乗鞍高原 一の瀬園地「まいめの池」撮影ガイド 〜日本百名山 乗鞍岳の紅葉シンメトリー
一の瀬園地にある「まいめの池」は乗鞍岳のシンメトリー写真を撮ることができる、乗鞍高原を代表する撮影ポイントです。星景撮影スポットとしても知られており、満天の星が池に映り込む姿は見事です。
まいめの池・アクセス
「まいめの池」は日本百名山・乗鞍岳東麓の乗鞍高原にあります。まいめの池は標高約1,450mにあり、紅葉の時期は早く、例年10月上旬に紅葉が始まり、中旬にピークを迎えます。
アクセスは乗鞍高原観光センターの交差点から南へ進み、一の瀬園地駐車場へ向かいます。一の瀬園地駐車場の入口を過ぎてそのまま進むと右側に座望庵の大駐車場(砂利)が見えてくるので、その奥側に車を停めます。
駐車場から平坦な遊歩道を5分ほど歩くと池に到着します。
まいめの池遊歩道
座望庵の駐車場から道路を渡ると「まいめの池」遊歩道の入口があります。
一般車は入れませんが、入口からしばらくは車が入った跡を歩く形になります。
乗鞍高原は背の高い木が少ないので、開放感ある遊歩道になっています。紅葉の中にダケカンバの白い幹が見えます。
左奥がまいめの池になります。この周辺はシダが多く、茶色い絨毯のようになっていました。
少しくだり坂になります。大きな石があり、庭園のようです。
小川があり、木の橋が架けられています。
「偲ぶの池」
右手には湿原のような「偲ぶの池」があります。この遊歩道では「まいめの池」と「偲ぶの池」の両方の撮影を楽しむことができます。草紅葉とそれを囲むダケカンバなどの紅葉が綺麗です。
「夕暮れ時の遊歩道」
秋の色が凝縮されたような紅葉風景が広がっていました。高原にポツリポツリと木が生えており、抜けが良いのでとても撮影しやすい場所です。
光が当たると爽快感のある紅葉写真になります。ハイキー気味にしてソフトフィルター効果を与えたレタッチにしてみました。
まいめの池
湖畔に到着しました。後ろ側が駐車場や乗鞍岳方面になります。西岸と北岸は遊歩道が設けられているので歩くことができます。写真の手前側と左側が歩けます。
左側の奥に行くと乗鞍岳を入れた構図、手前側からは湖畔の紅葉の木々のシンメトリーを狙えます。
「まいめの池の紅葉シンメトリー」
立ち枯れ、ダケカンバ、真っ赤に色づいた葉が目に飛び込んできます。フォトジェニックな空間になっており、何人ものカメラマンがシャッターを切っていました。
翌日の撮影に備えて夕方にロケハンに来ましたが、水面が穏やかで美しいリフレクションを堪能することができました。
冷え込んだ早朝には朝霧が出ることもあるので、早朝の撮影がオススメです。東側を向いて撮影しているので、陽が差し込むと逆光になります。朝霧と逆光で光る紅葉の写真を狙うことができます。
縦構図。
絶妙な位置に赤い紅葉が入っている湖畔なので、切り撮っても美しい絵になります。
こちらは少し右側を撮影しています。
立ち枯れもあり、高原の沼の雰囲気が良く出ています。
遊歩道を左奥まで進んで来ました。この奥で遊歩道は終わりです。
湖畔の遊歩道の様子。
水際まで寄れるところが何ヶ所かあります。
池の最奥部の立ち枯れ。
池の奥には立ち枯れが密集しており、立ち枯れを主役にした写真を撮ることができます。
空を入れると爽快感ある写真になります。
まいめの池は乗鞍岳を入れたり、リフレクションを楽しんだりと、時間を忘れて撮影に集中してしまうスポットです。
まいめの池で乗鞍岳のシンメトリー構図を撮影する場所から広角で撮影しています。右側を歩くことができ、乗鞍岳がうまく入る場所が何ヶ所かあります。
まいめの池と乗鞍岳の間には丘のような山があります。この山が大きいので、乗鞍岳とのバランスを考えながら、撮影位置を決めました。湖畔でローアングルで撮影するとより映り込みの面積を大きくすることができます。
まいめの池・月光風景
月明かりに照らされた乗鞍岳がまいめの池に映り込んでいます。踊るように雲が流れ、空には星が舞い、鏡のような水面にまで星が映り込んでいます。月夜のまいめの池は昼間の賑やかさが嘘のように誰もおらず、静寂に包まれていました。
まいめの池・星景写真
晴天だったので夜にまいめの池で星撮影をしました。星撮影で人気の場所なので、夕暮れ時から星撮影の準備をしている人が何名かいました。
無風だったので空で煌めく星たちがまいめの池に写り込んでいます。
駐車場から5分程度の場所なので夜でもあまり怖さは感じませんでした。静寂に包まれた池は神秘的で心が洗われるような時間が流れていきます。
縦構図で空の面積を多く。
星を主体に、池はあまり写さずに撮影してみました。星が多く見える場所なので、空を主体にした構図が良い感じになりました。
まいめの池・サンセット
まいめの池は乗鞍岳の東方向にあります。夕暮れ時は乗鞍岳に夕日が落ちていき、太陽と雲が水面に映り込んでいます。
この日は焼けませんでしたが、夕焼けの時は情熱的なシンメトリーを味わうことができそうな場所です。