信州「乗鞍紅葉」特集 ~日本百名山 乗鞍岳の眺望と錦秋の乗鞍高原

雪渓と紅葉風景| エコーラインの道路脇のナナカマドが真っ赤に色づいていました。青空と紅葉が美しい。

標高3,000m級の乗鞍岳では9月中旬から紅葉が始まり、山麓の乗鞍高原へと徐々に紅葉が進みます。乗鞍エコーラインでは緑のハイマツに映えるナナカマドやダケカンバ、乗鞍高原では雄大な乗鞍連峰と湖沼のパノラマを満喫することができます。今回は乗鞍エリアの紅葉撮影スポットをご紹介します。

乗鞍岳の撮影ポイント

紅葉は標高の高い「乗鞍エコーライン」から始まります。エコーラインはマイカー規制となっており、バスかタクシーでしか入ることができません。

乗鞍高原のバスターミナルまたは三本滝バス停から乗車し、最高地点である乗鞍山頂(畳平)の手前の「大雪渓・肩の小屋口」で下車します。

そこら少し上に歩いた地点、道路を下り「位ヶ原山荘」バス停までの間が紅葉の撮影ポイントになっています。乗鞍エコーラインの撮影は、乗鞍岳山頂方向を写す場合は午前中が順光、肩の小屋付近から位ヶ原方向を写す場合は午後が順光となります。

ハイマツのグリーンとナナカマドの赤、ダケカンバの黄色は標高の高い場所ならではの光景です。

「乗鞍岳」が見えるポイントは「三本滝駐車場のカーブ付近」、「鈴蘭(すずらん)橋」、一の瀬園地奥から白樺峠方向に向かう「上高地乗鞍スーパー林道(A線)」などになっています。乗鞍高原からは乗鞍岳は西方向に見えるので、午前中が順光となります。

湖沼と乗鞍岳の撮影ポイントは、別にまとめてありますのでそちらを御覧ください。

「豆知識」
乗鞍には「乗鞍八景」と呼ばれる景色があります。「梓水神社」「千間淵(番所大滝)」「女小屋の牧場」「まいめ池」「見晴し峠」「善五郎の滝」「孫市平」「三本滝」となっています。

一の瀬園地の湖沼群と乗鞍岳シンメトリー

乗鞍高原とその周辺には乗鞍岳の眺望が良い池が幾つかあります。
規模が大きく、紅葉・星景撮影スポットとして人気なのが「まいめの池」。こちらは一の瀬園地内の駐車場から歩いて5分程度です。まいめの池に行く途中に「偲ぶの池」があり、こちらは池塘風の景色が広がっています。

「どじょう池」は立ち枯れが印象的な池で、一の瀬園地の一番奥に位置しています。

「牛留池」は乗鞍高原の中でも一番標高の高いところにあり、乗鞍岳の映り込みが美しいです。

乗鞍高原の滝

乗鞍高原には乗鞍三名滝と呼ばれる「三本滝」「善五郎の滝」「番所大滝」があります。

日本の滝百選に選ばれている「三本滝」は3つの川が1ヶ所に集まり、同時に3つの滝を見ることができる珍しいスポットになっています。

「善五郎の滝」は滝つぼ付近の観瀑台と、滝を俯瞰できる観瀑台があり、2ヶ所から眺望を楽しめるようになっています。

「番所大滝」は3つの中で最も下流に位置しており、水量も多く豪快な滝になっています。番所大滝駐車場からは遊歩道が出ており「番所小滝」「千間淵」も楽しむことができます。

「三本滝」は標高約1,800mに位置し、コメツガ・シラビソなどの林の中を歩くことができます。

乗鞍高原 一の瀬園地

乗鞍高原はコンパクトなエリアに滝や池などの見どころが点在しています。その中でも一の瀬園地は複数の駐車場やレストランなどがあり、滞在しやすい場所です。園内には遊歩道やサイクリングロードなどが整備されており、自然を身近に感じながら過ごすことができます。

紅葉の時期には「一の瀬園地の大カエデ」が真っ赤に染まり、乗鞍岳との共演が美しい。

園地内には「まいめの池」「偲ぶの池」「どじょう池」などの池群があり、乗鞍岳と青空の映り込みが人気となっています。

「一の瀬園地」エリアは季節ごとに花を楽しむことができます。特に人気なのが「水芭蕉」「すずらん」「レンゲツツジ」です。


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