「向野橋」名古屋のビル群、電車車両区、ブルーアワーが楽しめるビュースポット

レンズ焦点距離 : 40mm(APS-C : 27mm)

名古屋市にある向野橋(こうや橋)は黄色いトラスが印象的な歴史ある建造物です。鉄道写真、名古屋市街地のビル群のシルエットと朝焼けを楽しむことができます。

「向野橋」の写真ギャラリー

向野橋の概要

向野橋(こうやばし)は黄色のインパクトが強い橋で、その形から通称「かまぼこ陸橋」と呼ばれています。近鉄名古屋線「米野駅」及び関西本線「ささしまライブ駅」の南西に位置しています。

1930年に建造された古い橋で、明治期に京都保津峡で使われていたアメリカ製トラス橋が移築されました。トラス橋部分は1899年製で、とても歴史ある構造物になっています。

この歴史ある橋は2011年に認定地域建造物資産に選定されています。

2002年までは車も通行できましたが、老朽化のため、現在では人と自転車、原付自転車のみの通行となっています。

向野橋へのアクセス・駐車場情報

電車でのアクセスは、近鉄名古屋線「黄金駅」から北東へ400m、近鉄名古屋線「米野駅」及び関西本線「ささしまライブ駅」から南西へ400mとなっています。

自動車でのアクセスは名古屋高速5号万場線の「黄金IC」のすぐ横になっています。コインパーキングは向野橋の北側の住宅街に幾つかありました。線路沿いの道路沿いにあるので、徒歩1分以内で向野橋まで行くことができます。

向野橋撮影のアドバイス

[光の条件・時間帯]
・サンライズを狙う場合は、名古屋駅方向から太陽が昇ります。
・線路は東西方向になり、向野橋は南北方向になっています。日中、夜中を通していつでも撮影できる光の条件です。夜の撮影スポットとしても人気があります。

[レンズ]
・レンズは広角レンズを持って行くと良いです。橋のトラスが美しいので、シンメトリー構図の撮影がオススメ。
・ブルーアワー(夜明け)、サンライズは標準レンズ・広角レンズ・望遠レンズのどれでも絵になります。
・橋の周辺は駅や車両区になっています。特に夜は電車が停車しているので、レールと電車のアップ写真撮影を楽しめます。

向野橋の様子

以前は車も通行できた橋なので、橋は広めです。
黄色いトラスが本当に美しい橋で、特に夜は静かに眺めているだけでも時間を潰せてしまうような建造物ですね。

右奥には名古屋の中心部のビル群が見えます。

この写真は南側から北側を撮影しています。

「向野橋から南側の様子」

トラス部分が終わると、もう一つ普通の橋が続いています。奥に見えるのは名古屋高速5号線です。

「高速道路よりから撮影」

高速道路側に歩いて行って、向野橋方向を撮影しました。

ここから、どのような写真が撮影できるのか、紹介しますね。

向野橋シンメトリー

黄色いトラスは青い空によく映えます。

レンズ焦点距離 : 40mm(APS-C : 27mm)

終電時間が終わり、真夜中になるとほとんど人は通りません。とても静かな中での撮影となりました。

この写真は南方向を撮影しました。真夜中でしたが、月明かりがあったので、空の色がとても綺麗に出ました。橋の奥にある光は、街灯の明かりです。

高速道路はグリーン系なので、イエローの向野橋と馴染んで、良い雰囲気の写真になりました。

「広角レンズ」

レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

こちらは広角レンズを使っての撮影です。

橋のトラスが空を埋め尽くすように入り、さらにワイド感が出ますね。このような撮影ポイントでは広角レンズが大活躍します。

名古屋駅周辺のビル群

望遠レンズでビル群の夜景を撮影してみました。

レンズ焦点距離 : 170mm(APS-C : 113mm)

休日の夜だったので、ビルの明かりは少なめになっています。オフィスの電気がついている平日のマジックアワーからしばらくの間などは、ビルの明かりが美しい写真になることでしょう。

夜の車両区

向野橋から名古屋駅に向かって、たくさんの線路が伸びています。

夜は何本かの電車が停まっていました。時々電車が動いたりするので、スローシャッターで電車の光跡を流したりして遊べます。

この写真は少しアンダー気味、色は渋めでレタッチしてみました。

「向野橋から西方向を撮影」

西側も車両区になっており、右側には電車をメンテナンスする倉庫のような建物がありました。

ライトのついた2本の線路が印象的だったので、真ん中に配置して撮影しました。

終電前の時間帯はこの写真の左側を時々電車が走っていきました。

「真夜中の車両区」

上の写真は全体の説明写真だったので、今度は線路と電車のみを切り撮ってみます。

レンズ焦点距離 : 70mm(APS-C : 47mm)

高速道路の赤いライトなどが見えなくなるので、ダークトーンの夜の車両区の雰囲気がとてもよく出ました。

向野橋は橋自体の撮影だけでなく、鉄道写真スポットとしても面白い場所です。

今度は車両倉庫に入っている電車を撮影してみます。

風景写真が主で、あまり鉄道撮影をしたことがない人は、ここで鉄道風景の撮影に挑戦することができます。

ここは停まった電車、走っている電車など色々なパターンの写真が撮れるのでいいですね。

次は名古屋駅方向を撮影してみました。

こちらは何本もの電車が停車しており、迫力ある鉄道写真を撮ることができました。

電車は頭がそろって停まってはいないので、画面全体のバランスを考えながら構図を決めるのが楽しかったです。ライトや柱など、構図に入ると邪魔なものもあるので、それを避けながら納得いく構図になった時は快感です。

車両区の写真をもう一枚。

レンズ焦点距離 : 200mm(APS-C : 133mm)

こちらは正面からの構図になります。

向野橋は長さがあるので、左側・中央・右側に移動すると車両区の見え方がだいぶ変化します。左右に動きながら撮影を楽しみましょう。

ブルーアワー

向野橋はサンライズスポットでもあるので、夜明けの撮影も行いました。

夜明け前、空が徐々に明るくなってきます。

空の下側が薄いピンク色になってきました。

「夜明けのビル群」

橋の北側から、ビル群を撮影しました。(橋の北側の説明用の写真です)

橋の北側はこんな感じになっています。この左側には階段があり、下の道路にすぐに降りられるようになっています。コインパーキングを使う時は、この階段を利用するのが良いです。

「橋から東方向を撮影」

先ほどより、空がもっと明るくなってきました。

手前に車両区の線路を入れての撮影。

この日はこの時間帯から雲が出てきました。

「朝焼けの雲」

空全体に雲が流れてきて、右側の方が赤く焼けてきました。

ピーカンの空だと面白みに欠けるので、これぐらい雲が出てきた方がワクワクします。これで強く焼けたら最高なのになぁと思いながら、時間が流れるのを待ちます。

朝焼けがマックスに。

一番色が強くなった時にシャッターを切りました。

もっと焼けてくれるのを期待したのですが、今回はここまででした。

淡い朝焼けでしたが、グラデーションが綺麗だったので、良い時間を過ごすことができました。

朝の風景

太陽が昇ると太陽の光がビルに当たり、眩しいほどの反射となりました。

今回は3月の撮影です。太陽は右奥から上がってくるので、ビル群に右から強い光が当たりました。

朝の車両区

朝の車両区はこんな感じに見えます。

西側は午前中は順行になっているので、夜明けの撮影が終わった後も鉄道写真撮影を続けることができますね。


向野橋 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称向野橋
ふりがなこうやばし
郵便番号453-0803
住所愛知県名古屋市中村区長戸井町1
駐車場無 / 近くにコインパーキング複数あり

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