「白砂渓谷」撮影ガイド ~全山紅葉で真っ赤に染まる山々とエメラルドグリーンの渓谷美
中之条町から野反湖ヘ向かって北上する白砂渓谷ラインは、エメラルドグリーンの川の流れと紅葉する山々が美しい紅葉ドライブルートです。途中には「大仙の滝」「白砂ダム」などがあり、バリエーション豊かな被写体に出会うことができます。
白砂渓谷へのアクセス
渋川方面からは国道145号を西へ向かって走ります。八ッ場ダム付近の「道の駅 八ッ場ダムふるさと館」を越えてJR吾妻線の「長野原草津口駅」方向へ向かいます。(国道を道なり)
長野原草津口駅を少し超えたところに「新須川橋」という交差点があるので、そこを右折します。ここからは国道292号(通称 日本ロマンチック街道)になります。この道路は白砂川沿いを北上します。
景観が良いのは六合(くに)地区に入ってからです。
岩と紅葉
途中、右手に巨大な岩と紅葉が見えました。
「縦構図」
紅葉が岩まで駆け上がっていくようです。
廃旅館と紅葉
国道292号を北上していくと「道の駅六合(くに)」が右手に見えてきます。そこを越えてしばらく進んでいくと、橋があり、その橋を渡った右側に駐車スペースがあります。そこに車を停め、橋の上まで歩くとエメラルドグリーンの川の流れと紅葉の絶景が広がっています。
橋の上を車で走っていると美しい紅葉が目に飛び込んでくるので、ここで眺めを楽しむ観光客が多かったです。
エメラルドグリーンの川のカーブと吊橋。
かなり山深いところに来たような景観が広がっています。
この付近は標高はさほど高くないのですが、ダイナミックな眺めを楽しむことができました。
「紅葉吊橋」
吊橋を中央に配置して撮影。
川のS字カーブが美しい。
吊橋の手前には温泉の施設のような建物がありました。温泉の湯気が上がっています。
この上には廃旅館があるので、その温泉設備としてつかっていたものでしょうか。。。
「廃旅館の紅葉」
使われなくなった寂れた旅館が紅葉の中に埋もれていました。
地図を見ても対岸には道がなく、旅館を営業していたときは、吊橋を渡って旅館に行っていたのかもしれません。
廃墟的な写真撮影を楽しむことができます。
赤く燃え上がる紅葉。
白砂渓谷は赤が多く、紅葉が本当に綺麗です。
川がエメラルドグリーンなのも堪りません。
八ッ場ダム下流の「吾妻渓谷」と「白砂渓谷」をセットで巡ると、険しい渓谷の紅葉と、全山紅葉とエメラルドグリーンの川の流れを満喫することができます。
「廃旅館の紅葉全貌」
広角で撮影するとこのようなロケーションになっています。
左右のピークがバランスが良い山が背景になり、右下に廃旅館、その下右下にS字カーブの流れと吊橋という配置になっています。左側にも少し川の流れが入ります。
「山のアップ」
山の麓から山頂まで真っ赤。
この日は曇天で、この後雨模様になりました。曇天の状態でもこれだけ見事な紅葉なので、晴天のときはもの凄い美しさでしょう。晴天のときに再度訪れたい場所です。
少しだけ青空が見えましたが、紅葉の山にあまり光が当たりません。
白砂ラインを走っていると、このように開けた場所が何ヶ所かあります。
白砂ダム
白砂ダムは強酸性のため、光が当たるとブルーやエメラルドグリーに輝きます。
曇り空が続いていましたが、少しだけ雲の切れ間から青空が見えてきました。
晴天で風がないときは空を映す水鏡になることでしょう。
橋を渡ると左側に駐車スペースがあります。そこに車を停めて、橋の上まで歩いてくると、美しい景色が広がっています。
エメラルドグリーの水が美しい。
少しルートから外れますが、このルートの東側に品木ダム(上州湯ノ湖)があり、こちらもエメラルドグリーンの水が楽しめます。
県道405号沿いからは最近人気が上がっている草津の「チャツボミゴケ公園」へも行くことができるため、道路沿いに何ヶ所か案内板が出ていました。
尻焼温泉付近
白砂ダムの少し手前を左に入ると尻焼温泉があります。この温泉は川が温泉になっているという面白い温泉で知られています。
尻焼温泉に向かう途中に入山郵便局と花敷温泉があり、その手前の橋からの景観です。
こちらも美しい紅葉でした。