「小樽の夜景」撮影ガイド 〜幻想的な運河と港湾が織り成す美しい夜景
毎年700万人以上が訪れる観光都市「小樽」。オルゴールや硝子細工、お寿司が有名ですが何と言っても一番人気は小樽運河でしょう。
昼間の小樽観光も楽しいですが今回は夜の小樽に焦点を当てて撮影スポットを紹介していきます。
まず最初に押さえておきたいのは小樽運河の夜景でしょう。小樽駅正面の道道を海方向へ真直ぐ下っていくと右手に観光スポットの運河が見えてきます。
さらに真直ぐ進むと有料の観光駐車場があるのでここに駐車するとよいでしょう。運河までは徒歩で約3分。なお夜8時以降は料金所が閉まってしまいますが駐車は24時間可能です。
近くの観光フェリー乗り場手前に公衆トイレがあります。
小樽運河の夜景です。夏場の倉庫群のライトアップは夜10時半まで、ガス灯は夜24時まで点灯しています。
撮影スポットはこの歩道沿いの200mぐらいの範囲に限定されます。徒歩で4分程です。
なお歩道沿いにもトイレが完備されています。
観光案内所付近から今来た道を振り返ってみました。夜10時くらいには観光客がほとんどいなくなります。
次に旭展望台に行ってみましょう。小樽駅の少し南の道道697号を山に向かって400m走ると標識が出てきますので信号を右折します。
さらに700m走ると展望台への標識が出てくるので右折します。ここから道が狭くなりますので対向車には注意してください。
約1.3kmで展望台入口に到着です。徒歩で右に入れば展望台です。左に少し行くと駐車場があります。
標識がありますが夜だと分かりにくいでしょう。
駐車場にはトイレも完備されています。
展望台へは先程の入口から徒歩で1分ちょっとの距離です。
旭展望台が見えてきました。標高は190mです。
若干木々が邪魔になりますが右方向にはビル群が望めます。
左方向には小樽湾が望めます。
明け方に撮影しました。夏場は視程が悪い日が多いです。南東方向の撮影になるので冬場がベストでしょう。
次は天狗山を目指しましょう。天狗山からの小樽の夜景は北海道三大夜景の一つに数えられています。
写真は天狗山ロープウェイの山麓駅です。これから向かう場所は山頂ですので間違わないようにしましょう。
先程の道道697号を標識に従って山方向へ進み道道956号に入って塩谷方向に走ります。するとカーブが連続する付近で標識が出てきます。
標識に従い天狗山への道路に入ります。
この入口から山頂駐車場までは約5kmです。道路は舗装されていますが道幅が狭いため対向車に注意してください。
山頂の駐車場に着きました。舗装はされていません。ここからでも夜景が見えますがロープウェイ山頂駅周辺の展望所に行った方が良いでしょう。
徒歩で3分程度の距離です。
ロープウェイ山頂駅の中に入り階段を登って屋上に出ました。
ロープウェイ山頂駅の屋上展望台からは小樽湾が一望できます。
夏場のロープウェイの時間は夜9時までとなっています。
山頂駅出口の近くには案内板も設置されているので参考にしてください。
山頂駅の外にも展望場所がいくつかありますので紹介します。
山頂駅のすぐ脇に第一展望台があります。
第一展望台からはロープウェイと夜景を絡められます。
第一から遊歩道を1分程歩くと天狗桜展望台に着きます。割と展望が利く場所です。
ここからまた1分程で第二展望台に着きます。
少し右に寄ればそこそこの展望が利きます。
さらに1分程歩けば第三展望台に着きますが展望は利きません。
駐車場と山頂駅の間に登山道の標識があります。ちなみに山麓駅から登ってきた場合1.9kmあります。
この標識から登山道を1分下ると見晴らしの良い場所があります。
屋上展望台を除けば屋外で最も良い撮影場所でしょう。
山頂駅が閉まる夜9時以降はここが一番の撮影場所となります。
駐車場からも夜景を見ることは可能ですが手前の草が邪魔になるでしょう。
夜明け前に天狗桜展望台から撮影しました。海霧が流入していたため小樽湾の全景とはいきませんでした。
撮影は北~北東象限となるため夜明け前もお勧めです。
海霧の間から少しだけ小樽湾が顔を覗かせてくれました。
街並みに朝日が当たって輝く瞬間も綺麗です。
最後に時間があれば国道393号沿いの毛無山展望台に行ってみるのも良いでしょう。北に向かっての撮影となり、かつ木々が邪魔になりますが小樽湾の地形が際立って見えます。
駐車場はありますがトイレはありません。