「白山白川郷ホワイトロード」撮影ガイド ~日本百名山 白山のパノラマを楽しめるスカイライン
白山の眺望と紅葉が美しい「白山白川郷ホワイトロード」は全長33kmに及ぶスカイラインです。「三方岩」「白川郷展望台」「栂の木台」「蛇谷」などのビュースポット・滝があり、ロングドライブを楽しむことができます。
白山白川郷ホワイトロードについて
白山白川郷(はくさんしらかわごう)ホワイトロードは岐阜県白川村と石川県白山市を結ぶ、総延長33.3kmの観光有料道路です。以前は白山スーパー林道と呼ばれていましたが、近年、白山白川郷ホワイトロードに名称が変わりました。古くから写真をやっている人は「白山スーパー林道」というほうが慣れていたりします。
この道路は夜間通行止めになっており、紅葉時期は午前8時から午後5時に入場可能、閉門は午後6時となっています。自動二輪・原付きは通行禁止になっています。
通行料金は片道1,600円、往復で2,600円となっています。白川郷側から入った場合、石川側の料金場を出ないで戻ってくれば、片道料金でドライブを楽しむことができます。(Uターンは片道料金)
この道路は以前「3,150円」という通行料金で、「日本一高い有料道路」となっていたそうです。現在は半額程度になりましたので、紅葉の撮影チャレンジが少し楽になりました。標高差があるので数回チャレンジしようと考えると、結構な出費となります。
白山白川郷ホワイトロードは白山の北側を東西に走っています。白山を写すには午前中の早い時間が良いです。日中は逆光になります。
白山白川郷ホワイトロードへのアクセス
東海北陸自動車道「白川郷IC」で一般道へ下ります。国道165号(飛越峡合掌ライン)に突き当たるので右方向(白川郷方面)へ進みます。(この交差点を左に行くとすぐに「道の駅 白川郷」になります。)
道なりに走ると左カーブのところに「鳩谷」という交差点がみえるので、そこを左方向に進みます。白山白川郷ホワイトロードの案内が出ています。あとは道なりに進めば料金場が出てきます。
料金所「馬狩料金ゲート」
白川郷側の出入り口です。
「白川郷周辺マップ」
白川郷周辺の主要な観光地の位置、駐車場の位置が記載されています。
「白山白川郷ホワイトロード案内図」
途中の駐車スペース、滝、展望台などの位置がわかります。
蓮如茶屋
蓮如(蓮如)茶屋は、一番最初に出てくる休憩所で、標高は約1,200m。ここは白川郷展望台駐車場になっており、無料で白川郷方面の眺めを楽しむことができます。茶屋があるので飲食を楽しむことができます。
「茶屋とトイレ」
屋根はブルーで統一されていました。
「朝陽を浴びる山」
左上に見える駐車場が「三方岩駐車場」です。
1,300mから1,500mの標高が紅葉していました。
「三方岩駐車場」
紅葉の急斜面の中、埋もれるように駐車場があります。
この辺りは紅葉真っ盛りで、オレンジ・黄色・赤がとても美しく輝いていました。
紅葉の中にところどころ裸の岩が見え、荒々しさと紅葉が混在した風景が広がっていました。
「三方岩駐車場」からは三方岩までのハイキングコースが整備されていました。この周囲は岩が多い山になっています。
「三方岩へのハイキングコース」
駐車場とトイレの向かい側からスタートしています。駐車場に到着すると何組かの観光客が、三方岩へと向かっていました。
「駐車場とトイレ」
トイレの奥の山は萌えるような紅葉。
広い駐車スペースがあり、開放的な眺めが広がっていました。
「トンネル」
駐車場の横にはトンネルがあります。
訪問時はこの辺りの紅葉が一番綺麗でした。
「駐車場からの眺め」
三方岩駐車場は標高が1,445mあります。遠くの山並みまでよく見えました。
展望スペースには看板があり、観光客はこの看板を入れて写真を撮っていました。
「駐車場付近の紅葉」
白山白川郷ホワイトロードでは、指定された駐車場以外での路上駐車は禁止となっています。
駐車場やそこから少し歩いた場所での撮影となります。
「青空に映える紅葉」
白山展望台
トンネルを過ぎると白山展望台があります。ここは白山が見える絶景ポイントなのですが、当日は雲が多く、2時間ほど粘りましたが、白山が少ししか見えませんでした。
「紅葉の林」
紅葉が綺麗な林です。
この日は天気がよく、標高1,400m付近で18度でした。
「駐車場の様子」
広い駐車場です。トイレがあります。
「紅葉する木々」
駐車場からの撮影です。一本大きな木があるので、この木を主役にして撮影しているカメラマンが何人かいました。白山が見えるのを待っている間に撮影しました。
国見台付近
白山展望台からしばらく下りていくと、国見台(展望台)があります。この周辺は道路のカーブが印象的です。この付近になると紅葉の景色は無くなり、まだ初秋(夏?)のような景観です。ここからは滝撮影が多くなります。
ふくべの滝
ふくべの滝はホワイトロード沿いにあり、滝のそばには大きな駐車場が整備されています。
ホワイトロードを下っているとカーブのところに「ふくべの滝」という案内板が見えます。
カーブを曲がると、右側に駐車スペースがあります。
ふくべの滝駐車場。
広めの駐車スペースになっています。
駐車場から見える「ふくべの滝」
道路から見える「ふくべの滝」
V字に削らた岩盤から水が流れ落ちています。
ふくべの滝は白山白川郷ホワイトロードにある滝の中で、最大規模を誇り、その高さは86mにもなります。
「ふくべの滝展望台」
ここの標高は900mです。三方台の紅葉がピークのときだと、この辺りはまだ緑です。
「縦構図」
高さ86mの滝の迫力が出ます。
ふくべの滝からさらに下ります。この付近からも対岸に滝が見えます。
蛇谷園地
ここから「姥ヶ滝観瀑台」「蛇谷の湯」に行くことができます。
駐車場から滝・温泉への遊歩道が出ています。
滝や温泉へ行く人たちが階段を下りていきました。
かなり長い階段で谷底まで下ります。行き15分、戻り20分と案内板に記載されていました。
蛇谷大橋
蛇谷川渓谷にかかる橋で、渓谷のシンボルになっています。
しりたか滝
しりたか山を源流とする滝で、加賀藩は蛇谷川入口からここまでを、幕府の目を逃れるため、おとめ山にした(黒鉛採掘)。この上の岩山は猿ヶ浄土と呼ばれています。標高690m。
(案内板より)
2段の滝で水量は少なめでした。
「渓谷の様子」
これより先はあまり見どころがないので、ここで引き返すことにしました。