「いなべ市農業公園」東海エリア最大級の梅園。鈴鹿山脈を背景に4,000本の梅が咲き乱れる。

レンズ焦点距離 : 62mm(APS-C : 41mm)

いなべ市梅林公園は東海エリア最大の梅園です。約100種、4,000本以上の梅が鈴鹿山脈を背景に咲き乱れます。

「いなべ市農業公園」の写真ギャラリー

いなべ市農業公園・梅林公園の概要

三重県北部エリアにある「いなべ市農業公園・梅林公園」は東海エリア最大級の梅園です。約100種類・4,000本の梅が公園全体を染め上げます。ピンクと白の梅が作り出すパッチワークのような景観は見事です。

背景には鈴鹿山脈がそびえ、雄大な風景の中で梅を楽しむことができる公園になっています。

開花状況は三重県の花スポットのカレンダーで確認するのが便利です。

観光三重 花カレンダー

※いなべ市農業公園といなべ市梅林公園という両方の呼び方がありますが、いなべ市農業公園の中には施設が幾つかあり、その中の一つがいなべ市梅林公園になります。GoogleMapなどの地図やカーナビで設定する時はいなべ市梅林公園を設定すると良いです。

いなべ市農業公園・梅林公園のアクセス・駐車場・料金

[車でのアクセス]
名神高速道路関ヶ原ICから約20km。
東名阪自動車道桑名ICから約25km。

[電車でのアクセス]
最寄駅は三岐鉄道北勢線の「阿下喜駅」。ここからタクシーで20分ほどになります。

[駐車場]
約500台(無料)

[入園料]
大人500円、小学生以下無料

近年、三重県の梅スポットはInstagramなどで人気が高く、いなべ市梅林公園も梅シーズンの土日は何時間も渋滞するほどになっているようです。

※GoogleMapやカーナビなどにいなべ市農業公園、いなべ市梅林公園と2つが出てきますが、梅林公園の方が梅の会場となります。近くに行くと道路に「梅林」と書かれた案内板がところどころに出ているので梅林を目指せば会場に到着します。

いなべ市梅林公園撮影のアドバイス

一眼レフカメラ&ミラーレスカメラでいなべ市梅林公園の風景を美しく撮るコツをご紹介します。

いなべ市梅林公園での定番構図は手前に「梅林」、その中にワンポイントとなる「あずまや」、背景には「山(鈴鹿山脈)」という構成になっています。

[光の条件] 順光の時間帯は?
展望台が高台に設けられており、そこから梅林を俯瞰します。展望台は東側にあり、西側の梅林を撮影するようになるので、順光は午前中となります。展望台からの撮影を狙う場合は午前中が良いです。

[レンズ]
レンズは望遠レンズでの撮影が良いでしょう。この記事で全体の様子を説明しますが、梅林は思ったより大きくありません。写真で見るとすごく広い梅園に感じるのですが、実際はコンパクトな印象を受けます。

横構図ですと望遠レンズで撮影しないと左右の人工物(建物・駐車場・トイレ)が写ってしまいます。横構図は望遠レンズ、縦構図は望遠レンズか標準レンズが良いでしょう。

[展望台]
展望台は数名が撮影できる程度です。展望台の右側や展望台の下(前)でも撮影ができます。手前の真ん中に木があるのでそれを避けて構図を決めるようになります。この木があるので、よく見る写真は縦構図が多くなっています。

展望台は観光客が多いので、三脚を立てて長い時間占領したりしないように注意しましょう。

[白トビに注意]
白色の梅の花、山の雪、空の雲は白トビしやすいので、カメラのモニタで白トビを確認するか、少しアンダー露出で撮影するようにした方が良いですよ。

「うっすらと雪化粧した山と梅林」

レンズ焦点距離 : 62mm(APS-C : 41mm)

前日の夜はかなりの冷え込みで朝起きると周囲の山々は雪で白くなっていました。開園時間より少し前に到着しましたが、すでにゲートは開いており、中に入れる状態になっていました。駐車場入口で入場料を払い入園します。

この写真は開園時間頃に展望台から撮影しました。後ほど詳しく説明しますが、この写真の右側がメインの駐車場、物産コーナーの建物になっています。

梅園の右奥に見えているのはメインの駐車場が満車になった時に利用する駐車場となっています。土日は奥の駐車場まで車がいっぱいになります。

早朝なので駐車場に車が無く、静かな雰囲気の写真となりました。奥の山々はうっすらと雪化粧し、その上には雲があり、冷え込んだ朝の空気感が伝わる写真になったと思います。

展望台へ

定番構図の展望台への行き方を説明します。

駐車場から階段、または道路で下にある物産館やトイレのある場所に下ります。
そこから写真の矢印の方向に歩きます。駐車場から見ると正面が梅林、左奥が展望台となっています。

緩い坂(道路)を登ると、展望台入口が見えてきます。

ここからは階段になりますよ。
展望台はほんの少し高いところなので、この階段を登るだけです。

「展望台」

鉄製の展望台が設置されています。
写真のように、展望台の右側でも撮影することができます。カメラマンはここに三脚を立てて撮影しています。展望台は観光客も多くゆっくり撮影できないのと、人が動くと揺れるので、下からの撮影の方が良さそうです。

日中の明るい時間帯は展望台の上から手持ちで撮影でも良いでしょう。

この展望台の手前の真ん中に木があって、普通に梅林を撮影しようとすると、ど真ん中に木が入ってしまいます。その木を避けるように撮影しましょう。

左右の木は邪魔な枝が切られているのですが、何故か真ん中の木だけ残っています。

「梅林全景」

展望台から梅林を俯瞰すると上記の写真のようになります。梅林は縦長で思っていたよりかなり小さく感じます。観光客やカメラマンが「梅林ってここなんですかね?」と驚いていました。よく見る定番構図の写真は望遠レンズの圧縮効果で迫力があり、梅林が広く感じられるようですね。

この写真の手前の少し左側に木の枝が見えますよね。これがなかなか手強いです。
撮影中「あー、これが無ければ良いのに。」という言葉を何度聞いたことか(笑)

梅林の切り撮り

この日は朝、雨が降っており、梅がしっとりとして深い色が出ました。

レンズ焦点距離 : 165mm(APS-C : 110mm)

早朝なので色温度が低く、味わい深い梅林風景になりました。

白とピンクがパッチワークのようで本当に美しい。望遠レンズで白とピンクのバランスの良いところを切り撮ってみました。

「あずまやを入れた構図」

レンズ焦点距離 : 125mm(APS-C : 83mm)

あずまやが入っていると写真を見ただけで「いなべ市梅林公園」だなぁってわかりますね。左側にあずまやを入れて撮影してみました。

こうやって望遠レンズで撮影した写真を見てみると、凄い沢山の種類の梅が植えられているのがわかります。写真をやっていない時は白とピンクが綺麗だな?ぐらいにしか思わなかったでしょうが、カメラを始めると、細かく色を見るようになりますよね。

東海エリア最大規模の梅林だけあって、美しさも際立っています。


いなべ市農業公園 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称いなべ市農業公園
ふりがないなべしのうぎょうこうえん
郵便番号511-0501
住所三重県いなべ市藤原町鼎717
駐車場有 / 無料 : 500台
トイレ

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