「賀老の滝」撮影ガイド 〜柱状節理が美しい北海道屈指の名瀑

Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 27mm(APS-C : 18mm)

道南最高峰の狩場山の南東に位置する「飛龍」賀老の滝。幅35m落差70mの規模を誇り北海道自然百選のみならず日本の滝百選にも選ばれている大瀑布。

滝壺に隠された松前藩の財宝を龍神が守護しているという伝説もあります。今回は北海道でも屈指の雄大さと美しさを誇るこの賀老の滝について紹介していきます。

[ 賀老の滝 ]

島牧の道の駅から国道299号をせたな町方面に300m走ると標識が出てきますのでそこを左折します。

[ 賀老の滝 ]

すぐにまた標識が出てきますのでここも左折します。賀老の滝までは14kmです。

全面舗装されていますので走りやすいです。

[ 賀老の滝 ]

5km程で唯一の分岐が出てきますが案内に従って右折します。

賀老の滝に近づくにつれ道幅が狭くなっていきます。対向車には注意してください。

[ 賀老の滝 ]

賀老の滝駐車場に着きました。キャンプ場も隣接されています。

ここまで来ると携帯は圏外です。ただしトイレに非常用電話があるので緊急の際はこれを使用します。

[ 賀老の滝 ]

それでは第一展望台に行ってみましょう。この案内板の所を左に入っていきます。

[ 賀老の滝 ]

一応案内板も確認しておきましょう。

[ 賀老の滝 ]

ここから遊歩道入口までは舗装された道路を約10分歩きます。

[ 賀老の滝 ]

紫陽花が咲いていました。北海道では7月末から8月上旬が見頃です。

[ 賀老の滝 ]

遊歩道入口に着きました。

[ 賀老の滝 ]

近くには休憩所もあります。

[ 賀老の滝 ]

入口には案内板が設置されています。

[ 賀老の滝 ]

ここから下ること約20分の行程となります。実際には標識に示された時間程かからず下り12分登り20分ぐらいでしょう。

[ 賀老の滝 ]

遊歩道はよく整備されていて歩きやすく感じます。

[ 賀老の滝 ]

随所に距離標識も設置されています。

[ 賀老の滝 ]

沢が見えてきたらあと一息です。

[ 賀老の滝 ]

小さい方の展望台はスルーしても良いでしょう。

[ 賀老の滝 ]

ちなみにこのような見え方となります。

[ 賀老の滝 ]

標識はありませんが一番下の広場っぽい所が第一展望台です。ただしここも視界が開けているとは言えません。

沢に降りる必要があります。少し草が茂ってますが沢まで遊歩道が続いています。

[ 賀老の滝 ]

沢に降りました。ただしまだ手前の木が邪魔になるので少し遡行しなければいけません。向かって右側から上流につたって行けます。

[ 賀老の滝 ]

やっと視界が開けました。北西方向の撮影となります。

写真は午後に撮影したもので滝が日陰になっています。せっかく開けた滝なので日が当っている時間に撮りたいものです。

[ 滝にかかる虹 ]  早朝の滝には虹がかかっていました。
Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 27mm(APS-C : 18mm)

しっかりした靴を履いていれば滝壺の近くまで行くこともできます。お盆に撮影したデータでは7時前には虹が出ていますが右壁が滝に影を落としています。

7時40分頃に滝から影が消えます。8時半前には虹が下の方へ消えて行ってしまいます。それ以外の時期は太陽高度と方位を調べて見てください。虹は太陽と自分と水滴である被写体を結んだ角度が約140°になると見えます。

賀老の滝は河原からだと5°ほど見上げるぐらいです。よって太陽高度が35°になる前なら理論上は見れます。水滴内の反射には直射光が必要です。

南東方向の地形は意外に開けていて低い高度からでも陽が差します。自分の真後ろに太陽があると虹も真正面になってボリュームがありますが賀老は太陽が背中の右に来るため虹は左にオフセットします。

雨後で水量が多く滝壺付近にたくさん水飛沫が舞っている時は虹の長さがより広がります。

[ 賀老の滝 ]  周囲が開けた明るい滝で柱状節理が綺麗です。
Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 27mm(APS-C : 18mm)

夏場は9時半から10時ぐらいが左右のシャドーが一番少なくなります。10時半を過ぎると左壁の影が目立ち始め11時半には滝に影を落とし始めます。

余談ですが写真の右手前の斜面の上に小さな展望台跡があります。昔はここから俯瞰するような形で写真が撮れました。平成13年の冬の間に崩落し現在は行く事が出来ません。

[ 賀老の滝 ]

次に先程の駐車場から車で第二展望台まで行ってみます。結論から言うと第二展望台は見通しが全く利きません。

資料として記載しておきます。駐車場から700m進むとドラゴンウォーターの標識が出てきますのでちょっと寄っていきます。

[ 賀老の滝 ]

左折して100mで駐車場に着きます。ここから歩いてすぐです。

[ 賀老の滝 ]

龍神様の御神水と言われているそうです。

[ 賀老の滝 ]

小さな沢をちょっと遡った岩の割れ目から湧き出ている炭酸水です。

[ 賀老の滝 ]

鉄分が多い水です。飲む場合はごく小さなコップを持っていった方が良いでしょう。

[ 賀老の滝 ]

先程の位置に戻ってさらに200m進むと分岐がありますので昇龍の橋方向に左折します。

[ 賀老の滝 ]

400m進むとトイレ付きの駐車場に着きます。

[ 賀老の滝 ]

ここから遊歩道を歩きます。

[ 賀老の滝 ]

入口から1分程下ると昇龍の橋が出てきます。

[ 賀老の滝 ]

橋を渡って2分程歩くと分岐になりますので案内板に従って左に進みます。

[ 賀老の滝 ]

さらに4分程で案内板が出てきます。第二展望台はこのすぐ左にあります。

[ 賀老の滝 ]

第二展望台からの眺めです。どうにもなりません。

[ 島牧江の島海岸 ]  美しい玉砂利の海岸が薄茜色に染まっていました。
Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 78mm(APS-C : 52mm)

島牧の海岸からは何処でも夕日が見れます。写真は島牧江の島海岸の夕景です。

4kmに渡って砂浜が続きます。玉砂利が有名で日本の渚百選にも選ばれています。

[ 千走川夕景 ]  千走川に映り込む夕焼け雲が綺麗でした。
Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 27mm(APS-C : 18mm)

千走川の河口付近も絵になります。

[ 弁慶岬夕景 ]  水平線上に降り注ぐ光はまるで光のカーテンのようでした。
Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 157mm(APS-C : 105mm)

最後に時間が許せば弁慶岬に寄ってみてはどうでしょう。夕日の名所です。

島牧から25km程の距離です。トイレと無料休憩所もあります。

[ 弁慶岬光芒 ]  雲の合間から零れ落ちる光芒とキラキラと輝く波が幻想的でした。
Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 157mm(APS-C : 105mm)

夕刻の光芒が綺麗でした。写真には写っていませんが下には岩礁もあります。

[ 弁慶象夕景 ]  夕焼けに染まる海の赤が綺麗でした。
Camera : NIKON D7000 | レンズ焦点距離 : 48mm(APS-C : 32mm)

弁慶のオブジェもあります。

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