「二十曲峠」 ~忍野村にある富士山撮影ポイント。山桜・雲海・夜景の撮影とアクセス。

山梨県南都留郡忍野村内野にある峠。鹿留(ししどめ)林道を登った1,151mの場所に展望台が設けられており、富士山を望むことができる。

「二十曲峠」の写真ギャラリー

二十曲峠の基本情報

二十曲峠は忍野村にある峠で、富士山写真家・岡田紅陽氏の「忍野富士」として知られる撮影スポットです。
峠まで車で行くことができ、駐車場前からは雄大な富士山、忍野村を一望することができます。

林道なので道は狭いですが、ドライブコースとしてもオススメの場所です。二十曲峠は古くから、石割山・杓子山などの登山の拠点になっています。夏の登山客のライト「人文字」の撮影ポイントでもあります。

二十曲峠へのアクセス

二十曲峠に行くときは忍野村役場(忍野小学校前交差点)を起点に考えるとわかりやすいです。

河口湖方面からは国道138号を南下し「道の駅富士吉田(富士山レーダードム館)」を通り過ぎます。少しすると「忍野入口」という交差点があるので、そこを左折して忍野方面へ向かいます。

道の左側に「忍野しのびの里」「四季の杜 おしの公園 岡田紅陽写真美術館」が見えてきます。そのまま進むと「忍野八海」などの観光スポットエリアになります。

道なりに進むと右曲がりの急カーブが現れその先に「浅間神社」が見えてきます。このカーブのところの橋は桜並木と富士山の撮影スポットとして有名な「新名庄川の桜並木」になっており、この橋の上が撮影ポイントです。

道なりに進むと賑やかな感じになってきて、右側にはスーパー、ホームセンターのコメリなどが見えてきます。

その先が「忍野村役場」になっています。

花の都公園への分岐

左側に青い案内板があります。二十曲峠は真っ直ぐ進みます。

ここを右に曲がると、花の都公園になります。森の中の一本道という感じで素敵な道路です。この森は「山中のハリモミ純林」です。

道路の右側に天狗社という小さな神社があります。

峠への分岐(1つ目)

道なりに進むと左側の電柱の横に案内板があります。

上に大きく二十曲峠と書いてあるので、ここを左折します。

「分岐の案内板」
案内板を大きく撮影しました。

少し走ると田畑の広がる農道風景に変わります。

この道を奥まで進んでいきます。

「農村風景と富士山」

この道路付近からは富士山の眺望がとても良いです。田畑と富士山の写真を撮るのであればこの付近からが良いでしょう。家もありますが自然の中に溶け込んでいて、味のある写真になります。

「めん処 あまつ亭」という看板と、二十曲峠の案内板があります。ここを右折します。
T字路には白い外壁の工場があります。

「T字路」
直線の農道を奥まで行くと、T字路になります。

林道

林道の入口は工場やカフェなどがあります。

この林道の入口は少しリゾート(観光地)ぽい感じになっています。

左側に青い壁が見えます。

ここを越えるといよいよ林道という感じに。

しばらくは木々の中を走ります。
基本的には車が1台通れる幅。ところどころに退避スペースがあるので、そこを使って対向車とすれ違います。

木々から差し込む木漏れ日が綺麗でした。

林道の下の方は杉が多いですが、標高を上げると植生が変わります。

「林道の続き」

峠から先に林道が続いています。こちらは都留市の方につながっている林道になっています。距離が長いのであまり使う人はいなそうです。地図を見てみると富士急大月線の「東桂駅」付近に出るようです。

「峠」来た方向を振り返って撮影。

左側が案内板のある松の木になります。写真の左方向に駐車スペースとあずま屋とトイレがあります。
峠は広く、車が回転できるだけの余裕があります。

「青空と富士山」
真夏の二十曲峠からの富士山です。道路案内などを撮影するために日中に訪問したので、富士山周辺には雲が多く、霞んでいました。(山梨側なので日中は富士山は逆光になり、撮影条件は良くありません)

二十曲峠に写真撮影目的で訪れるときは早朝がオススメです。

「展望スペース」

特に展望台というものは無く、駐車場から富士山の絶景を楽しめる場所になっています。

「二十曲峠案内板」

テーマ・・・忍野の紅富士

風景の特徴・・・樹林越しに見える忍野村の農村から空に向かって伸び上がる富士の姿を楽しめます。天気の良い日には、富士山の右手に南アルプスを望むこともできます。

オススメの時期・・・夜明けの時刻に訪れれば、富士山が雪化粧する頃には紅富士に、山頂の地表が見える頃には赤富士に出会えるかもしれません。
(以上、案内板より)

「あずまやとトイレ」
駐車場には大きなあずまやがあり、日差しが強いときや小雨のときはここで待機することができます。あずまやとトイレは新しく綺麗です。

「鳥居」

峠の駐車場には赤い鳥居がありました。その横には二十曲峠の説明板があります。

奥の展望スペースへ

トイレの奥へと進む道があり、こちらは車で奥まで行くことができます。

何回か訪れていると奥の駐車スペース、展望スペースに気付きますが、初めて訪れたときは気が付きませんでした。

「トイレ付近から峠の入口を望む」

峠の入口からトイレまでの間はこのようになっています。
峠の入口付近、あずまやからトイレの間が駐車スペースです。

トイレの横から奥へと進みます。

砂利道ですが整備されているので車で楽に走ることができました。

木々に囲まれた静かな空間。

「駐車スペース」

富士山の写真を撮るのは下段の駐車場。少し上にも駐車できるスペースがあります。

「上段の駐車スペース」
上段からの眺めです。

下の駐車スペースの方が広いです。全部で7~8台程度は駐車できそうです。
この写真の左側が富士山撮影ポイントです。

奥の駐車場からの富士山眺望

奥の駐車場からはほとんど建物が写りません。富士山麓の自衛隊演習場と富士山だけのシンプルな眺め。雲の状態などによっては峠の入口側より、こちら側のほうが良いときもあるでしょう。

二十曲峠からの富士山

「二十曲峠の松をフレームに」

ここは桜・松・前景の山の斜面など、富士山と絡める要素が幾つかあります。
季節によって構図を変えて楽しめる場所だと思います。
駐車場入口の松の幹と枝をフレームにして撮影しました。朝の雲海撮影を終え、手前の斜面に光が入ってきたタイミングで撮影しました。

「忍野村を埋め尽くす雲海」
夜中に月明かりで山中湖で逆さ富士を撮影していたら、湿気が多かったので雲海のチャンスだと思い、二十曲峠に向いました。

数日前に訪れたとき、新緑が綺麗だったので、新緑と雲海と富士山の写真を撮りたいと思っていました。
山中湖パノラマ台も考えたのですが、前景の新緑が良い二十曲峠を選択することになりました。

この写真は手前の斜面の新緑に光が当たってくるタイミングで撮影しています。
少し、桜も残っていて春の二十曲峠の雰囲気を出すことができました。
写真の右奥には南アルプスの峰々が見えます。

「二十曲峠の山桜」
峠には少しですが山桜が咲いています。富士山と桜を撮影できる貴重なスポットです。

駐車スペースの下の斜面にある桜の木です。桜の木を見下ろす形になるので、富士山と一緒に撮るのにとても良い桜でした。
残雪の富士山と桜の写真のコレクションを増やすことができました。

「春萌える峠」
駐車場からすぐ下の斜面にいろとりどりの桜が咲き誇っていました。
新緑と桜を同時に楽しめる場所です。
赤やオレンジの葉の木があり、ピンク・白・オレンジ・赤・黄緑と色豊かな写真になりました。

二十曲峠 富士山 撮影後記

二十曲峠は設備が新しく、撮影環境のとても良い場所でした。林道は狭く、夜中・早朝は富士山撮影の写真愛好家の車が登ってくるので走行には注意が必要です。

山中湖のパノラマ台はカメラマン・観光客が来るので人の出入りが多いですが、二十曲峠は観光客は少なく、カメラマン中心のスポットになっていました。富士山写真の人気は凄く、平日でも数名のカメラマンが峠を訪れていました。

車の近くで撮影できるので、月光での撮影、星景撮影に挑戦するのにも良い場所です。山中湖・河口湖周辺で富士山を撮影していて湖付近が雲で覆われたときも、標高が高い二十曲峠に上がれば富士山が見えることがあります。




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二十曲峠 アクセスマップ(地図)

撮影スポット情報

項目Data
名称二十曲峠
ふりがなにじゅうまがりとうげ
住所山梨県忍野村内野
駐車場有 / 無料:10台程度
トイレ

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