「荻ノ島かやぶきの里」田を囲む環状集落はなつかしい田舎の原風景

| 撮影:五島 健司

新潟県柏崎市高柳町にある「環状かやぶき集落」。田んぼを囲むように古民家が並び、日本の原風景的な景観が人気です。

「荻ノ島かやぶきの里」の写真ギャラリー

荻ノ島かやぶきの里の概要

荻ノ島かやぶきの里は田んぼを囲むように茅葺き屋根の民家が点在する環状集落です。集落中央の田は「マエダ」と呼ばれ、田と民家・道路・用水路などが一体となった景観です。

旧高柳町(現在は柏崎市高柳町)の中心地から南側に3.5kmほどいった場所にあります。

荻ノ島は西側が斜面となっており、東南方向はとても日当たりの良い扇状地になっています。 近くには鯖石川が流れ、農業に不可欠な水源があることから、この地に環状集落ができたと考えられます。

今から800年ほど前に木曽義仲の残党が住み着いたと古文書で伝えられており、その頃にはここには人が住んでいたようです。

昔の農村の風景がそのまま残されているような荻ノ島。昔にタイムスリップするようなこの風景に多くの人が魅了されています。

荻ノ島かやぶきの里 撮影のポイント

[光の条件]
・定番構図は駐車場付近から西側を撮影します。順光は午前中になります。午前中から昼のトップライトまでが良い時間帯です。

駐車場・トイレ

荻ノ島かやぶきの里の入り口には、広い駐車場とトイレのついた大きめの建物があります。

駐車場の端に立てば田んぼが広がり、その奥には茅葺き屋根の民家がいくつも見えます。

車を降りた瞬間から日本の原風景に出会うことができる場所です。

「荻ノ島案内板」

[地名の由来]
古老の伝承によれば、大昔はもうぎの原に沖のような島があり「もうぎケ原沖の島」と言われたのが、いつしか「荻ノ島」の地名になったそうです。

[集落の歩み]
高柳では、紀元8000年〜3000年頃、鯖石川の河岸段丘で縄文文化が栄えていたようです。1308年〜10に「上村」の裏山中腹に妙楽寺が創建されたと古文書に記されております。

清水の出る「上村」の南側から「下村」「沖村」へと広がり、環状集落が形成されたようです。
(以上、案内板より)

「荻ノ島松尾神社の二本杉」

駐車場を出て道路の反対側に行くと神社があります。ここには大きな二本杉が立っています。

荻ノ島かやぶきの里 秋風景

「黄金の稲穂と茅葺屋根」

撮影:五島 健司

人気の撮影シーズンはやはり秋。

集落の中央にある田(マエダ)は黄金に輝き、青空が広がっていました。山に囲まれて守られているような集落は昔話の中の世界です。

道路のカーブを生かした構図

「曲線」

撮影:五島 健司

田んぼの中は農道が通っています。緩いS字になっていて、茅葺き屋根民家までの導線が美しい。この道路をうまく構図の中に入れることによって、奥行き感のある写真になりますね。


撮影:五島 健司

道路のS字を生かした写真をもう一枚。

前の写真は道路を右端手前から配置。この写真は道路を中央寄りに配置しています。

黄金の稲穂を主役に

荻ノ島かやぶきの里は田んぼの中を縦横に農道が通っており、動きながら構図を考える事ができます。

撮影:五島 健司

この位置からは茅葺屋根の民家を多く配置することができました。ローアングルで撮影すると田んぼの中の道路が隠れ、一面の稲穂になります。

茅葺き屋根風景


撮影:五島 健司

手前の稲穂にピントを合わせ、背後の茅葺き屋根民家がボケるように撮影しました。手持ちでのスナップも楽しめる場所です。


荻ノ島かやぶきの里 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称荻ノ島かやぶきの里
ふりがなおぎのしまかやぶきのさと
郵便番号945-1512
住所新潟県柏崎市高柳町荻ノ島1090-2
駐車場有 / 無料 : 10台程度
トイレ

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