残雪の白馬三山と桜の大パノラマ 「野平の桜」訪問記
白馬周辺で知名度の高い桜の名所には「中綱湖の桜」「青木湖の桜」「野平の桜」「大出の吊り橋」「Hakuba47の桜」「徹然桜」などがあります。
今回は「野平の桜」の訪問記です。
高台の畑が広がる野平地区。そこに1本の形の良い桜の木があります。桜の背後には残雪の白馬三山の大パノラマが広がります。
一本桜と残雪の北アルプスの写真を撮りたいカメラマンにとっては、最高の撮影ポイントだと思います。
桜は高台に立っており、白馬三山と重ねて撮影しやすいです。
白馬の山々をバックに高台に咲く「野平の桜」
野平の桜へのアクセスは、下記のページをご覧ください。
写真入りで白馬駅付近から説明してあります。
残雪の白馬三山と桜の撮影ポイント!野平の桜へのアクセス
https://www.pixpot.net/articles/u_d_view/218/nodaira-sakura-access/
公民館駐車場
「野平の桜」の上側にある公民館の駐車場に車を停めて、桜まで歩きます。
公民館は桜で囲まれていて、ここの桜の写真も素敵ですよ。
ここには車を10台程度停めることができます。
公民館の建物の横の電柱には、白馬村のライブカメラが設置されています。
この電柱に付いているのがライブカメラですね。
確かにここからの眺めはライブカメラの構図と一緒です。
正面に白馬の山々、左側に野平の桜が映っています。
白馬村のライブカメラのホームページはこちらです。
「白馬村ホームページ・ライブカメラ(野平より白馬村)」
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/livecam/livecamera.php?id=2
3000メートル級の山はデカイ!
白い大きな壁ですね。
駐車場から既に大パノラマが始まっています。
手前に公民館の桜、畑の風景が広がり、その先に一本の桜(野平の桜)
一本桜の奥には白馬の街が広がり、正面には残雪の北アルプス。
駐車場からの風景でもこんな素敵な写真になってしまいます。
凄いなぁ、白馬。
「野平の桜」を覗き構図で撮影。
春の農村の雰囲気が素敵です。
夜や早朝はとても寒いのですが、晴れた日の日中は暑いくらいです。
「野平の桜」周辺にはカメラマンがたくさんいます。
公民館の駐車場の端にはスイセンがたくさん植えられています。
黄色を写真に入れると賑やかになりますね。
スイセンが後ろ向きなのが残念ですが、光の差すほうを向いてしまっているようです。
桜とスイセンの額縁に野平の桜を入れてみました。
駐車場から畑への斜面にスイセンが植えられています。
畑が耕してあって、綺麗な模様になっています。
野平の桜の周辺
先ほどの公民館の駐車場がこの写真の中央の奥です。
あの桜の群生の中に車を停めています。
駐車場から、この写真の右側の道を歩いてくると野平の桜です。
映っていませんが、写真の右側に野平の桜があります。
野平の桜を横から見ています。
写真の右側が白馬三山、左側が公民館の駐車場になります。
白馬側から登ってくる道路から、野平の桜の方に砂利道があります。
車での進入はできませんが、歩いては行けます。
少し離れたところから桜と白馬三山を入れて撮影するカメラマンが多いので、桜の近くには寄らないほうが良いでしょう。
桜の向こう側に行くときは、急いで移動します。
「野平の桜」を真横から見ています。
高台に立っているので、見上げるような感じです。
綺麗な半円を描いています。濃いピンクが素敵です。
背後が山なので、光を受けた桜がより浮き上がって見えて良いです。
公民館の駐車場から道を下っていく途中から望遠レンズで撮影しています。
白馬三山全てを入れる構図も良いですが、山の大きさを表現する思い切ったアップ写真も良いです。
桜の横の砂利道と道のわきの緑が素敵です。
残雪の白馬三山へ繋がって行くような気持ちにさせてくれます。
縦構図だとこんな感じになります。
空の面積が大きくなるので、雲が出ていないと間抜けな感じになってしまいます。形の良い雲が出たときは、雲も入れた縦構図が良いですね。
桜の前の砂利道を通って、左側の畑の畦道から撮影しています。
ここにもカメラマンが沢山います。
畑には足を入れないようにしましょう。
砂利道が左上に向かい、アスファルトの道路が右下へ向かう、動きのある写真になります。
この位置からだと白馬三山をワイドに入れることができますね。
下からだと、この写真の右側にカーブミラーがあり、それが入ってしまい、白馬三山をワイドに入れる構図は撮りにくいです。
白馬三山を全部入れたい場合は、この位置からの撮影が良いでしょう。
スイセンと残雪の北アルプス。
いいですね。
桜だけでなく、春の花を主体とした写真も撮っておかないと、この時期の写真は桜ばっかりになってしまったりします。
畑を横切る道路の路肩にはスイセンが植えてあります。
ローアングルでスイセンと白馬三山の構図を狙えます。
帰り際に白馬の山を望遠レンズで撮影しておきました。
雪山は格好良いですね。
「野平の桜」はとてもフォトジェニックな場所です。
初めて来たときは圧倒的なスケール感に驚きすら覚えます。
夜明けのモルゲンロート(朝日で山が赤く染まる)と桜の写真を狙うカメラマンが多いので、夜明け時は混みます。
モルゲンロートからしばらく待っていると、桜にも陽が当たります。
モルゲンロートの時は桜に陽が当たっていないので露出差が激しく、桜はシルエットっぽく映ります。
桜と白馬三山に程よく光が当たったころが、一番良いのではないでしょうか。
午後からは逆光になるので、順光の午前中の撮影をお勧めします。
夜は桜と星を入れた写真を狙っているカメラマンもいます。
桜と残雪の白馬三山と星の写真もいいですね。
夜は寒いので、防寒対策はしっかりしてきましょう。
桜の散り際には、桜吹雪と白馬三山も狙えます。
以上、野平の桜の訪問記でした。
これだけ開放感のある桜の撮影スポットはなかなかないので、白馬に来たときには是非訪ねてみてください。