小菅村「白糸の滝」 〜大菩薩嶺 東麓にある一条の流れが美しい隠れた名瀑

Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 70mm(APS-C : 47mm)

奥多摩湖の奥、山梨県小菅村にある「白糸の滝」は、その上品な流れからその名が付けられました。深山の急峻な谷にあるこの滝は隠れた名瀑。滝へ向かう林道は秘境ムード満点。紅葉の時期は庭園のような美しさになります。

白糸の滝 駐車場

[ 白糸の滝 ]

左側に駐車場があります。この写真の奥側から車で走ってきました。
広い駐車場ですが、他に車はいませんでした。撮影の準備をしていると、1台車が来ました。こちらは数人で滝の観光に来たようでした。

[ 白糸の滝 ]

駐車場にはトイレが併設されています。

[ 白糸の滝 ]

「白糸の滝駐車場」
ここは白糸の滝の専用駐車場です。この先は林道のみとなっていて、駐車用のスペースはありません。林道への駐車は大変危険ですので、この駐車場をご利用願います。
(案内板より)

[ 白糸の滝 ]

駐車場から少し歩くと、ゲートが見えてきます。

[ 白糸の滝 ]

少し歩くとカーブになっています。

[ 白糸の滝 ]

カーブを越えると橋が見え、その手前の右側が白糸の滝遊歩道の入口になっています。
駐車場からはそれほど距離が無いので、楽に歩けます。

[ 白糸の滝 ]

遊歩道にはいると小さな橋が見えます。綺麗に整備された橋です。

[ 白糸の滝 ]

橋を渡ります。紅葉と青空に囲まれながら、気持ち良い散策となりました。

[ 白糸の滝 ]

「連続する橋」
1つ目の橋を渡ると、奥にさらに橋がみえてきます。
景観に溶け込む色の橋でした。

[ 白糸の滝 ]

2つ目の橋を渡ると、山道になります。
崖のところを縫うように造られた遊歩道になっており、危ないところには手すり(ロープ)が張ってあります。

[ 白糸の滝 ]

「谷の紅葉」
V字谷は落ち葉が敷き詰められ、秋の気配に。
水量はとても少ないです。

[ 白糸の滝 ]

急な斜面を伝って。
奥へ奥へと進んでいきます。

[ 白糸の滝 ]

左側の大きな崖で先は見えません。

[ 白糸の滝 ]

遊歩道から見下ろす谷。
このあたりに来ると、結構な高度感があります。

[ 白糸の滝 ]

「観瀑台」
川には橋が架けられ、その先には木製の展望台が見えます。

[ 白糸の滝 ]

「展望台の入口の分岐」
左側に行くとより滝に近づくことができます。今回はまず、左側の道を進んでいくことにしました。

[ 白糸の滝 ]

こちらもかなり急な崖になっています。
整備された柵と鎖があるので歩きやすくなっています。

[ 一条の流れ ]  紅葉に包まれた岩盤を静かに水が流れ落ちています。林道奥にある静かで美しい空間。
Camera : NIKON D800E | レンズ焦点距離 : 70mm(APS-C : 47mm)

紅葉の中の一筋の流れ。
滝の一部をアップで撮影しました。

[ 白糸の滝 ]

「全体の様子」
白糸の滝の全貌です。急峻な崖の上から滝壺まで、段差無く水が落ちてきています。
紅葉に囲まれた空間は、いつまでも滝を眺めていたくなるような心地よさ。
撮影時は観光客3名ほどが来ていましたが、すぐに帰っていってしまったので、貸切状態での撮影となりました。

この滝は北向に位置しているので、日中は順光です。左右の崖が険しいので、午後10時から午後2時ぐらいが光が良く入るでしょう。早朝、夕方はどちらかの斜面が影になってしまうと思います。

[ 白糸の滝 ]

「滝を中央に配置」
滝を中央に入れて、滝つぼまで写るようにすると、左側に手すりが入ってしまいます。横構図より縦構図のほうが撮影しやすいです。

[ 白糸の滝 ]

「縦構図」
少し空を入れて撮影してみました。
滝の上部の赤い紅葉がワンポイントになっています。

[ 白糸の滝 ]

滝つぼの様子。
滝の規模にしては本当に小さな滝つぼ。
水量がとても少ないのがわかります。それゆえに、優雅で上品な姿を見ることができます。

[ 白糸の滝 ]

「白糸の滝 案内板」
白糸の滝は、昔、今倉の滝(昔、この地の小字が今倉であった)と呼ばれていた。明治十年(1877年)時の藤原県令が小菅村を視察し帰路、大菩薩峠を越える際にこの滝を見学した。高さ36m、水量は少ないながらも深山幽谷の断崖から滑り落ちる新清水が一条の白い糸のようである。その美しさから、この滝を白糸の滝と命名したと言われている。
(案内板より)

[ 白糸の滝 ]

滝の撮影を終えたら、観瀑台に戻ります。
観瀑台手前の橋からはこのような眺めになっています。

[ 白糸の滝 ]

「観瀑台」
木製の観瀑台になっています。
数名が滝を鑑賞できるほどのスペースがありました。

[ 白糸の滝 ]

観瀑台からの眺望。
横構図で撮影でき、紅葉のフレームの中に滝を配置することができました。
紅葉を画面全体に入れたい場合は、滝つぼ近くの撮影ポイントより、観瀑台のほうが適しています。

白糸の滝 撮影後記

白糸の滝は深山にある秘境ムード溢れる滝でした。小菅村役場からの道は途中から砂利の林道で、なかなか白糸の滝までたどり着きません。途中で、この道で合っているのか?と不安になりました。

白糸の滝の先にはもう一つ、雄滝という滝があります。白糸の滝を訪れるときはもう少し足を伸ばして、雄滝も巡ってみると良いと思います。

この林道(県道508号)は雄滝の先で行き止まりになっています。このエリアは富士山の眺望で有名な日本百名山「大菩薩嶺」の東麓に位置しており、大菩薩嶺への登山口にもなっています。

帰りは「道の駅こすげ」に併設されている、多摩源流温泉「小菅の湯」に立ち寄って汗を流しました。

紅葉の季節は多摩川沿いの紅葉、奥多摩湖の紅葉、白糸の滝というコースの紅葉めぐりをお勧めします。

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