八ヶ岳と桜のコラボレーション「わに塚の桜」撮影記

小高い丘の上の一本桜と残雪の八ヶ岳。一本桜の撮影スポットとして大人気の山梨県韮崎市にある「わに塚」の桜に撮影に行ってきました。
丘陵地帯の塚にある一本桜は写真で何度も見てから訪問しましたが、実際の姿を見ると思っていた以上の存在感を感じ、感動しました。
気象の条件が合わないと、残雪の八ヶ岳が見えません。今回は2日間粘って八ヶ岳の姿を見ることができました。

1日目:寒く、周囲の山々は雪

[ 春の雪景色 ]  ミニチュア風になりました。

前日の夜は非常に寒く、朝明るくなると周囲の山々は雪景色でした。
八ヶ岳は見えませんでしたが、雪の積もった山々がとても美しかったです。

[ 雪景色の山とモルゲンロート ]  夜中に雪が積もっていました。

雪景色の山々に陽が当たって来ました。
雪の付いた山々に光の帯ができました。
雪の積もった木々の陰影が美しいです。

[ わに塚の桜 ]

雪の積もった山の手前は雪が付いていませんでした。
その中にポツリポツリと桜が咲いており、幻想的な写真になりました。

2日目夜:わに塚の桜のライトアップ

[ 妖艶 ]  風に揺れているわに塚の桜

1日目は雪が降り、朝、八ヶ岳が見えませんでしたが、この日は夜中から八ヶ岳が見えました。

「わに塚」の桜はライトアップも行われていて、夜には妖艶な姿を見せてくれます。
少し風があったので、動きのある夜桜の写真を撮ることができました。

桜の前は道路になっています。
それほど人も多くなかったのでゆっくりと撮影することができました。

ライトアップの色、光の強さがとても良い感じでした。
桜が白い部分、ピンクの部分に分かれて、立体感が素晴らしいです。

「わに塚」の桜周辺状況

わに塚の桜入口までのアクセスは下記の記事をご覧下さい。
「わに塚の桜」へのアクセス(山梨県韮崎市

わに塚の桜の入口です。
この周辺は路上駐車禁止になっています。
スロープの下にわに塚の桜が見えます。大きな鉄塔が右側にあり、その右奥が「わに塚の桜と八ヶ岳」
の撮影ポイントです。

桜の左奥には日本百名山の著者「深田久弥」氏が登山中に亡くなったことで知られる「茅ヶ岳」が見えます。

桜の近くまで来ると鉄塔の下に通路が作られているのが見えます。
ここの奥に向うと撮影ポイントです。
何人かカメラマンが見えます。
この写真は日中に撮影しましたが、朝はカメラマンで埋まります。

鉄塔の前の通路を真っ直ぐ進むと左側に通路が曲がっています。
ここの曲がったところから1つ目の支柱と2つ目の支柱の間ぐらいが人気の場所で先に埋まります。
定番構図の八ヶ岳と桜のバランスを考えると、この位置になりますね。

八ヶ岳と桜の絶景

2日目は夜中から晴れており、カメラのISO感度を高めに設定して撮影してみると八ヶ岳が写っていました。
肉眼で星はよく見えましたが、八ヶ岳まではよく見えませんでした。
カメラの高感度を使えば八ヶ岳の姿を確認することができます。
日中にだいたいの撮影位置は決めていましたが、再度、高感度で撮影した写真を見ながら三脚を立てる位置を決めました。

午前2時ぐらいには三脚が並び始めていました。
風が強く寒かったのですが、何名かは星と桜と八ヶ岳の写真撮影に取り組んでいました。

場所決め用に撮った試し撮りの写真を掲載しておきます。

[ わに塚の桜と八ヶ岳 ]  夜明け前から雪を抱いた八ヶ岳が見えていました。

明け方になってくると桜と八ヶ岳がはっきり見えます。
薄暗いので長秒撮影をしていたら、ヘッドランプで桜を照らした人がいました。
桜に陰影が出て、良い写真になりました。

[ わに塚の桜 ]

わに塚の桜に朝日が当たりはじめました。
撮影ポイントの通路は既に3列ほどになり、移動は不可能な状態です。
前日に雪が降ったので、八ヶ岳も白くなっていました。

桜の下には道路があり観光客が歩いています。
人が入らないようにするとこの写真のように、柵から下を切る形になります。

[ 朝日に染まる八ヶ岳 ]  八ヶ岳と桜のコラボレーション

桜に朝日が当たってからしばらくすると、カメラマンが帰って行き、身動きが取れるようになります。
位置を変えて違った構図の写真を撮ることができます。

[ わに塚の桜とスイセン ]  賑やかな春のひとコマ

桜の反対側に行くと、根元には黄色いスイセンがたくさん植えられています。
こちら側はメインの撮影ポイントから隠れる形になるのでカメラマンの邪魔にはなりません。
ゆっくりと撮影できます。

撮影スポット詳細

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