「笹の滝」日本の滝百選。十津川村の山奥、豪快な水しぶきをあげる名瀑

レンズ焦点距離 : 44mm(APS-C : 29mm)

笹の滝は奈良県吉野郡十津川村にある滝で、日本の滝百選に選定されています。
落差は32mほどで、豪快に水しぶきを上げる直瀑、その下は複雑な流れが交わる渓流瀑になっており、見ごたえのある滝です。

「笹の滝」の写真ギャラリー

笹の滝へのアクセス・駐車場

五條市より国道168号を南下。猿谷貯水池(ダム)を越え、谷瀬の吊橋の入口付近を通過し、さらに南下します。風屋ダムのトンネルを超えたカーブのところに案内板があるので、林道に入ります。林道を約13kmほど走ると駐車場に到着します。


国道168号のカーブのところに大きな「笹の滝」という看板が見えます。ここを左に曲がります。

ここからは滝川渓流に沿って13kmほど車を走らせます(時間にして30分ほどです)。

2kmほど走ると橋が見えてきます。

橋の入口に到着しました。

笹の滝は右方向へ11kmと表示されていますので、ここを右に曲がります。(内原の方向に行きます)

あとは道なりに進むだけです。

所々にあと5kmのような表示が出ているので、滝までの距離がわかります。

渓流沿いの道は細く、対向車が来ると結構大変です。

対向車が来たときにはどちらかがバックして退避スペースを活用し、すれ違うしかありません。
道はかなり長いです。渓流から道路まで高さがあるので、渓流側に落ちたら大変です。ガードレールが無いところも多く、明るい時間帯でも運転には気を使いました。

早朝や夕方の薄暗い時は、特に注意して運転するようにして下さいね。

「笹の滝まで1km地点」

ここは道路が少し広くなっています。その他は1台がぎりぎり通れる幅が続くので、かなり疲れました。すれ違ったのは3台ほどでしたが、これ以上多くなるとうんざりしてきます。
「対向車よ来ないでくれ!」と祈りながらの運転になりました。
途中は停車したりすると危ないので、写真はほとんど撮っていません。

笹の滝の駐車場

林道を30分ほど走りました。道路が大きく膨らんだところに建物が見えてきました。

ここが笹の滝の駐車場です。10台程度駐車できるスペースがあります。

笹の滝へ(徒歩)

駐車場に車を置いたら、歩いて笹の滝へと向かいます。

「笹の滝入口100m手前」

笹の滝遊歩道入口には公衆トイレが整備されています。トイレは道路の横にありました。

笹の滝遊歩道

「笹の滝遊歩道入口」

いよいよ滝へ向かいます。右側には句が記載された石碑、入口のところには「日本の滝百選」の記載もあります。

入口の横には橋があり、渓流を眺めることができます。

ここもなかなかの流れで、滝に行く前、帰りに写真を撮っている人が多かったです。
明暗差が多い時間帯になりましたが、光の明暗が少ない時間帯だと良い感じの渓流写真になりそうです。

入口からすぐ階段になっています。

岩の横を通り、奥へと進んでいきます。

手すりが整備されており、歩きやすい遊歩道になっていました。

右奥に大きな岩が現れます。

木漏れ日が心地よく、少し神秘的な感じのする場所です。

岩の上の木や、足元の木の根はなかなか味があり、被写体としても面白いです。

さらに奥に進みます。

渓流と案内板、右側には巨大な岩が見えます。

この岩の隙間をくぐります。

岩の穴の入口には鎖が設置されていました。

穴はそれほど大きくないので、三脚やザックがひっかかったりするので注意しましょう。

傾斜はあまりないので、穴をくぐるのはそれほど難しくはないです。

岩の穴をくぐると、直瀑と、その下の渓流瀑が目に飛び込んできます。

レンズ焦点距離 : 44mm(APS-C : 29mm)

水量が多く、豪快そのもの。渓流瀑の水量はバランスを崩して落ちたら流されて危険なほどです。

撮影時には渓流瀑に近づき過ぎないようにしましょう。

日中の光の強いときの撮影なので、直瀑(主瀑)と渓流瀑を高速シャッターで撮影しました。

激しい水しぶきを画面全体で表現することができました。

「笹の滝縦構図」

レンズ焦点距離 : 32mm(APS-C : 21mm)

新緑に囲まれる笹の滝。青空と萌える新緑、その中を駆け抜ける透明感溢れる水。

初夏の爽快な滝写真になりました。

手前の岩が赤褐色なのも良いですね。

渓流瀑

豪快な音を立てて、岩盤の上を水が流れ落ちていきます。

ここの渓流瀑は水量が多いので、高速シャッターでも絵になります。

笹の滝をスローシャッターで撮影

ND100フィルターにND8フィルターを重ねて撮影しました。

この滝は高速シャッターでもスローシャッターのどちらでも撮影できる滝です。

滝と渓流瀑のバランスが良いので、スローシャッターで水を流すと、上品な滝の写真になりますね。

前の写真よりズームして撮影。

レンズ焦点距離 : 38mm(APS-C : 25mm)

手前の滝壺をカットして、水の流れの部分で切りました。こちらだと、前の写真より迫力が増し、臨場感が伝わると思います。

少しの違いですが、だいぶ印象が変わりますね。

主瀑へと向かう

今度は直瀑(主瀑)に近づいてみます。

傾斜の緩やかな岩に鎖が付いてるので、それを掴みながら登っていきましょう。

下流の様子

左側の大きな岩が、くぐってきた岩です。先程紹介した写真(直瀑と渓流瀑の構図)はここから右方向を撮影していました。

少し歩くと、階段が見えてきます。

巨大な岩の間を登っていくようです。

傾斜はそれほど急ではありません。

手すりもあるので安心して登ることができますよ。

笹の滝(主瀑)

階段を登ると、主瀑が大きく見えてきます。

右上の方向と左に進むルートがあるようです。
崩落の危険があるので滝壺付近には入れませんが、かなり近くまでは寄れるようです。
(水しぶきが凄いので、今回は少し離れたところからの撮影にしました)

水の表情の変化

笹の滝の直瀑を高速シャッターで撮影しました。
水の粒子が止まったように見えます。

もう一枚、別の写真になります。

レンズ焦点距離 : 70mm(APS-C : 47mm)

こちらの写真のほうが、滝の下部分の水の表情が良く出ています。
高速シャッターでの滝の表情は1枚毎にかなり違ったりするので、何枚も撮影しておいて、パソコンでベストなショットを選ぶようにすると良いですよ。

「主瀑縦構図」

巨大な岩の上から溢れるように流れ落ちてくる水の音が聞こえてくるようです。
滝の上に少し青空を入れて抜け感を出してみました。初夏の開放的な空気感を出すことができたと思います。


「撮影場所の様子」

上記の写真を撮影している場所の様子です。滝の近くは水しぶきが凄いので、これくらい離れて撮影しました。この位置だと水しぶきはあまり飛んできませんでした。風がある時はこの位置でも水しぶきが飛んできそうです。

赤い矢印の先、支柱と鎖が見えます。
ここまでは行くことができます。

この鎖の先は崩落の危険があるので、入らないようにしましょう。


笹の滝 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称笹の滝
ふりがなささのたき
住所奈良県十津川村
駐車場有 /
トイレ

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