秩父「美の山公園の紫陽花」~雲海に浮かぶ色鮮やかな紫陽花たち
夜景と雲海、桜で人気の「美の山公園」。初夏には山の斜面を埋め尽くす紫陽花と雲海の風景に出会うことができます。雨が降った後は、山の谷間に雨雲がモクモクと湧き、高確率で雲と紫陽花の共演を味わうことができます。
美の山公園へのアクセス
美の山へのアクセス(行き方)の詳細は下記のブログ記事を御覧ください。道路や駐車場の様子を写真で見ることができます。
秩父「美の山」雲海撮影ガイド 〜宝石のように煌めく街明かりと大雲海
「美の山公園の桜」撮影ガイド 〜秩父の街並みと色彩豊かな山桜
駐車場のすぐ横には、夜景や雲海の撮影ポイントである展望台があります。
正面には秩父の名峰「武甲山」がそびえています。
展望台から奥に進むと右側にトイレがあり、その奥に展望スペースが見えてきます。(トイレはこの右側にもうひとつあります。)
展望台
板張りの展望台になっています。
人が歩くと揺れるので、撮影時は揺れに注意が必要です。
柵の奥には斜面を埋め尽くすような紫陽花が。
良い感じに雲が湧いています。
この展望台からは、赤城山・男体山・秩父高原牧場(天空のポピー畑)などを一望することができます。展望台には山の名前が記載された案内板が設置されていました。
展望台から左側には遊歩道があり、そちらからは紫陽花の近くによっての撮影が可能です。印象期な紫陽花を見つけて手前に配置すると、紫陽花が主役の迫力ある写真を撮ることができます。
奥には山並みや雲を入れることができるので、ダイナミックな写真に仕上げることができますね。
展望台にて撮影。
斜面にはびっしりと紫陽花が。
紫陽花の咲いている下の方に遊歩道らしきものはあるのですが、歩く人がほとんどいないので、人を気にすることはありませんでした。人や人工物が入らないで撮影できるのが嬉しいところです。
遠くの山並みを入れた構図。
遠方まで写し込むとより天空の紫陽花感を出すことができます。
秩父の街側は荒川があるので雲海が出やすくなっています。紫陽花は秩父の街とは反対側にあるので、雨の降った直後でないと雲は湧きにくいと思われます。
雨あがりがチャンスです。
対面の山にはゴルフ場がありました。
上から見下ろすとそれほど角度を感じることはありませんが、横から撮影すると角度のある斜面であることがわかります。
紫陽花の斜面の対面には秩父高原牧場が見えます。
「天空のポピー畑」で人気の撮影スポット&観光スポットになっています。例年5月中旬から6月上旬に1,500万本ものポピーが咲き誇ります。
青空へと繫がる赤い絨毯「天空のポピー畑・秩父高原牧場」〜丘を彩るシャーレーポピー
雲海と紫陽花 + ご来光
「夜明時の雲海と紫陽花」
美の山は関東屈指の「雲海スポット」として知られています。梅雨時は湿度が高いことが多いので雲海を十分に狙うことができます。
連日、曇り&時々雨のような天気だったので、夜中に到着するように撮影に向かいました。
午前1時頃から雲海が出現し、朝には紫陽花と雲海のコラボレーションを見ることができました。
「躍動」
稜線から太陽が出てくると雲海が動き出します。
紫陽花の群生に向かって薄い雲が迫ってきます。
空には雲があったので、朝焼けと雲海という最高の状態になりました。
柔らかい朝陽に照らされた紫陽花が輝いていました。
時間が経過すると太陽からの光が強くなり、あたり一面オレンジ色になりました。
オレンジに染まっている時間はほんのわずかです。
情熱的な風景に心が踊ります。
美の山の四季
美の山は四季を通して素晴らしい風景が広がる撮影スポットです。美の山の四季をご紹介します。
「雲海」
秋は絶好の雲海撮影シーズン。
雲海に透けた秩父の街明かりはまるで宝石箱。
「山桜と雲海」
山桜が咲き誇る斜面の奥、山の谷間を埋め尽くす雲海が大河のようでした。
「朝陽に輝く山桜」
山桜は種類によって色が異なるため、色彩豊かな春を楽しむことができます。
紫陽花の咲く斜面は春には山桜が咲き誇ります。
東側を向いての撮影になるため、サンライズの撮影に適しています。
桜の真正面から太陽が昇ってきました。
秩父盆地が大雲海の時は太陽が昇っても暫くの間、雲海が消えずに残っています。
水墨画のような幻想的な雲海写真を撮ることができます。