「黒川インターチェンジ」夜の名古屋に出現する巨大ループはまるで大蛇

レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

名古屋市北区にある名古屋高速道路1号楠線のインターチェンジでループが特徴的。その形状から大蛇とも呼ばれています。

「黒川インターチェンジ」の写真ギャラリー

黒川インターチェンジの概要

黒川インターチェンジは名古屋市の北区にあります。名古屋高速道路1号楠線のインターチェンジになっており、「黒川出入口」と呼ばれています。

狭い敷地に作られたインターチェンジのため、ループ状になっています。そのループが構造物として美しいことから、夜景撮影で人気のスポットになりました。

ループ状の構造物はどくろを巻く蛇のようなので「大蛇」と呼ばれています。

黒川インターチェンジは名古屋高速で唯一のフルインターチェンジで、上下線全てで出入りが可能となっています。名古屋はインターチェンジやジャンクションが多いのでフルインターチェンジはもっとありそうな感じがしますが、ここしかないのですね。

黒川インターチェンジへのアクセス

黒川インターチェンジはJR名古屋駅の北東方向にあります。名古屋駅と名古屋城を結んだ線の延長上に位置しています。

名古屋城の東側を通る国道1号に入り、北上すると「北警察署南」という交差点が見えます。ここを左折すると黒川インターチェンジの出入口になります。

出入口近くには4台ほど駐車できるコインパーキングがありました。


黒川インターチェンジ 撮影のアドバイス

[レンズ]
レンズは広角レンズがオススメです。フルサイズで12mmから16mm程度あれば、ループ(大蛇)全体を映すことができます。24mmだと近づいた時に全体が写せない場面も出てきます。

標準レンズ(24mmから70mm)でも道路の反対側からだとループ全体を入れることができます。横からの撮影はループの一部を切り撮りになります。

[三脚]
夜景の撮影なので三脚の利用をオススメします。
※明るいのでISOを上げれば手持ちでも写せる範囲だと思います。

[駐車場]
インターチェンジ入口の道路沿いにコインパーキングがあります(4台分の小さな駐車場)

[ヘッドランプ・懐中電灯]
周囲は比較的明るいので、川沿いの歩道以外は特にライトは必要ありませんでした。川沿いの歩道も夜撮影に慣れている人ならライト無しでも大丈夫だと思います。

川沿いの歩道も夜には人が歩いていたりするので、歩くのに困るような暗さではありません。

夜景撮影に慣れていない人はカメラの設定をみたりするのに、ライトを持って行くと良いでしょう。

「入口正面からの撮影」

早速、撮影開始です。入口の道路の反対側から撮影しました。
ここは歩道が広めなので比較的撮影しやすいです。夜なので通行する人は少ないですが、時たま自転車が通ったりしますので、通行の邪魔にならないように注意しながら撮影しましょう。

「入口正面からの全景」

黒川インターチェンジ入口交差点の向かい側から撮影しました。
入り口からはこのような形に見えます。
色温度を下げてブルー系にしてみました。

「大蛇を横から撮影」

レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

黒川インターチェンジの魅力は正面と横から撮影できるところでしょう。


焦点距離16mmほどでほぼ全体を入れることができます。14mmをカバーする広角レンズがあれば万全でしょう。16mmでの撮影でしたが、画角が足りなくて困ったということはありませんでした。

夕暮れ後の空が青く映る時間帯だと、ループの下はライトのオレンジ、上側はブルーという2色を楽しむことができますよ。

「歩道橋」

黒川インターチェンジの向かい側の道を右手に進みます。
歩道橋の入り口がありますので、ここを上がって、道路を渡ります。

「大蛇の下」

歩道橋を下ると、大蛇の下に出ることができます。歩道橋にはエレベーターもあり、エレベーターで降りることもできます。

この写真の右側は学校のような建物がありました。

道路左下へ向かうと、川沿いの遊歩道(地下風)へ出ます。

「歩道橋の上から」

歩道橋の上には円形に膨らんだスペースがあり、ゆっくりと黒川インターチェンジ(大蛇)を鑑賞することができますよ。

まあ、夜で人はそれほど通らないので歩道橋の上はどこからでも大蛇鑑賞はできるのですが。

たまに自転車や歩行者が通るので、三脚を立てる時は端に寄って通行人の邪魔にならないように心がけましょう。

「エレベーター」

歩道橋の上にあるエレベーターの昇降口です。

「大蛇の内部」

歩道橋からループの中を覗くことができるのもここの魅力です。

ループの一部を切り撮るので、この構図は標準レンズでOKですね。

迫力ある写真になるので、ここからの撮影は楽しかったです。

「渦」

レンズ焦点距離 : 18mm(APS-C : 12mm)

歩道橋から大蛇の内部を撮影。

渦の中を車が駆け抜けていきます。光跡も写るので、車が通るのを待って、長秒露光がオススメです。

この写真はレタッチで赤系にして、妖艶な雰囲気にしてみました。

「川沿いの遊歩道」

階段を下り、川沿いを歩いてみます。

写真は高感度で撮影しているのでだいぶ明るく写っています。実際には少し薄暗い感じになりますが、怖いという感じはあまり受けませんでした。

この写真の左側は道路で、自動車販売店などが並んでおり、その明かりがあるので、不気味な感じはしませんよ。

「地下風通路」

川沿いの遊歩道はこんな感じです。カメラマン2組みとカップル1組みと出会っただけでした。

綺麗な川ではないので、ドブ臭い匂いがします。遊歩道の端には泥が溜まっていて、三脚の脚に着くと匂いがしますのでご注意下さい。

「空」

レンズ焦点距離 : 16mm(APS-C : 11mm)

川沿いではこんな写真も撮れます。

ループのカーブの中に空が入るので、雲が流れている時は長秒撮影で雲を流せば、面白い写真になるでしょう。この日はうっすらとしか雲が出ていなかったので残念。

「シンメトリー」

風がない時は、川にループが映り込みます。


川沿いを歩いて行くとループだけでなく、高速道路の夜景も撮れますよ。

「もう一つのループ」

黒川ジャンクションには実は2つのループがあります。一つ目は今まで紹介した大蛇。もう一つ、北警察署南交差点付近にループがあるのです。

このループの中心部は名古屋高速道路公社ネックス・プラザというビルになっています。


「ネックス・プラザとループ」

レンズ焦点距離 : 17mm(APS-C : 11mm)

ビルを蛇がグルグル巻きにしているような面白い建築です。

高速道路公社のビルだけあって、高速道路と一体化しているのがいいですね。


「北警察署南交差点」

川沿いを歩いて行くと名古屋高速1号楠線の下に出ます。

ここまで歩いてくると黒川ジャンクションの撮影は終了となります。

黒川インターチェンジ 撮影後記

だいぶ前に黒川インターチェンジの写真を目にして、名古屋に行った時は絶対に立ち寄ってみたいと思っていました。やっと念願が叶いました ^^:)

ループは写真で見た以上に迫力があり感動。周囲を歩くとジャックション風景を何カットも撮影することができるという素敵なスポットでした。

真横から撮影できたり、下に潜りこんで撮影できたりと、カメラマンにはなんともありがたいジャンクションになっています(笑)

街灯が多く比較的明るい場所なので、ジャンクション夜景撮影初心者にもオススメですよ。




黒川インターチェンジ アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称黒川インターチェンジ
ふりがなくろかわいんたーちぇんじ
住所愛知県名古屋市堀川
駐車場無 / 有料 : 近くにコインパーキングあり

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