日本三奇橋「猿橋」 〜桂川にかかる名橋、ライトアップされた妖艶な紅葉

Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 29mm(APS-C : 19mm)

山梨県大月市にある猿橋は岩国の錦帯橋、木曽の棧とならび日本三大奇橋に選定されています。橋脚を使わない「はね木」で支える珍しい構造で、国の名勝にも指定されています。断崖絶壁の渓谷に架けられた橋と、美しい紅葉風景をお届けします。

猿橋 アクセス・駐車場

猿橋は山梨県大月市の笹子川にある、桂川渓谷に位置しています。
八王子方面からは、国道20号の「新猿橋西」という交差点(ガソリンスタンドあり)を右折します。少し進むと右側に入る道があるので、そちらへ入ります。坂を下った右側に5台程度駐車できるスペースがあります。

電車の場合はJR中央本線「猿橋駅」が最寄りの駅となっています。猿橋まではバスで5分程度です。


[ 鳥居と紅葉 ]  夜にはライトアップが行われ、橋周辺は妖艶な空間に。

「ライトアップ」
駐車場から猿橋はすぐに見えるほどの距離。
手前には神社の赤い鳥居があります。黄色い紅葉の中に真っ赤な鳥居が目立ちます。

[ 猿橋 ]

猿橋入り口にある巨大な木は、大きな円形を描いて紅葉していました。
この木は光の当たり方が丁度良く、優雅な雰囲気の写真になりました。

[ 猿橋 ]

猿橋入口にはお食事どころがあります。夜間は営業していませんでしたが、猿橋の前に沢山のテーブルが並んでいました。2列に綺麗に並んでいるので、テーブルも被写体になります。

[ 猿橋 ]

テーブル奥の階段を下ると、猿橋の撮影ポイントに。

[ 猿橋ライトアップ ]  ライトアップされた猿橋。歴史ある建造物と紅葉。

ここからは猿橋の特徴である刎木(はねぎ)がよく見えます。岩に打ち込まれた支え木によって、橋が支えられています。面白い構造です。
両側が崖でとても深い谷。橋の支柱を下まで降ろさず、空中に浮いているような橋にするために、このような構造になりました。

[ 猿橋 ]

真っ赤な紅葉。

早朝の猿橋

[ 錦秋の猿橋 ]  険しいV字谷を鮮やかに染め上げる紅葉。新旧幾つもの橋が重なって見える場所です。
Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 29mm(APS-C : 19mm)

猿橋前のテーブルの並んでる広場の奥に階段があり、県道の橋(こちらはコンクリート製の普通の橋)に出ることができます。
ここからは猿橋とその奥の古い水道橋、国道の赤い橋の3つの橋を俯瞰することができます。
紅葉のフレームに歴史ある猿橋がよく似合います。
この位置からは猿橋の右側のハネギ(何層にもなった支え木)が入り、猿橋らしさを出すことができます。朝陽が良い感じに谷に注ぎ込んできました。

[ 放熱 ]  奥の山から太陽が昇り、猿橋周辺は光の中に。
Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 28mm(APS-C : 19mm)

「ご来光」
国道の橋の後ろから太陽が昇ってきました。
画面に太陽を入れて躍動感を出してみました。

[ 猿橋からの眺望 ]  古い水道橋と奥には赤い新しい橋が。橋を通して時代を感じることができる場所。
Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 32mm(APS-C : 21mm)

「古いトンネルと橋」
こちらは水道橋でしょうか。古いレンガ造りのトンネルと橋が見えます。
紅葉の中、廃墟感がある橋がとても絵になります。
猿橋の上からの撮影です。

[ 古びた水道橋 ]  猿橋の奥に見えるレンガ造りのトンネルと水道橋。廃墟感漂う写真に。
Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 56mm(APS-C : 37mm)

「朝陽を浴びる橋」
奥の紅葉が輝き、橋の半分に光が当たり始めました。
秋の柔らかな朝陽によって、立体感が出ました。

[ 猿橋 ]

「水道橋と赤い橋」
奥に国道の橋を配置。二つの橋に囲まれた紅葉。

猿橋 撮影後記

観光地として知名度の高い「猿橋」。撮影に行く前は、それほど期待していなかったのですが、実際に現地に到着してみると、紅葉の美しさに感動しました。

猿橋は大月市の中央自動車道と国道20号に挟まれた場所にあり、これほど深い谷があるとは予想も着きません。断崖絶壁の創り出す景観は見事。

県道の橋がとても良い位置に造られており、その上から猿橋の全体を写すことができて良かったです。猿橋の右下の展望台からだと、風景写真としてはあまり良いものにはなりませんでした。

赤、黄色、緑と、紅葉の色のバランスも素晴らしい紅葉の名所です。
新緑の季節も綺麗だと思うので、タイミングが合えば挑戦したいと思います。

撮影スポット詳細

撮影スポット
       

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