清里「平沢峠・獅子岩」 ~目の前に広がる広大な森と八ヶ岳の峰々
平沢峠は八ヶ岳、南アルプスの山々、富士山が一望できるビュースポットです。駐車場から正面に八ヶ岳が見え、八ヶ岳の東側に位置することから、八ヶ岳のサンセットポイントとしても知られています。獅子の形をした「しし岩」もあり、飯盛山への登山口にもなっています。
平沢峠駐車場
途中の道は細いですが、平沢峠近くになると2車線の広い道路になります。
大きな駐車場なのですぐにわかります。
入口に駐車場・トイレと書かれた木製の案内板があります。
駐車場の左奥にはトイレがあります。このトイレは日中しか使えません。早朝・夜はシャッターが閉まっており、利用することができなくなっています。
トイレは黄色い建物です。
トイレと逆方向、右側を見ると、建物が見えます。以前はお土産店だったのでしょうか?訪問時は閉まっていてしばらく使われていないような雰囲気でした。
駐車場は広く、50台ぐらいは駐車できそうです。バスの駐車スペースも多く用意されています。飯盛山(めしもりやま)の登山口にもなっているので、小学生の遠足のバスが何台か来ていました。
「夕暮れの八ヶ岳」
八ヶ岳全体が真正面に見えるビュースポットです。
八ヶ岳の大きさを感じることができます。シルエットだと、横に幅広い山に見えます。
野辺山高原・平沢高原の案内板
初秋の撮影だと、太陽は八ヶ岳の左肩に沈みます。
八ヶ岳に斜めの光線が入りました。雲が程よくあり、夕焼けが期待できたのですが、結果はそれほど焼けずに終わってしまい、残念でした。
「夕暮れの雲」
この日は午後から秋らしい雲が出ていました。八ヶ岳の左肩に夕陽が沈んだあとに撮影しました。
駐車場の左側はゴルフ場のコースになっています。
数日間にわたって、清里周辺の滝などを撮影している間、平沢峠に複数回来ました。
この日は雲が多かったのですが、雲の合間に八ヶ岳が薄く映り、幻想的でした。
しし岩
駐車場の右側に進むと、しし岩があります。
歩いてほんの1分程度で獅子岩に到着します。平沢峠に行ったときは、しし岩まで足を伸ばしてみると良いでしょう。
初めて訪問したときは草が長く伸びていて見晴らしが悪い状態でしたが、数日後に訪れたときは、綺麗に草が刈られて眺望がよくなっていました。
「しし岩」
右側の岩が獅子の形に見えます。
岩がゴツゴツした小高い丘のようになっています。
青空に浮かぶ獅子岩。
獅子岩をアップで撮影してみました。
しし岩の周辺の様子。
この辺りからだと、駐車場からとは前景が異なる形で、八ヶ岳の写真が撮れるのではないか?と歩き回ってみましたが、あまり良い場所はありませんでした。駐車場からの撮影が良さそうです。
飯盛山(めしもりやま)登山道
獅子岩の入口から道路の反対側を見ると、飯盛山への登山道の入口がありました。
ハイキングコースの入り口です。
入口には綺麗な案内板があります。
平沢峠から野辺山方向に下ると、国立宇宙電波観測所、JR野辺山駅があります。
「飯盛山ハイキングマップ」
「平沢古道 案内板」
かつて佐久甲州街道は山梨県韮崎市から、長野県佐久市岩村田の中山道と合流するまでを結ぶ交通の要所であった。
(案内板より)
平沢峠(八ヶ岳眺望)撮影後記
このスポットは八ヶ岳のよく見える場所を探している時にネットで見つけました。ネット上だと平沢峠からが眺望が良いのか、しし岩から眺望が良いのかがわかりませんでした。
駐車場から、しし岩までの距離などもよくわからず、15分ぐらい歩くのかな?と予想して現地に向かいました。
現地に着いてみると、しし岩は歩いてすぐ、眺望は駐車場からが良いということがわかりました。
しし岩からは野辺山の「国立天文台(野辺山宇宙電波観測所)」のレーダーも見ることができます。平沢峠から野辺山方向へ下っていくとJR鉄道最高地点もあります。
清里駅、野辺山駅から近く、八ヶ岳の絶景を満喫できる平沢峠は、清里に来たら立ち寄りたい撮影スポットになりました。
清里周辺は「千ヶ滝」「清里大滝」「吐竜の滝」と、滝巡りも楽しむことができます。県道11号(八ヶ岳高原ライン)を走れば、赤い橋と八ヶ岳の眺望が美しい「東沢大橋展望台」、「八ヶ岳牧場」などの撮影スポットがあります。