「礼文島」風景撮影ガイド 〜花の浮島と呼ばれる高山植物の宝庫、利尻富士の美しい眺望
礼文島は日本の北限に位置しており、とても寒い気候のため海抜0mでも高山植物が咲き誇るという環境です。高山植物が多いので「花の浮島」と呼ばれています。隣接する利尻島と合わせての観光が多く、礼文島からは利尻富士の美しい姿を見ることができます。
礼文島について
礼文島は日本最北端の離島で高山植物の多さから「花の浮島」と呼ばれています。300種類以上もの高山植物が咲き誇る姿は見事で、夏には多くの観光客がトレッキングやハイキングを楽しみます。礼文のベストシーズンは高山植物の咲く夏であることに変わりはないのですが利尻のそれとは少し状況が違ってきます。夏の利尻ならエゾカンゾウの見頃に合わせればよいのですが礼文は何の花を見たいのかによって時期が異なります。例えば一番有名なレブンアツモリソウは6月上旬ですしリシリソウを見たいなら8月に入ってからとなります。
アクセスはフェリーのみになり、稚内から礼文島(約2時間)、利尻島から礼文島(約40分)となっています。
久種湖
久種湖(くしゅこ)は日本最北端の淡水湖です。香深からスコトン岬へ向かうルート上にあり、春には水芭蕉の大群落を見ることができます。また湖越しに礼文岳を望む事が出来ます。
スコトン岬
スコトン岬は漢字で「須古頓岬」と記され、ここからはサハリン(樺太)まで望むことができます。岬から1km沖には無人島であるトド島があり、逆側には利尻島の利尻富士の姿が。宗谷岬より南にあるので「最北端」ではなく「最北限の地」という表記になっています。ここは礼文島トレキングの8時間コースの始点になっています。
澄海岬
澄海岬(すかいみさき)は礼文島北部にある、礼文で最も美しいと言える入り江です。湾曲の入り江は刻々と色を変え、眺めていると時間を忘れてしまうほどです。南国の海のような美しい色、複雑な地形のこの場所はサンセットポイントとしても知られています。コバルトブルーの海と切り立った断崖はとてもフォトジェニック。
礼文林道
礼文林道は隣島の利尻富士、礼文島の西海岸の眺めが良いトレッキングコースで、香深井から礼文林道元地口の8.2km、所要時間3時間となっています。このトレッキングコースは「ほっかいどう100の道」に選定されています。途中にはレブンウスユキソウの群生地があります。
桃岩展望台
桃岩展望台は礼文島の南部位置する高山植物の名所です。海の上に浮かぶような利尻富士の美しい姿を見ることができます。桃岩・キンバイの群生など見所が多い撮影スポットです。
礼文島のトレッキング
礼文町ホームページの「散策路マップ」に「岬めぐりコース」「8時間コース」「礼文滝コース」「桃岩展望台コース」「礼文岳コース」「礼文林道コース」「久種湖畔コース」などのトレッキングコースが掲載されています。
「礼文島トレイルマップ」ページでは、さらに詳しい情報がpdfファイルで提供されています。