の駐車場(坂の途中)附近には山桜が花を咲かせていました。

「瀞峡全景」

駐車場から広角で撮影するとこのような風景になります。正面に小高い山があり、そこを迂回するように川が流れています。

「瀞峡全景・別角度」

上記の写真より少し右にレンズを振っています。右下に瀞ホテルを入れてみました。

「瀞峡全景とジェット船」

レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

駐車場から横構図・広角で構図を決めておき、ジェット船が通過するのを待って撮影しました。今回の撮影は、駐車場奥からの縦構図・この横構図の2つの構図を中心に撮影しました。

桜と断崖絶壁の迫力ある縦構図写真、雄大な雰囲気の構図写真を撮ることができ、満足度の高い撮影スポットでした。


瀞ホテル


駐車場から階段を下ると瀞ホテルです。
この階段を下ります。

「瀞ホテル」

ホテルの入口になります。上からでは分かり難かったですが、ホテルの川側はテラスになっていました。


瀞峡 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称瀞峡
ふりがなどろきょう
郵便番号647-1581
住所奈良県十津川村神下
駐車場有 / 無料:10台程度
トイレ

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