奇岩と紅葉が美しい撮影スポット「奥裾花渓谷」
奥裾花(おくすそばな)渓谷は長野県長野市にある裾花川流域の渓谷で、奇岩が多い景勝地です。
川の上流には水芭蕉とブナの原生林で有名な「奥裾花自然園」があります。
奥裾花ダム
奥裾花渓谷の入口には奥裾花ダムがあります。
美しいアーチ型の橋が迎えてくれます。
行きはこの橋を通りダムの左側を上流に向かって進みます。帰りはダムの右側の道を戻ってくるようになります。(ダムの周辺だけ、行きと帰りの道が分かれています)
早朝に奥裾花ダムに付きましたが、霧が出ていて雰囲気のある写真を撮ることができました。紅葉もとても素晴らしい場所です。
朝はダムの周囲の山の上は雲で覆われていました。
ダムの水面に近い部分だけが見えています。
秋の早朝の冷たい空気の中で写真を撮ります。
霧が掛かると周囲の山が幻想的になります。
霧が出すぎていると渓谷があまり見えない感じがしたので、ここでしばらく時間を潰しました。
奥裾花渓谷の碑がありました。
横には文学碑があります。
少しずつ霧が晴れて、ダムの全体像が見えてきました。
朝日が入ってきたので、霧も消えてくるでしょう。
霧が晴れてきたので、渓谷へと向かいます。
写真の分岐は左に向かい、奥裾花大橋を渡ります。
帰りはこの右側の道路から戻ってくるようになっています。
奥裾花大橋です。
渓谷の入口が豪華です。
気分が高鳴る中、アクセルを踏み込みます。
奥裾花渓谷
ダムから5kmほどの区間が奥裾花渓谷になります。
奇岩が多い渓谷と聞いていたので、どんな風景が広がるのか楽しみです。
渓谷のすぐ横が道路という贅沢な場所です。ただ、道路が写真に写ってしまうので撮影には工夫が必要ですね。
道路の横がこんな感じの渓谷です。
水も綺麗です。
道路は川からは少し高い位置を走っているので、撮影は道路から見下ろすような感じになります。
川の端の岩が真っ平な板のようになっています。
黄色い紅葉が美しい場所でした。
かなり谷の深い渓谷です。
道路の左右には岩壁が聳え立っています。
奇岩
「奇岩千畳岩」「ハチの巣状風化岩」という大きな奇岩があります。
「奇岩千畳岩」は縦150メートル、横80メートルの砂岩の一枚岩です。
この地域は鬼無里といい、大昔は海の底だったそうです。驚きです。
「奇岩千畳岩」は表面が蜂の巣になったような岩です。
ハチの巣状岩です。
本当に蜂の巣のような穴が開いています。
道路から見上げる形になります。
巨大な岩です。
奇岩千畳岩です。
下から見上げると、山の斜面をコンクリートで固めたように平らです。
はちの巣状岩と紅葉。
せっかくなのでアップで撮影してみました。
霧が晴れて青空が見えてきました。
壊れたつり橋
川の途中に趣のある橋がありました。
紅葉の対岸に渡れるような橋に見えます、が壊れている橋でした。
写真の被写体としては良い橋だと思います。
周辺の紅葉が良い感じです。
途中が崩壊しています。
真ん中が落ちてしまっていますが、落ちていないとしても足元の板が細く、渡るのは怖そうな橋です。
観光用の橋なのかどうかは不明です。
高妻山と乙妻山
後半になると川から少し離れて走るようになります。
奥裾花自然園はシーズンオフで休園になっていますが、折角なので自然園まで行ってみることにしました。
途中には山の看板がありました。
高妻山(2,352メートル)、乙妻山(2,315メートル)の2つの山が見えるようです。
少し遠くに山が見えます。
これが高妻山と乙妻山のようです。
自然園からの帰りには雲が多くなってきましたが、光芒を見ることができました。
紅葉の季節は前半の道路が川に近い場所でゆっくり撮影したほうが良いです。
道路の後半は川と離れてしまい、渓流の撮影はできません。
紅葉の良くない年だったので、紅葉の良い年に再チャレンジしたいです。
岩が面白い渓谷なので、工夫によっては良い写真が取れそうな気がします。